この製品を敢えて選んだ理由は「4倍速」というキャッチフレーズに惹かれたためです。そもそも一般的なPC/AT互換機で内蔵しているFDD自体、かつての比較的古いPC-9821シリーズで搭載されていたNEC FD1138T/FD1148Tと比べれば結構遅いもので、このFDを多用する環境は結構なストレスとなっていましたので、少しでも速くなればという淡い期待を抱いて購入したのです。
使ってみると、明らかに違いがわかるのは動作音です。通常の内蔵型FDDでは比較的高い動作音がゆっくりと発生するという印象ですが、このドライブは非常に静かで、低い音が連続して発生しているという感覚です。ある程度構築された環境のブートディスクはFD1枚では収まらない程度の容量があるわけですが、内蔵FDDでは「まだ終わらないのか」とイライラして待つほどの時間がかかるところを、このドライブから読み込むと「あれ、もう終わっている」という程度の感覚になるのです。本当に4倍速出ているのかは計測していませんが、体感速度からすれば4倍速といわれて素直に納得できる程度の速さを感じます。
さすがに最近ではUSBメモリや光学ドライブからのブートが主で、このドライブが必要な仕事は殆ど無くなってしまいましたし、プライベートでもFDを読まなければいけないような状況は滅多に無くなってしまったため、殆ど使う機会はありません。ただ、たまに使うとこのドライブは持っていて良かったと素直に思えるほど快適なのです。たまにでもFDを使う機会がある方には素直にお薦めできる製品です。
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購入金額
1,000円
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購入日
2008年11月16日
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購入場所
タコシーさん
2012/11/12
http://www.fukapon.com/showcase/misc/fdd.html
どちらも似たような物ですが.....
最近使わなくなりましたね 購入して殆ど使っていませんね....
jive9821さん
2012/11/12
やはりこの類のものでもベンチマークを取ってレポートしてくれる方がいらっしゃるんですね。私にはそこまでの気力はありませんでした…。
一昔前ならマザーボードのBIOS更新にFDDを使うというのがごく普通でしたが、最近ではWindows上のユーティリティやUSBメモリからの読み込みが主流ですからね。どうしても触る機会が激減してしまいます。
カーリーさん
2012/11/12
しかしFDDが進化を遂げていたとは・・・
jive9821さん
2012/11/12
行政などは一度決めた様式を変更するのが大変なので、なかなか変わりませんね。ただ、メディアもドライブももう殆ど作られていない以上、変わらざるを得ない時期に来ているとは思うのですが。
私もこの製品を買うまでは、USB接続でも等速のFDDしか持っていませんでしたので、こんなものがあったのかという思いで買ってみました。たまたま新品同様の中古品が安かったということもあるのですが、通常の価格でも素直に満足できたのではないかと思います。