[追記 2018/06/11] ~~~~
ローラーの交換できました。消耗パーツとして市販されていない方のローラーです。
取り付ける新しいローラーは、先日手配したこちら。
材質は、シリコン系のなにかか。テレビなどの下に敷く耐震ジェルマットの材質は 熱可塑性エラストマーとかスチレン系ポリマー などだそうだけど、似てるかも。
なお、このローラーは。ScanSnap S1500 にも共通なようです(たぶんiX500も)。
2本のシャフトに2個ずつ付いています。
ベタベタになって、原稿を巻き込んでしまうので、テープを巻いてしのいでました。
大ばらしです。
作業中、元に戻せるか自信を失うくらいバラバラにする必要がありました。
組み立てがわからなくなったときのために、動画を撮っておけばよかったかも。
メカ部を分解するのは気がすすまないけど、ギアを外さないとシャフトは外れません(T_T)
ベルトにテンションをかけているプーリーの位置決めネジを緩め、ベルトを外し、ローラーの付いているシャフトのギアを抜き、シャフトの両端に付いている軸受パーツのタブのようになっている部分を起こすとシャフトの固定が緩まり、外せます。
やっと外れた。写真は前方のシャフト。ローラーを交換して取り付け。
後方のシャフトも外し、 新しいローラーに交換し、組み直し。
なんだかパズルみたいな構造になっていて、ネジこそ余らなかったものの、嵌め合いの具合とか難しく、分解しにくく組み立てにくい装置でした。
ローラーをシャフトに押し込むときには、ローラーとシャフトの全体を水で濡らして摩擦を低減しました。油類を使うとせっかくのローラーが劣化したり、セット後ローラーとシャフトの密着が足りなくなるような気がして避けました。水なら自然に乾燥しますし。
この新しいローラーは、2018/05/16の追記のとおり 純正品の可能性は高いですが、届いた現物にはそうとわかるラベルなどはありませんでした。
取り付けてみると、サイズ感は長さも径もピッタリで、スキャン結果も正常でした(外径が正しいということ)。もし互換品だとしても問題はなさそうです。心配があるとすれば早期に劣化したりしないかということくらいです。
約12年経過した古いローラー。中古で入手したので5年しか使用してないので余計に劣化を早く感じます。
ローラーは、弾力性を失って変形していました。表面がベタベタになって原稿を粘着して巻き込むのでそれを防ぐためテープを巻いていたところ、滑ったり、回転径が変わってしまい、正確にスキャンできなくなりました。スキャンした画像は読めなくはないのだけど、原稿の走行方向に伸びたり縮んだり、気持ちの悪い画像ができるのでした。
スキャン結果の比較
[交換前] 行によって文字の高さが異なる(原稿の文字形は正方形だが、不均一に縦に伸びている)
[交換後] (前スキャンサンプルと同じフォント、送りの原稿)各行の高さが均一になった。
たしかに、このローラーは素材が劣化しないうちは安定した原稿送りのために適しているのだろうし、10年以上もこの装置を使用し続けることは設計上想定外なのだろうけど、もうちょっと経年耐性のある部材を選定するとか、そうでなければ交換しやすい構造にしておくべきなんじゃないかなぁ。
使用環境が劣悪だったこともなく、手入れに変な薬剤を使った覚えもないわけで。
ともあれ、きれいにスキャンできるようになました。
めでたし。\(^o^)/
~~~~ 2018/06/11 ここまで
[追記 2018/05/16] ~~~~
センサーの前後に付いているローラーがペトペトに劣化して、原稿の紙をくっつけて巻き込むわ、変形してスキャン速度が不安定になるわで、この部分の交換用のローラーは市販していないし、このスキャナはもはや廃棄かと思っていたところ、Aliexpress で売っているのを見つけたので手配しました。
写真を見る限り、富士通のラベルが貼ってあるようなので純正品のようです。もしかすると、国内でもお願いすれば入手できるのかもしれませんが。
このローラーは、送られてきた紙を決められた速度で正確にセンサーの上を通すためのものです。このローラーの回転が不正確だと、取得した画像が部分的に縦に伸びたり縮んだりします。
古い古い スキャナ S500(2006年製)、再生なるか。パーツの到着待ちです。
古いとはいえ、ドライバはWindows 10 でも使えているし、ローラー以外の部分は正常だし、機能的に不満もないので、できれば使い続けたいのです。
交換用ローラーがもっと早く見つかってたら、Canon の 300P は買わずに済んだのかも・・・
~~~~ 2018/05/16 ここまで
ノーサポート条件付きでお安かったので未梱包のままレジ袋に入れて帰りました。スキャナは紙送り部分などの機構の劣化が心配ですが、正常に使用出来るラッキージャンクでした。
電源スイッチがない
ACアダプターを挿して電力が供給されると待機状態となります。
排紙トレーを開けると電源LEDが点灯してスキャン可能状態となります。
電源スイッチは不要というわけです。なるほど。
付属ソフトとの連携がイイ!
