レビューメディア「ジグソー」

合法的に可能な範囲でスイッチの修理を

先日仕事から戻ると、家にいた親から「トイレの照明が付かない」と言われました。

 

とはいえ、照明はE26の単純な電灯にLED電球を装着したもので、壊れる可能性はかなり低い構造です。一応本体を確認してみましたが特におかしい箇所はありません。

 

そこで色々確認していくと、どうやらおかしいと思われる場所はスイッチなのではないかと考えました。押しても何かスカスカな感じがするのです。しかしスイッチボックスそのものは電気工事士の資格がないと交換することは出来ません。

 

そこでスイッチボックスはそのままにしておき、表面のボタン部分だけを分解してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見ると内部の板バネ部分が金属疲労を起こしたらしく折れてしまっていました。ボックス側のスイッチは左右に動く形となっていて、この板バネが中のコマを動かすことによって押し込む動きを左右の動きに変換していますから、この板バネが折れてしまってはいくら押し込んでも動作しないのは道理です。

 

前述の通り、これをまるごと交換して修理するためには電気工事士の資格が必要となります。しかし板バネを直すだけであれば電気的な接点を触るわけではありませんから、資格がなくても対処できます。そうなると手っ取り早いのは同型の新品スイッチを用意して、そこから部品を移植することです。

 

実物を見ても型番はわからなかったのですが、Webで検索する限りPanasonic WT5461かWT5001のいずれかではないかと思いました。どちらでも恐らく板バネの構造は同じだろうということで、取り敢えずWT5461を買ってみました。

 

 

更新: 2025/11/25
総評

これが3~400円程度で買えることのありがたさ

通販で納期が早い所から購入したので、率直に言えば少し高価だったと思いますが、それでも400円程度で新品を購入可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、用事があるのはこの中の水色のボタン部分と、その中に入っている板バネだけです。早速分解してしまいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

予想通り、板バネは全く同じです。早速新しい部品を装着します。

 

 

 

 

 

 

 

 

案の定ですが、これで無事に点灯するようになりました。

 

あまり必要は無いと思いますが、この部分の分解の手順を解説しておきますと、水色のボタン部分は樹脂のツメで固定されているだけですので、カッターやマイナスドライバーを隙間から差し込んで、左右どちらかのツメを外してから、横にずらしてもう一方のツメを外し、全体を持ち上げるだけです。この作業だけであれば特に危険はありませんので、同じような症状が発生した際にはご自分で修理を試みてはいかがかと思います。

 

 

  • 購入金額

    401円

  • 購入日

    2025年11月25日

  • 購入場所

    Amazon

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • れいんさん

    11/27

    こりゃよいアイデアですね!
    1つ勉強になりました
  • jive9821さん

    11/27

    > れいん さん

    有難うございます。

    きちんと直すなら当然全交換するべきなのですが、時間も費用もかかるので自前で対処する方法を考えた結果でした。文中では触れ忘れていましたが、板バネと連動する内部のコマも劣化していたので新品の方を使っています。

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