パイオニアの光学ドライヴ分野からの撤退で、急激にPC用Blu-rayドライヴが市場から消え始めているので、将来困らないようにUSB接続のBlu-rayドライヴいろいろ買い増している...と言いつつ、前回ご紹介したのは5インチベイ内蔵用SATA接続Blu-rayドライヴだった。
これは、現在ミドルタワーPCに組み込んでいる光学ドライヴの予備という側面もあったが、実はSATA⇒USB変換が出来るケースに入れてUSB接続ドライヴとして使うめどが付いていたから入手したのだ。
以前から着目していた5インチドライヴケースが安く入手できる予定だったワケ。
ラトックシステムの5インチドライヴケース、RP-EC5-U3AI。

後ろはACケーブル接続部とUSB3.0 Standard-Bコネクタ、ファン。
以前、光学ドライヴがまだたくさん使われていたころは、各社からリリースされていた5インチドライヴケース、最近ではめっきり見なくなった。それこそ以前はGROOVY(タイムリー)やプリンストン、サイズなど国内のメーカーからも様々な製品がリリースされていたが、現在ではほとんど廃番となっている。
AmazonやAliで、中華メーカーまで手を広げて探してもほとんど無く、NexStarなど一部しかない(USB2.0接続のまで手を広げればもう少しあるが、Blu-rayの転送速度は、ほんのわずかとはいうもののUSB2.0の規格上限を超えるので、出来ればUSB3.Xにしたい)。
そんな中、今でも新品で5インチドライヴケースを提供しているのが、ラトックシステム。
ただ、用途的にはちょっと特殊??
正確に言うとこの製品、パソコン周辺機器やAV関連機器を手がけるラトックシステムの本体ブランドではなく、ネットワークオーディオ製品やオーディオ用電源を手がけるRATOC Audio Labブランドからの発売となっている。
正式な製品名は「CDリッピング用制振強化5インチドライブケース」。つまり、CDのデータをリッピングする際にエラーなどの発生率を極小化するため、防振と電源に手を入れているケース。
電源の方は、さらに別売の強化電源(RAL-PS0512P)が用意されているのでソコソコの強化だが、防振・制振の方はかなり力を入れて設計されている。
・筐体の中で光学ドライヴを低く設置、余分な振動の発生を抑え、振動を効果的に減衰
・一般的なABS製スリーブより遥かに比重の大きいFe1.6t鋼板を採用
・ドライヴの上下をセル構造の発泡ウレタンエラストマーで挟み振動を抑える
といった感じ。この発泡ウレタンエラストマーは、ウレタンやゴム、プラスチックの応用素材を手がける株式会社イノアックコーポレーションの制振材「セルダンパー®」。

...イノアックの制振材「セルダンパー®」が貼付されている。
さらに、ラトラックシステムUSB-DACの一部の機種とは、USBケーブルと繋ぐだけでCDトランスポートとしても作動するように作られた、オーディオ用5インチドライヴケース。
自分の目的としても、Blu-ray(DVD)ソフトの鑑賞と膨大なCD資産からDAP用データを作るためのリッピングがメインの使い方なので、願ったり。
ただ、このRP-EC5-U3AI、以前より5インチドライヴケースの選択肢が少なくなって、格安品がなくなった中でも群を抜いて高い。だいたいUSB3.Xの5インチドライヴケース、メーカーを選ばなければ1万円台前半あたりが多い(←半値以下で入手できた10年ほど前からしたら、これでも信じられない上昇率だが)。それに対して本品は3万円弱。
今回は安価に入手した10年以上前のBlu-rayドライヴを収めようとしているが、最新の高級機種だとしても(プレミア価格を付ける前は)ドライヴ側が最高でも5万程度だったので、制振に全振りしている高性能ケースだとしても高い。
それが中古で半額少々で流れてきたのを捕獲したわけ。
若干天板に擦り傷があったのと、ゴム脚が貼付されていなかったこと、本体だけで一切の付属品がなかったことがあるにしても、結構破格値。
※本来は、1mのUSB3.0ケーブル、AC電源ケーブルミリネジ、ユーザーズマニュアルがつく
ま、本品はACアダプターではなく、本体内に電源部があるため、汎用的な3Pの電源ケーブルで良いし、フルサイズのUSB3.0-B端子⇔USB-A端子のケーブルはいくつか持っているので、問題ない。
中をあけると、天板と底板に全面的に「セルダンパー®」が貼り付けてあり、開けるときにスライドするのが摩擦でたいへんなくらい。

天板をこちらの方向にずらして開けるのだが「セルダンパー®」の抵抗が...
ドライヴの固定は、手持ちのミリネジを使ったが、一般的な側面固定ではなく、側面・底面併用タイプ。向かって右側、電源スイッチ側がドライヴサイドに電源回路が入っていて、側面で固定できないので、底面で固定する感じ。ただ、これにより、底面でよりべったりとシャーシに接することになるため、防振目線で見れば悪くはない。

一切の付属品がなかったので、ドライヴの固定は手持ちのミリネジを使用。
内部接続はSATAの信号線と電源線だけなので、それを繋げば、あとはカバー類を元に戻すだけ。
カバーを閉めてしまうと、操作部分は
電源スイッチしかないシンプルなものになるが、それで用は足りる。
使って見るとずっしりと重い筐体と、制振素材の効果があって、ドライヴの回転音や共振音は抑えられている。その点では問題なし。
欠点をあげるなら、ひとつは接続方式で、Type-Cではなく、USB3.0 Standard-Bであること。結構大きくて、USB3.0 micro-Bと異なり、外付けのHDDかプリンターくらいしか採用されていないので、今後Type-C化で駆逐されそうな規格。あともう一つは大きさ。左右は横に電源スイッチ・回路エリアがあるわりには普通のATXケース並みの20cm程度に収まっているが、奥行きは長く、27cm以上ある。I/O基板とSATAケーブルの接続部があると言ってもチョイ長過ぎで、もう3~4cmは詰められた感じ。光学ドライヴ1つしか入っていないケースにしては場所とるな、と。
その部分以外は問題ないので、将来的にPCケースから5インチベイが消滅してしまっても、光学ドライヴを使い続けることが出来るようにになった。そのためのケースと考えれば、高くはないのかな?
【RP-EC5-U3AI仕様】
対応OS:Windows 11 / 10 / 8.1 / 8 / 7 ※32ビット/64ビット両対応
インターフェイス 対パソコン:USB3.0
接続コネクタ 対パソコン:USB3.0 Standard-B
対ドライブ:SATA シグナルコネクタ 7ピン、SATA 電源コネクタ 15Pin
転送レート (理論値) 対パソコン:最大 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)
対ドライブ:SATA 3Gbps/1.5Gbps
外形寸法:192mm(W)× 274mm(L)× 60mm(H)(突起部含まず)
重量:約3.0kg
材質:ABS樹脂(筐体前面)、鋼板(筐体、内部シャーシ)
ちょっとデカ過ぎる...
電源周りの基板が入っている部分(電源ボタン裏)はともかく、光学ドライヴ後ろの空間が広すぎる。あと3cmは詰められる。
音楽用に振った設計は他にないが...
ケースだけで約3万円というのは絶対値としては高額。
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購入金額
17,800円
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購入日
2026年02月07日
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購入場所
Yahoo!オークション










まこりんさん
3時間前
今でも下記のを使ってますね
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