排紙トレーを開けると、PCとUSBでつながっていれば、PCの読み取り専用ソフトが起動します(常駐していたものが開く)。
原稿をセットして、読み取りボタンを押すとスキャンが始まります。
原稿を追加してスキャンを再開するときも同じ読み取りボタンです。
画面の読み取りボタンも本体のボタンと同じ働きをしますので便利です。わかりやすい。
付属ソフトは使いやすい
読み取りで設定できる項目は少ないですが、自炊用には十分な調整ができます。
傾き補正をしてPDFが生成できます。OCRもできるようですが、従来からAcrobatで行なっていたので、付属のOCRは今のところ使っていません。
名刺管理のソフトも便利そうですが、使いこなせていません。
ドライバは、Windows7-64bitにも対応しています。
これまで、fi-4120C2を使用していたのですが、32bit版のドライバしかなく、ソフトの使いにくさを感じていたので、買い換えてよかったです。
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購入金額
980円
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購入日
2013年02月頃
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購入場所
じゃんぱら 千葉
aoidiskさん
2013/06/22
何かと読み取ってしまいます、付属ソフトも使いやすいですし、
重宝してます。
ちばとどさん
2013/06/22
この方式を考えた人はエライとおもいます。
それが世代を重ねてさらに洗練されてますよね。
HagaKzさん
2020/06/20
この記事に元気づけられて、sien.pepaless.com をみながら、ダメになったローラーを交換しました。
いろいろむずかしいところがありましたが、なんとか乗り越えてS1500 が復活しました。
難しかったところは、2つ。
(1) 買ったローラーの内径が少し小さいものだったらしく、そのままでは固定側の軸には挿しこめななかったことです。 買ったローラーは、S1500用と書いてあったのですけど。
少なくともS1500の場合、買うときは写真などでみて内径が大きめのもののほうが良いかも。
私はローラーを差し込むために、ローラーを温めてみたりしたのですが、最終的にはその逆をやりました。冷やすのです。まず、本来の軸より少し太めのプラスドライバーの軸に、きついところをなんとか油とかをつけて差し込みます。それを、冷蔵庫の冷凍室に1日いれておいたら、あら不思議、内径が大きくなってスキマができて外れるくらいに内径が広がりました。それを冷凍室からだして間髪いれずにS1500にセットします。2分もするとローラの内径がもとに戻ってくるらしく、一度は失敗しました。
(2) 交換するローラーの軸をS1500本体からはずすのに苦労しました。
記事では「軸受パーツのタブのようになっている部分を起こす」と書かれているところですが、軸の端にあるギアと金属軸の間にあるタブを起こしても、ギアが軸から簡単には抜けません。かなりの力がいりますので、壊れるかと思いました。
HagaKzさん
2020/06/20
・ローラを冷やすときは、2つ一緒に。
・ローラの軸を本体からはずすとき、タブのようなものを起こすのに力が要るのではなくて、金属軸からプラスチックのギアを抜くのところに力が要ります。
ちばとどさん
2020/06/21
ご愛用のS1500が復活できてよかったです。
拙記事を目に止めていただいてその復活のきっかけにしていただいたのなら、嬉しいです。
S1500は、S500とはメカ部の設計が変更されているのでしょうね。オフィシャルな分解図がないなかの作業、大変ご苦労されましたね。
それにしても、ローラーを冷やすとは!
一時的に弾性を失わせて広げた径を維持するわけですね。その発想はなかったです。
しかし、想像ですが。あまりに低温すぎると割れてしまうかもしれませんね。素材に応じて良い具合に温度を下げることができたということでしょうか。
ともあれ、使い慣れた機器が元どおり機能するようになれば、付属アプリを変更しなくて済むし、よい作業系が構築されているのであればその変更もしなくてよいので新機種を導入するよりも損失や負担がすくなくて済みます。なので、スキャナに限らずこのようなメンテはもっと簡単にどうにかならないものかと思います。
後継機種では様々改良が加えられているのかもしれませんが、この方式のスキャナは、もはやこれ以上の革新が期待できないほど完成された原理方式なので古い機種でもできることなら長く使い続けたいものです。
amnosisaliveさん
2022/11/23
基盤にコネクターを取り付ける向きなどはあるのでしょうか?
写真1枚目の右と上のコネクターの向きがわからなくなってしました。2枚目と3枚目は上のコネクターにつけるものなのですが、どちらが外側とかあるのでしょうか?
アドバイスを頂けましたら、助かります。
ちばとどさん
2022/11/24
コネクタの形状をよく観察して挿すべき方向を確認してください。
基板側の切り欠きとハーネス側の出っぱりを合わせると正常に挿さるかと思います。
または側面のガイド凹凸が、表裏非対称になっていたりします。
たいていのコネクタには向きがあって、形状も誤挿し防止が配慮されたものになっています。無理に逆挿しするとコネクタが物理的に壊れますし、気づかず通電すると基板や繋がった部品が壊れます。
なお、コネクタは次のURLにあるいずれかの形式のはずです。(図面で嵌合の様子が参照できます)
https://order.jst-mfg.com/InternetShop/app/index?category...
古い投稿なのに参考にしてくださりありがとうございます。
組み立ての成功をお祈りしています。