賃貸マンションの6畳リビング空間にて100インチのホームシアターを楽しむために自作したプロジェクタ擬似天吊金具です。なぜ「擬似」なのかと言うと、プロジェクタメーカーやサードパーティ製の天吊金具のような、天井に穴を開けて取り付けるような本格的なものではないからです(笑)
ポールや接続パーツなどの部品はホームセンターでよく見かける、ヤザキ製のイレクター(Diy-Life)を用いています。
では画像を順に解説していきますね。
ポイントとしては、画像左下の部分です。パイプをわざと貫通させることによってヘッドフォンを引っ掛けられるようにしてあります。映画や音楽をコッソリ楽しめます。
ヘッドフォンが引っかかっている部分の隣に、縦方向への斜めのパイプが追加されています。これが無いと、プロジェクタ手前左が下方向へ斜めに傾いてしまい、画像そのものがキチンと投影されないために追加したものです。
天井との設置面は自作スクリーンポールと同じく金属製のアジャスターを用いています。また、滑らないように滑り止めシートを間に挟んでいます。
今回のDIYの最大の課題として、どのように天吊にするかという重要な問題がありました。試行錯誤の結果、2本のカーテンレールと天井とで双方に互いに力を加えることでプロジェクタの重量をカバーするという考えにたどり着きました。スクリーンポールの床と天井と同じような要領ですね。
しかし、そのままカーテンレールに力を加えると、カーテンレールそのものを破損してしまう恐れがあるため、設置面積を広くとり、負荷が分散されるようにベニヤ板(150mm*100mm*10mm)をかませ、さらに滑り止めシートを追加しています。
若干、カーテンレールが下がり気味ですがこのくらい力を加えておかないと、全体が脱落してしまう可能性があるため致し方ありません。
詳細画像です。赤色の線はパイプが通っている部分になります。この画像では見えてませんが、一番手前(画像でいうと一番下の横線)のパイプの左に上方向へ引っ張り上げるためのパイプがあります。
プロジェクタ本体を固定している黒い部品がエアフィルタとわずかながら干渉してしまい、フィルタ交換できるように削ってあります。
樹脂の癖にこれが結構硬くて、カッターナイフで削るのに随分と時間がかかりました。でもこれをやっておかないと、プロジェクタを固定している部分を全て外さないとフィルタ交換ができないので、地味ですが重要な作業でした。
一応、震度3は耐えております(笑)
価格は材料代。金属パーツが多いので大きさのわりに結構かかりました。
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購入金額
3,500円
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購入日
2006年11月25日
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購入場所
ホームセンター(材料)
sukiyakiさん
2007/12/25
念のためエアコンとつなげて落下防止をしておくと耐震性強化になるかもしれないと思いましたが、いかがでしょうか?(エアコンが充分な強度で壁についているという仮定にて)
misatoさん
2007/12/25
コメント有難うございます。
ちょっと視点や画像が暗くて分かりにくかったですかね。
この画像はプロジェクタ本体とパイプをどのように接合しようか考えていたときの画像です。
左のエアフィルター部分にある接続パーツの角がカッティングされていないので、本当に初期の頃に撮影したものだと思います。
で、パイプそのものは画像の接続パーツに収まるようカッティングして通すだけというわけです。
左下のL字パーツのところは説明にもありますとおり、投影画像のズレを補正させるために異なるパーツになっています。(多分、右下のパーツに似た、パイプが突き抜けるタイプのものに代用)
ほんと、うまく出来たと思います。TH-AE900じゃないと出来ないかもしれません。
misatoさん
2007/12/25
(でもこれも当然ながら試作段階のものです)
確かにエアコンか何かで脱落防止策をとったほうが良いでしょうね。
プロジェクタ本体だけでも何とか無傷になるよう、対策が必要な気がします。
シンジロウさん
2007/12/25
