転勤を機会に後輩達に全てタダであげて、身軽に転勤してからはオーディオ環境全く無しで生活してた。転勤してから仕事の関係で某音響機器メーカーの営業さんと仲良くなり、普通は入れない「無響室」で色々体験させてもらうなど貴重な経験をした。仕事でも音響機器を扱う機会があり、ハウリングやらエコーやら色々な問題を解決するチューニングを経験。益々、音響は奥が深すぎると再認識した。気温や湿度、人間の立ち位置で聞こえ方は変わるし、ハッキリいって100点満点なんてありえないと痛感した。
転勤してから10年位してオーバーワークで体調崩してその会社は辞めた。そして療養中に趣味が無くなっている事に気づき気軽な趣味としてオーディオを再開しようかと思った。しかし無駄に金かけるのはばからしいので今までの経験でお金をかけずに「それなり」の音が聴ける環境を中古で揃えることにした。所謂イージーリスニング環境。かといって市販のミニコンポは味気なさ過ぎるし高い。
アンプは昔乗っていた車に取り付けていたSOUNDSTREAMのカーオーディオアンプを使うと自分の中で決めていたので、スピーカーは何にするかなぁと色々考えたあげく、結局コイツに戻ってきた。101MMはベストセラー品なので、中古相場が低いのも魅力だった。思えばオーディオ機器を意識し始めた高校生の時が「101MM」とファーストコンタクトだったんだな。高校生の頃はBOSEは高嶺の花で、オーディオテクニカの小さなスピーカー(101MMよりも小さい)を使っていた。
101MMの音質面はバランスが良いということだろう。特別に高域が出るとか、低域が出るとか言う自己主張はないが、どんなジャンルの音楽でも(ボーカルでも楽器でも)そつなく音を鳴らしてくれる。キンキン耳障りな響きも無ければもっさりしたコモリも少ない。個性が無いと言えばそれまでかも知れないが、色々なジャンルの音楽を聴く自分にとってはSOUNDSTREAMのアンプと組み合わせるにはベターな選択だったと思っている。音響機器を趣味や仕事の立場で色々いじってきた経験から言えば、101MMをドライブするアンプの特性でかなり違ってくるという事はハッキリ言える。
結論>気に入ってたらそれでオッケー(w
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購入金額
15,000円
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購入日
2006年頃
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購入場所
ヤフオク
flammulinaさん
2010/09/16
>「家の設計からやらないと思い通りの音響なんて無理」
という理論、私もその通りだと思います。
部屋(もとい家)の根本的な設計から音響設計をしていない限り、どんな高級な機材もオカルトも説得力を失いますよね。
shinさん
2010/09/16
この事は「無響室」に入る機会があって確信しました。音って室内はおろか屋外でも反響しているって事に気づけば当然なのです。壁はおろか地面でも反射するし。つまり人間は「空間」の「間接音」を聞いているということですね。いくら何千万円かけて作ったリスニングルームでも、自分の好みの「反響」や「残響音」が得られなかったらそれまでです。
例外的に、ピュアな音が聞けるスピーカーとしては、ヘッドホン(インナーホン)だと思います。これならば手軽な金額で自分の好みの「リスニングルーム」相当が得られます。しかし「好み」の問題ですから、「金額」は関係ないと思うのです。
その一例として私の経験を上げますと、知人に仕事中でもDISCMAN(当時)で音楽を聴いている強者がいました。エリを立てて耳を隠して仕事するのです(w 音楽が無いと死ぬと言う位音楽が好きな人でした。その人の選ぶインナーホンはいつも安物でした。自分好みの刺激的な音がするのを選んだらいつも安物に落ち着くんだとか。バッキンバッキン脳に刺激が来るのが最高だって言ってました。
彼は今は間違いなく「難聴」になってると思います(苦笑