●Intel Pentium D 950 (SL95V)
Pentium Dシリーズの中では第二世代にあたるPreslerと呼ばれていた65nmプロセスで製造されたデュアルコアCPUです。
定格クロックは3.5GHz。アイドル時には2.4GHzまでクロックが下がります。
SocketはLGA775でsSPECはSL95V(C-1)。初期のB-0ステップではエラッタの関係で無効になっていたEIST&C1Eなどの省電力機能が有効化されているのでTDPは130Wから95Wに下がっているのが特徴です。
<スペック>
・実クロック:3.40GHz
・コア数:2
・L-2キャッシュ:2MBx2
・FSB:800MHz
・Core voltage:1.225 ~ 1.312v
・TDP:95W
●消費電力
ワットチェッカープラスを使用して消費電力を計測してみました。
使用したGPUはローエンドのGF7300GSのため3Dベンチ中の消費電力は未計測ですm(_ _)m
<パーツ構成>
・マザー : 戯画のi975マザー
・MEM : DDR2-800 2GB(1GBx2)
・GPU : GeForce7300GS 256MB
・HDD : Intel X25-M 80GB
・電源 : 80Plus(銅)
<消費電力>
・アイドル時:101W
・Prime95(2T):176W
アイドル時は101Wと多いような少ないような微妙な数値です。
負荷時は176Wと現行モデルのTDP95W枠のCPUより少し多いでしょうか。
ベンチマークテストは行っていないのでワットパフォーマンスは不明ですが、NetBurstマイクロアーキテクチャらしい消費電力と言えます。発熱に関しては短時間のテストでは気になりませんでした。
●感想
ステッピングが変更されても爆熱だったわけですが、当時はワットチェッカーが無かったので消費電力までは計測できませんでした。
マザーボードを用意できたのでOSをセットアップして消費電力を計測してみました。CPU-Zのスクリーンショットも撮影して追加してあります。
発熱と消費電力は劇的に多いということはありませんでした。しかし、アイドル時に100W台をマークするなど現行モデルと比べると消費電力面は厳しいようです。
<2012/03/18>
・消費電力の計測結果とスクリーンショットなどを追記しました。
<2012/03/20>
・アイドル時の消費電力を105Wから101Wに修正しました。
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購入金額
0円
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購入日
2009年頃
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購入場所
ネイエフさん
2012/03/16
この頃はAthlon X2に走っていたので
安いなあという印象しかありませんでした
AMDとIntelが逆転してる時期でおもしろかったですね当時は
Sheltieさん
2012/03/16
このころはAMDとIntel逆転してましたね。この後に登場するデスクトップ版CoreMAシリーズの完成度の高さで立場が逆転するという激しい時期の直前の製品なので記念(w)に保管しておきました。
ふっけんさん
2012/03/16
9xx番台は初期のエラッタロットを除き、EISTが効くので悪くはなかったです(^^;
当時、64X2が高すぎて手が出ないということもありましたがw
Sheltieさん
2012/03/16
あの頃は性能が上でしたからAMDは強気の価格設定でしたねw
Socket 939あたりから高値で販売していたので、もう少し値段を安く展開していたら今頃はAMDのシェアはもっと広がっていたかもしれませんね。
自分はこの頃はメインでモバイルCore 2 Duoの値段の安いES品をAopenの変態マザーで使っていたのでAMDでもPen4系ユーザーでもありませんでした。そのため省電力機能の使えるPenDはメインで使ったことがないので今度マザーボードを発掘して体験してみたいと思います(>_<)ゞ
退会したユーザーさん
2012/03/18
多分あと数年すれば、間違いなく価値がどっと上がる
レトロCPUブームが来るはずですw
その時にはマニアに崇高される素晴らしいCPUになると思いますw多分w
Sheltieさん
2012/03/18
Pentium Dの中でも後期のPreslerコアの製品寿命はCoreMA製品リリース直前でかなり短かったのでレアかもしれませんねw
SmithfieldコアのPentiumD 820は使用したことはあるのですが、PreslerコアのCPUは完成したPCで使用した経験がないのでマザーボードを用意して動作させてみたいと思います(>_<)ゞ