レビューメディア「ジグソー」

PC-9800資産保持用に

色々物を買っているんですが、いつ何買ったか忘れて放置ってことが多々あるのでレビューがてら記録をつけることにしました。

とりあえず、いつも使ってる液晶から書いていこうと思います。(たまたま購入記録が残っていただけというのもありますが…笑)

 

 

 

というわけで最初のレビューはモニターの老舗、NANAO(元EIZO)のFlexScan L567です。

表題の通り私は趣味でPC-98やPC-88などを使っており、9821以外はどうしても24.8khzが映せるモニタが必要なのです。

以前は某所から廃棄扱いのものを引き取ってきた、同じくモニタの老舗であるiiyamaのTXA3813という液晶モニタを使っていました。

もともと廃棄する寸前の物を引き取ってきたので、液晶モニタの土台がなくパネル部分のみという状態でした。また、内部の接触が悪いのか時折画面全体が真っ白になってしまい、モニタ右側の外枠を手で強く叩かないと映ってくれないという結構な持病を抱えたモニタでもありました。

 

本来であればきちんとしたモニタを買うべきだったのですか、当時はAT機のデスクトップを所有しておらず基本的にノートで作業をしていました。それ故「今更98でしか用途がないのに新品の液晶は勿体無い」という考えを持っており、不具合を誤魔化しながら騙し騙し使用していました。

 

そんな中、当時日課にしていたハードオフ巡りの最中に表題の液晶が1620円で販売されているのを見つけました。ボディもボタン類がちょっと日焼けしている程度で全体的に製造時の状態を保っており、ジャンク扱いとは言え特別不具合もなく動作確認済みとのことでした。

普段なら色々物色してから買っていくのですが、この日ばかりは掘り出し物を取られないよう慌ててレジに直行した覚えがあります。

 

大慌てで家に持ち帰り動作確認をしたところ、DVI・D-subともに問題なく映り思わずガッツポーズしました(笑) ですがよく見ると画面中央の広い範囲が映りにムラがあるようで、一部が若干濃くなっていました。

この他、使っていると画面四隅に黒ずみが出てくるらしく、メーカーは不具合として認めいないものの、無償修理が適用されるとの報告があがっているようでした。

私が入手したものは、白い絵を映さないとわからない程度のものでした。また使用時間も2000時間と酷使されていない様子でしたので即メイン使用を決定した記憶があります。

 

その後、デスクトップ用途へ変更になり最新のWindows10を映したりしながら現在も一線で使用しています。

更新: 2016/10/01

画作りしない日立IPSと幅広いレンジ

さて、過去話を永遠に話していてもしょうがないので液晶モニタ自体のレビュ-をしていきたいと思います。

 

 

6万8000円という当時としても中価格帯のモニタだけあって、液晶パネルには日立IPSパネルを使用しています。このパネルは視野角が非常に広く上下左右に170度の視野角があり、通常使用している分にはどの角度からでも見れる性能ぶりです。

また、モニタマニア(?)のような詳しい知識や感覚はあいにく持ち合わせていませんが、職場等で使われている安物のモニタに比べると妙な画作りやギラツキがなく、格段に見やすい印象を受けます。2003年の製品であるにもかかわらず、コストダウンが進んだ昨今のモニタよりも優れているのが感覚的にわかるあたり、流石は老舗のモニタメーカーだと思います。

 

レンジの方も、国産メーカーという事もあり正式に24.8khz(いわゆる400ライン)にも対応しています。もちろんmini D-sub15pinなので変換アダプタを介さねばなりませんが、国内メーカーでも対応製品が少なくなって行くなか、正式に対応しているのは大変有り難いです。

 

また、公式にはサポートされていませんが640*200(いわゆる200ライン)も映すことができました。もちろん公式対応ではないので著しく寿命を縮めるかもしれないですが、表示が乱れるなどといった事はありませんでした。基本性能の高さを感じるところです。

 

この他、モニタメーカー特有のきめ細かい丁寧な設定メニューも存在し、日本語で扱うことが出来るので迷うことなく最適な設定に変えることが出来ます。

 

さらに、このモニタの下部にはスピーカーも搭載されているのですが、こちらは申し訳程度のもので、お世辞にも常用できるものではありませんでした。オーディオは別途用意すべきだと思います。

更新: 2016/10/02

総評

全体的に、使用者の利便性を考えたきめ細やかな配慮が見受けられ、非常に好感が持てる液晶モニタです。

さすがに発売から10年以上経っているため、1280*1024という解像度の狭さでは不便を感じてしまいますし、上記不具合も抱えているのでメイン使用目的には些か厳しいと思います。(何より程度の良い個体を探すのが難しいと思われます。)

 

しかしながら、「映ればいい」という付属品にありがちなモニタとは一線を画するもので、パソコンと人とを結ぶ「ヒューマンインターフェース」のあり方を示してくれるものだと私は思います。

 

高い買い物になったり販売終了品ということも含め気軽にオススメは出来ませんが、こういったこだわりの周辺機器を持つことも一つのあり方なのかなと思います。

  • 購入金額

    1,620円

  • 購入日

    2014年06月09日

  • 購入場所

    ハードオフ三鷹店

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