misatoさん
2007/12/25
そう、なぜこの場所かと言うことから説明した方が良いかも知れません。
まず、スクリーン自体が窓とは反対のクローゼット側にあること。これはホームシアターの諸先輩方(友人)にアドバイスをもらって、この配置に決定しました。「スクリーンで遮光は出来ないから窓側に置くな」という意見だったので。
そしてどうしても、個人的に天吊状態(カッコイイからw)にしたかったこと。
そこで考えたのが、夏場の利用を考慮してエアコンの冷風を利用し、「凄い発熱を起こすプロジェクタのクーリングが出来ないか」という考えでした。
ホームセンターへ行けば、アルミ製のダクト等が販売されているので、それを利用しようかなと考えました。
しかし、直接クーリングするのは結露に繋がる可能性があり、プロジェクタ内部の基盤や液晶パネルにダメージを与えかねないため断念しました。
なので夏場は部屋を涼しくしてから稼動させるようにしています。
シンジロウさん
2007/12/27
keiさん
2007/12/28
がんばれば何でも自作で出来そうな・・・そんな希望をくれる一品に
cool!♪(笑)
misatoさん
2007/12/28
いやほんとに、バッチリというくらいプロジェクタのエアクリの位置がエアコン噴出し口の真横にあるんで、一時は本気でダクトを探し回りましたよ(^^;
うちは賃貸なんで、勝手に壁や天井に穴を開けられないのでこの方式なんですが、持ち家だったら壁だろうが天井だろうが穴を開けまくりでしょう、きっと(笑)
misatoさん
2007/12/28
がんばれば、何でも出来ますよ!
LEGOだって何でも出来るじゃないですかっ。
要はセンスと創意工夫です。
頑張りましょう!^^
misatoさん
2007/12/29
っていうか、スクリーン取り付けポール+αの方が僕的には苦労した分、Cool数がつくのかなぁと思っていたんですが、ちょっと意外でした。zigsowの奥深さが分かります。
misatoさん
2008/01/14
今となっては良い思い出です。
表面と裏面の両方に手書きでメモしてあります。
◆左
たぶんこちらが表面です。(ごちゃごちゃ書いてあるので)
当初の構想ではこんな事を考えていたんですねぇ・・・。
この時点で既にエアコンの冷風でプロジェクタ本体をクーリングすることまで考えていますし、その下にはオモチャを飾る展示スペースまで構想していた模様です。
プロジェクタ本体の脱落防止策や、サラウンドスピーカーまでをもポールに付けようと考えていたみたいですね。
俺はアホか?(笑)
◆右
たぶん裏面で、表面とは違う構想を考えていた模様です。
いかにしてプロジェクタ本体の重量を支えるかを考えていたときに、両端の壁と、カーテンレール、コレクションケースを使って重みに耐えさせようとしていたと考えられます。
また、サラウンドスピーカーを縦のポールに付けるのではなく、吊り下げ型にしようと考えていたのも面白い発想です。
今思えば、無茶なことを・・・って感じですが(^^;
◆これを見て思った事
今の構成とは全く違っていますが、非常に面白いです。
DIYホームシアターでのいろんなアイデアが満載されています。
僕の頭の中がいかに狂っているかがこれでお分かり頂ければ幸いです。
残念ですが、スクリーンポールの方は見つかりませんでした。
かずや。さん
2010/03/03
ヒロ妨さん
2010/04/29
ぽんさん
2010/06/17
operaさん
2010/11/20
misatoさん
2010/11/21
現在でも現役バリバリで活躍中です。
misatoさん
2012/10/31
しかし今回はカーテンレールも何もない空間に作らなきゃいけないけど、どうやって天吊状態にしようか。
TABUTABUさん
2012/10/31
ただ、、、、カーテンレールが怖いっす。
misatoさん
2012/11/01
イレクターの足パーツでも充分なんですが、より広い設置面積の方が一点にかかる負荷は少ないので余分に噛ませていました。
カーテンレールは施工によってはかなりガタつくものもありますが、この時のは適度にしなる(ここ重要)程度でプロジェクターの重量に耐えられると判断して作成しました。
パナソニックのTH-AE900はそれほど大きなプロジェクターではないので、設置場所、重量、重心などの課題を見事にクリアしてくれましたよ。