レビューメディア「ジグソー」

ちょうど良い角度にするための、小さくても確かなアップグレード

 

Echo Show 5 用のスタンドです。
Echo Show はデスク上に据え置きして使用するのを想定しているため、上から見下ろして画面が見やすいように角度が付いているのですが、その角度が逆にネックになることがあります。

 

Echo Show 5 を少し高めの棚に置いていると、ソファに座ったときに画面が見えづらい──これはあまり気づきにくいけれど、毎日の使い勝手にじわじわ効いてくる問題です。

例えば、僕は少し高めの棚に Echo Show 5 本体を置き、自分はリビングソファに座る、そういう使い方をしようとしていました。そうすると、画面が見えません。


その状況で、角度調整ができない Echo Show 5 の弱点を補うために、この SPORTLINK スタンドを導入することにしました。

本体のレビューは下記です。

 

 

こんなパッケージで送られてきました。

少し箱が開いているの、なんなんだろう。

 

この製品を販売している SPORTLINK というブランドか企業について調べたのですが、よく分かりませんでした。SPORTLINK という名称の企業は複数存在しますが、Echo Show 用スタンドを販売している SPORTLINK については、公開されている企業情報が少なく詳細は不明です。

ただし、製品の仕上がりや精度を見る限り、ガジェットアクセサリーを専門に扱う ODM/OEM 系ブランドと考えて良いようです。

 

Amazon のストアページを見る限り、スマートウォッチ用スタンドやスマートスピーカー用のスタンドを多種多様に販売しているみたいなので、それに特化したブランドのようです。

 

 

 

 スタンド本体は、これだけのパーツです。組み立ても必要ないし、マニュアルも無いです。
立体的に凸部分があるのは、ここに Echo Show 本体がかちりとくっつくようになっています。

 

 

 

Echo Show 本体下部にこのように凹んでいる部分があるので、ここにハマります。
単純に合わさるだけではなく、マグネットで固定されます。

 

 

 

スタンドの底面はラバー的な素材で、すべりくくなっています。 

 

 

 

 Echo Show 5 本体との馴染み方も素晴らしいです。

スタンド単体で見るとシンプルな樹脂パーツですが、装着するとまるで純正アクセサリーのように一体感が出ますね。
台座の曲面と本体の底面形状がよく合っていて、デザイナー視点で見ても接触面のカーブが丁寧に設計されており、無理な力がかからないようなっています。
マットな表面処理で、安っぽさがないのも Good です。光沢を抑えた仕上げは、Echo Show の落ち着いたデザインと相性が良いです。


 占有面積がほぼ変わらないのも造りとして素晴らしく、スタンドを付けても奥行きが大きく増えないため、棚の上でも邪魔にならないです。


デザイン的には主張しないけれど確実に役立つタイプのアクセサリーといえます。

 

 

 

今回の購入目的である「角度調整」。
ここが最も重要なポイントですが、可動範囲も良好です。

 

下方向は、正面を向くぐらい。でも、もう少し下に向けられても良かったのではないか。

 

 

 

 上方向は、これぐらい。

逆に上を向ける人は少ないんじゃないかな。

 

ソファに座った状態で、視線が自然に画面の中心に向く角度に調整できるので、使い勝手が劇的に代わります。画面のあるスマートデバイスは特に角度が重要ですね。


特に Echo Show 5 は画面が小さいため、角度が数度ズレるだけで視認性が大きく変わりますが、このスタンドはその微調整がしやすいです。

 

 角度調整スタンドで気になるのは、「重心が前に出たときに倒れないか」という点です。
Echo Show 5 は本体重量が約410gあり、前面にディスプレイがあるため前方重心になりがちですが、このスタンドは以下の点で安定性を確保しています。

  • 台座の接地面積が広く、摩擦係数の高い素材を使用
    → 前方に傾けても滑りにくい。
  • ヒンジのトルクが適切
    → 緩すぎず固すぎず、角度を保持する力がしっかりしている。
  • 重心移動を想定した支点位置
    → 支点が本体の重心よりやや後ろにあるため、前傾時でも倒れにくい。

物理的な安定性がしっかり確保されているため、安心して角度調整ができるようになっています。

 

 スタンドを付けて最初に感じたのは、違和感ないけど、シンプルな外観ではなくなったな、という点。たぶん外観デザインで敢えてマイナスにしたところだと思うのですが、あったらあったでガジェット感はあります。

操作に関してはメリットが多々ありますね。

  • ソファに座ったまま、画面の文字が読みやすい
  • 動画やレシピを見るときに、首を前に出さなくていい
  • タッチ操作のときに手首が自然な角度になる
  • 画面の映り込みが減り、照明の反射も避けやすい

気になった点をあえて挙げるなら、上下角度のみで、左右の首振りはできないという点。
左右は本体の向きを変えればできるのですが、傾きを変えられないです。水平を維持できるという点では有鬚です。設置場所によっては左右調整や傾きも欲しくなるのかなと思いました。

 

あとはヒンジの固さは経年でどうなるかは未知数という部分。今は硬い方でしっかりしているが、長期使用で緩む可能性はあるのかなと。とはいえ、価格と用途を考えれば十分許容範囲です。

 

 

 

更新: 2025/12/13
デザイン性と機能美

角度調整機能をアップデート

Echo Show 5 本体の造形に自然に溶け込む控えめなデザインでありながら、角度調整という本体が持たない機能を最小限の構造で実現しています。
余計な装飾を排し、必要な剛性・可動域・安定性だけを的確に盛り込んだ設計は、まさに機能が形を決めるプロダクトデザインの好例です。
見た目はシンプルでも、使うと「これで完成形だったのか」と思わせる、静かな機能美が宿っています。

更新: 2025/12/13
メンテナンス性

扱いやすさと清掃性

構造がシンプルで可動部も最小限のため、日常的なメンテナンスがほとんど必要ありません。台座はフラットで拭き取りやすく、埃が溜まりやすい凹凸も少ない設計です。ヒンジ部分も外部に露出した複雑な機構がないため、長期使用でも汚れやガタつきが発生しにくい。置いて使うだけのアクセサリーとして、扱いやすさと清掃性がしっかり確保されています。

更新: 2025/12/13
コストパフォーマンス

機能を付加するためのコスト

価格帯を考えると必要な性能だけを的確に押さえた非常にコスパの良いアクセサリーです。角度調整・安定性・デザインの一体感といった体験価値が、数千円クラスの投資でしっかり得られるため、Echo Show 5 の使い勝手を確実に底上げしてくれるアップグレードとして十分に元が取れるアイテムです。

  • 購入金額

    1,599円

  • 購入日

    2025年12月06日

  • 購入場所

    Amazon

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