レビューメディア「ジグソー」

結局出番無し…

当時Pentium Pro 200MHzを標準搭載する、PC-9821Rv20/N20をメインPCとして使っていました。もっとも、その時点でこのPCには、CPU変換ソケットの多段構成によりCoppermineコアのPentium III 850MHzを搭載していましたので、ここで使うつもりというわけではありませんでした。



実はメインPC用以外にもう1台PC-9821Rv20/N20を入手していて、こちらはDual CPU構成を作ってみたいと思っていました。PC-9821シリーズのSocket8採用モデルは、Socket370用のCPUを搭載するためにはPowerLeap PL-Pro/IIを利用する必要があったのですが、PL-Pro/IIを使うとDual CPU構成は不可能であり、それ以外の選択肢を用意する必要があったのです。



最も確実だったのは、Intel純正のPentium II OverDrive Processorを利用することでした。これを利用すればPentium II 333MHzと同等以上の性能のCPUを、特に苦労なく2つ搭載することができましたので。



ただ、所詮サブPCとなるものにこの高価なODPを2つ使ってしまうのはさすがに抵抗があり、次善策として考えたのがL2キャッシュが大きめのPentium Proを2つ用意するというものでした。

当時Pentium Pro 200MHzには、L2キャッシュ容量のバリエーションが3種類用意されていました。PC-9821Rv20/N20の標準搭載品は256KBと、最もL2容量が小さなものでした。最大となるのはL2キャッシュ1MB版ですが、これは消費電力が増大するため標準搭載のVRMでは対応出来ず、しかもレアもので中古価格も極めて高価でした。

そこで狙っていたのがこのL2容量が512KBのものです。これは昔秋葉原で開催された、玄人志向のイベント
の即売コーナーで入手したものです。

ただ、残念ながら2個目の512KBは結局入手することが無く、このCPUも出番が無いままでした。後にPL-Pro/IIを複数入手したことから、安心してPentium II ODPをここに2つ使うことができるようになったという理由も大きいのですが。

私もPentium Proを標準搭載したPC-9821Rv20/N20は複数所有していましたが、いずれも使う時点でCPUを載せ替えてしまっていたため、Pentium Proそのものをじっくりと使う機会はありませんでした。今思うと少しは使っておけば良かったかもしれません。
  • 購入金額

    1,000円

  • 購入日

    2002年05月05日

  • 購入場所

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