レビューメディア「ジグソー」

ビギナーズラック 初めてのヤフオク取引は大当たりでした 約半世紀前製造のSONY製FM/AMステレオレシーバー YJ-300

 

昨年、格安で入手した古いTRIOのFMチューナーと、もっと古い日立のラジオ

 

ラジオ好きが高じた元技術者の方から格安で譲り受けたモノですが、もしも取り扱いがあったなら

 

家具調ステレオの中心に鎮座していたステレオレシーバーや

 

単品コンポとして人気を博していた青や緑のダイヤルが魅力的なステレオレシーバーも欲しかった。

 

 

シルバーパネルにアクリル板に刻まれたスケール針が斬新だったYAMAHA製も魅力的だし

 

PioneerやONKYOのレトロなダイヤル窓も捨てがたい。

 

折を見つつヤフオクなどを閲覧していると 動作品なのに2480円のSONYを見つけました。

 

 

YAMAHAの人気製品などは、みるみる間に価格が上がることを知っていましたし

完動品なら即決価格15,000円も珍しくありません。

 

提示価格より、気持ち400円だけ上げて2880円を入札して様子を見ることにしたのですが

他にどなたも入札がなく、初期設定価格の2480円で 見事入札完了。

 

え? これで大丈夫なの? ほんとに? 

 

なにせヤフオクは初めての体験だったので、心配しつつ入金の手続きを済ませると

その夜のうちに発送しましたと連絡を受けたんです。

 

ドキドキしながら到着を待つことになります。

更新: 2025/12/05
ファーストインプレッション

丁寧な仕事に感謝

 

販売ページにはキャビネットの中身の写真もありましたし、黒足化していたトランジスタを交換済み

とも記載されていました。

 

一定の知識をお持ちの方が、手を入れて出品なさっていることは予想していました

 

 

オークション用の段ボールの中にはプチプチで丁寧に梱包された当該品が入っていました。

 

通電前に様子を確かめると 

おそらく純正の脚は傷んでいたのでしょう、ソルボセイン系の柔らかい丸形プレートが

リプレイスされておりました。

 

 

 

また、輸送中に傷んでしまう可能性のあるトグル式パワースイッチの両端には

お手製ウレタン製の保護材が取り付けられており、製品に対する愛情と配慮が伺えました。

 

この仕事ぶりを見て、私が支払った送料込みの総額が4080円に過ぎないことを思い

仮に出音に不具合があったとしても、文句は言えないな と感じた次第です。

 

 

外装木部、金属部、共に清潔な状態で届いております。

更新: 2025/12/05
やってみた

改造 楽しい

簡単な音出しを済ませた後、ダイヤル窓にある指針が光っていないことに気づきました。

 

出品者さんが提示されていた写真を見ても光っていません。

 

型番を参考に検索すると、指針が光ってる写真を見つけたので探ってみることにします。

 

 

ダイヤル窓の上縁からぶら下がる形で取り付けられている指針に配線は来ています。

 

このままでは電球の様子を探れないので、フロントパネルも外してから

 

テスターで探ると、電圧は来ているので 単純な球切れだということが推測できます。

 

この部品は、工具無しで簡単に取り外すことが出来ますが、麦球の交換はできない仕組みでした。

 

昭和から平成あたりの製品を思い出すと、PWランプなどは赤色LEDの採用がありましたが

 

パワーメーターの照明などは もっぱら麦球が採用されておりました。

 

多くの場合、製品の寿命が来る前に球切れが起こるはずですので

 

この電球入り指針も、アッセンブリー交換が前提だったことが推測できます。

 

もちろんそんな部品はありませんので、DIYでなんとかするしかありません

 

やってみよ!

 

 

電球部を分離して、手持ちの白色LEDを取り付けようと試みますが、上手く固定出来ないので

スケール針ユニットを取り外してから再挑戦

 

 

取り外した部品の様子

 

 

 乱暴な素人仕事ですが、針とLEDの固定に成功。 スケール針の動きを妨げないように

配線と糸の配置を工夫しつつ フロントパネルを再組み立てします。

 

 

純正麦球と比べると、針の下まで光が届いていないきらいは感じましたが

点灯せずよりは うんと雰囲気が上がりました

 

これで満足しております。

 

 

出品者の方も注意書きを添えておられましたが、木製キャビネットの背面部は「くずれ」があり

メンテ時、持ち運び時にボロボロと木くずが落ちるのが気になります

分解ついでにガムテープで簡易補修することにしました

 

 

 

ついでに撮影した内部のソニー製パワートランジスタの様子

 

 

 

更新: 2025/12/05
機能性

全てのSW 全ての機能が使えます

 

 

左端がPWスイッチ その隣はヘッドホン端子

つまみは左から 音量・左右バランス・高音・低音    

押しボタンは ラウドネス・モノラル選択・テープモニター(AUX)・FMトランスミッター機能

フォノレコード・AM放送・FM放送切り替えつまみ 右端はマイクミキシング調整つまみ

左端はチューニングダイヤル  

 

背面に入出力端子が並びますが、SP端子もRCA仕様なので、DIY制作する必要があります

録再端子に 昔懐かしいDINも見えます  サービスコンセントもヒトツ

FMアンテナ端子は300Ω限定なので、新たに手配する必要があります

AM放送バーアンテナは内蔵されており、角度調整可能ですが、キャビネットを開ける必要アリ

 

 

真上に設置しているTRIOに受信させるべく、トランスミッター機能も試してみましたが

キチンと作動してます

他局と干渉する時のために送信周波数は底部から見える孔にドライバーを差し込み微調整可能

 

 

マイクミキシング機能は1970年前後にカラオケという言葉が認知されつつあった

そんな時代を反映した機能だと思います なつかし〜。

 

 

更新: 2025/12/05
実用性

満足できた

SONY プロフィールPRO用の外付けスピーカーとして愛用していたBOSEの101MMは

最初期モデルなので、サランネット代わりに付属していたのはウレタンスポンジでした。

既にボロボロに崩れてしまい、見る影もありませんが

プロフィールPRO退役後も壁に残ったままだったんです。

 

ちょうど良いわ、このSONYの出口として使えるはず。

出力端子がRCA端子仕様だったので、手持ちのケーブルを改造して接続してみます。

さすがは半業務用の101MM、問題なく音出し出来ました。

ただ能率が86dBと低めなので、

ボリューム位置は12時を越えないと十分な音量を得ることが出来ません。

 

  

AMアンテナは単線を繋いで代用

FMアンテナは300Ω仕様だったので新たにフィーダーアンテナを購入してます。

ラックの裏側の空きスペースに張ってみますが、角度は調整してません。

 

それでも地元FM局ならキチンと受信できました。 レベルメーターも振り切ってます。

 

ステレオ受信ランプも点灯してました。

指針が光るようになっているのも嬉しい 改造してよかったな〜 と自己満足してます。

 

FM受信OK AM受信OK ラウドネスSW動作確認 モードSW動作確認

 

テープモニターSWは、iMacの出力かTV音声出力に接続できるようにRCA〜ミニプラグケーブルに接続して動作確認済み

トランスミッター機能も確認 マイクミキシング機能はダイナミックイヤホンを代用して動作確認

音量つまみにはガリがありますが、音切れや左右バランスの狂いはありません。

 

初めてのヤフー・オークション取引で

石川県のカラフルCUBEさんという出品者さんからの購入です。

このようなことをビギナーズラックと呼ぶのかもしれませんが、

とても良い取引ができたことも含めて大変満足しております。

 

 

  • 購入金額

    4,080円

  • 購入日

    2025年11月29日

  • 購入場所

    ヤフー・オークション

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