倉敷帆布のオリジナルリュックを購入。ロールトップのモデルです。
カラーは「トープ」を購入しています。
落ち着きと高級感があり、グレーほど冷たくなく、ブラウンほど重くない。モダン・ミニマル・ラグジュアリー系のデザインでも人気のカラーですね。
ちなみに語源はフランス語で「モグラ(taupe)」です。
コーヒー豆の麻袋(ジュート袋)や紙袋の色にも見えて、洗練された灰みが面白い。
イメージとしては「麻袋を都会的に洗練させた色」で、使いやすく楽しい色だなと思いました。
このリュックの特徴ですが、トップ部分を折り曲げてコンパクトにしたり、画像のようにくるくるっと丸めたりして使用します。くるくる丸めるのでロールトップです。
ロールトップという構造は、もともとアウトドアやメッセンジャー文化で育った可変容量の知恵。
そこにメーカーである倉敷帆布の重厚で無骨な4号帆布が組み合わさると、まるで旅の相棒のような存在感が生まれます。
余計な装飾がないのはもちろん、サイズ感も調節できる。
直線と曲線のバランスが美しい。帆布のセルヴィッジ(耳)がアクセントとして効いている。
一目ぼれに相応しい強度と美しさではないでしょうか。
僕はロールトップを勝手に「冒険家のリュック」と呼んでいます。
冒険家の背中を思い浮かべると、
寝袋や毛布、テントの布をくるくると巻いて括りつけた姿が浮かびますよね。
ロールトップはまさにその「巻く」という動作をデザインとして内包している。
トップをくるっと巻いたときの丸み、そのシルエットが「寝袋を括りつけた冒険家の荷物」に似ているんです。まさに、冒険家が背負う荷物の象徴的なフォルムなんです。
ロールトップは「目的地が決まっていない人の道具」だから、そんなイメージが冒険家・冒険者のイメージとも重なるのかもしれません。
ファスナー式のバッグは、容量が固定されていて予定通りの生活に向いている。
一方ロールトップは、「何が起きるかわからない」「荷物が増えるかもしれない」という前提で作られている。つまり、予測不能な旅に向いた構造なんです。冒険家の精神そのもの。
形が決まっていない。
巻き方も高さも、持つ人の自由。
荷物が増えたら巻きをゆるめる。
少ない日はきゅっと締める。
その日の冒険に合わせて形が変わる。
この可変性が、冒険の道具の本質と重なるんです。
そんな精神性のデザインが好きなのかも。
ロールトップを開くと縦に大きく開口し、荷物の出し入れが驚くほどスムーズ。
冒険家が「地図」「水筒」「カメラ」を素早く取り出すような動きに合う。
開口部はめちゃくちゃ広いので、わりとなんでも入ります。
プラモデルやおもちゃの箱も入るでしょうね。
高さも結構あります。長めの野菜、バゲットも入ります。
この拡張性は魅力。
バッグ側面に走るセルヴィッジは、単なる装飾ではなく「この生地は昔ながらの織機で丁寧に織られています」という証明にもなっています。
開口部は両端のスナップボタンで狭くすることもできるので、いちいちレザーで留める使い方をしなくてもいいかんじ。高さがあるので中の物を落としにくいし、巻けば蓋にもなるのでズボラな使い方もできちゃいます。
スナップボタンで留めていても開口部に手を突っ込む余裕があるので、このままでも出し入れできます。通勤・通学にも耐える容量で、冒険と日常をシームレスにつなぐ設計です。
側面というか背面にもジッパーがあるので、きつく巻いていても中身に簡単にアクセスできます。
都市生活でも冒険でも非常に実用的。
内部に内ポケットもあります。
再度ジッパーが近くにあるので、ここへのアクセスも楽。
ショルダーは牛革で高級感があるのですが、最初はちょっと硬いかも。
使い慣れてくると柔らかくなってくるとは思うのですが。
底部も革で強度があります。
全体が布であると野暮ったくなりがちですが、要所に牛革を使うことで冒険道具に都会的な品が宿ってもいます。
帆布は湿気を含むと繊維が膨張し、水に対して強くなるという特性があります。
ロールトップ構造と組み合わさると、ちょっとした雨なら十分に耐える天然の防水性が生まれるのも強み。
ロールトップは巻き方で高さが変わるため、
シルエットが可変する=その日の装備に合わせて表情が変わる。
デザイナー的には、これが非常に魅力的。
帆布としては軽めに思います。「重厚感はあるのに重くない」という絶妙なバランス。
現代の高速織機では出せない、糸の揺らぎが味になる。
冒険家の旅跡のように、使うほどに表情が深まるバッグだと思います。
メーカーである倉敷帆布株式会社は、岡山県倉敷市に根を張る帆布の名門です。
この地域は古くから繊維産業が盛んで、いまでも日本の帆布生産の大部分を担っています。
その中で倉敷帆布は、素材づくりから製品化までを一貫して行う数少ないメーカーとして知られています。
倉敷帆布という企業をひと言で表すなら、「素材の声を聞き、その魅力を最大限に引き出す職人集団」。岡山・倉敷という土地は、古くから繊維産業が息づく場所。その中心で、倉敷帆布は100年以上続く帆布文化を現代に継承している老舗。
だが、単なる「老舗」ではない。
この企業の魅力は、伝統を守るだけでなく、素材の本質を理解し、現代の生活に合わせて再構築する姿勢にあります。
倉敷帆布の帆布は、希少なシャトル織機でゆっくり織られる。
この「ゆっくり」がとても重要。
高速織機では出せない、糸の密度・風合い・セルヴィッジの美しさ。
それらはすべて、時間をかけた織りの結果として生まれる。
製品を手に取ると、まず素材の存在感に圧倒される。
「これは長く使える」という確信が、触れた瞬間に伝わってくる。
企業としての誠実さが、素材そのものに宿っていると感じます。
素材を活かしたデザイン
素材の存在感とロールトップの可変性が美しい。サイドアクセスも優秀。
丈夫長持ち
帆布は丈夫だが、革部分の水濡れには注意。乾拭きと陰干しで長持ち
クリエイターアイテム
日本製・倉敷帆布・シャトル織機の価値を考えると妥当以上。長く使うほど元が取れる。
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購入金額
33,000円
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購入日
2026年03月28日
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購入場所
倉敷帆布












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