XPERIA 1 VII をできるだけ長くきれいな状態で使いたいという気持ちが強く、まず選んだのはソニー純正の「Style Cover with Stand（XQZ-CBFS）」。

ポリカーボネート製のマットな質感で指紋が付きにくく、背面のデザインも本体と一体感があり、スタンド機能も思った以上に安定しています。装着しても厚みが出すぎず、スリムなフォルムを保てる点が気に入っています。ただ、外出時の持ち歩きにはもう少し安心感が欲しかったので、スマホポーチを追加購入しました。

購入したのは HIGHCAMP さんのスマホポーチ。

HIGHCAMP（ハイキャンプ）は日本のブランドです。国内の自社工房で製造・販売を行っており、倉敷帆布や本革など国産素材を活かした製品づくりが特徴です。

倉敷産の8号帆布は、ほどよい厚みとハリがあり、手に取るとしっかりした安心感があります。

XPERIA本体カラーに合わせて「パープル」を選択。

パープル自体もポーチのカラーとして珍しいし、パープルも200色あるので？ 気に入った色を見つけるのも大変だと思うのですが、Xperia VII の赤味がかかったパープル色に合ったかんじのものだったので、良い出会いでした。

倉敷帆布（8号帆布）のしっかりした生地は想像以上に頑丈で、多少の汚れならサッと拭くだけで落ちそうです。ホックの色が選べるのですが、僕はブラックにカスタマイズしました。パープルが派手なので少し落ち着いた印象に仕上げるためです。

帆布とは、もともとは船の帆に使われていた丈夫な布のことで、綿や麻などの天然繊維を高密度に織り上げた、厚くて強い生地です。そのため、バッグ・ポーチ・テント・トートなど、耐久性を求められる製品に広く使われています。

帆布は、厚さによって「○号」と番号がつけられます。数字が小さいほど厚くて重く、丈夫です。

つまり「8号帆布」は、厚すぎず薄すぎず、しっかりした強度と扱いやすさのバランスがいい帆布という厚さになります。スマホポーチなど、日常使いのアイテムには8号帆布が最適と言われることが多いです。

また、帆布の中でも「倉敷帆布」は岡山県倉敷市で生産される純国産の帆布です。
日本国内で一貫生産されており、織りムラが少なく、糸のテンション（張り）も均一。
そのため、生地の目が詰まっていて美しいのが特徴です。

現在では珍しいシャトル織機でゆっくり丁寧に織られており、空気を含んだような柔らかさと厚みのあるコシが生まれます。機械織りの量産帆布とは違い、使うほどに手になじむ経年変化が楽しめます。帆布らしい丈夫さに加え、織り目が細かいので摩擦に強く、型崩れしにくい。それでいて通気性もあり、カバンやエプロンなど日用品に最適です。

主原料もコットン100％と、化学繊維を使わず、自然な風合いと手触りを残しており、エコ素材としても注目されています。染めや仕上げに自由度が高く、マットで深みのある発色が魅力です。
ナチュラルだけど高級感があるので、ファッションやインテリアにもよく使われます。

国産ならではの品質の安定性があるのも良いですね。

内側はダブルラッセル生地になっており、スマホを優しく包み込みながら衝撃から守ってくれそうな安心感があります。キナリ色がちょっと汚れているような色で少し不満ですが、まぁ汚れが目立たないともいえます。

かなり柔らかいので、安心してスマホを中に入れたり出したりできます。

また、ポケットも表と裏の両方に付いているので、画面クリーナーなど入れておくことができるのも便利。

HIGHCAMP のスマホポーチはいろんなカスタマイズができるのですが、僕はこのマルチストラップを付けました。鞄のハンドルに付けるための微妙な長さの紐と、ナスカン金具の組み合わせです。

ただ、僕が普段使いで使用している吉田カバンのポーターには、長すぎてブラブラしすぎなので、これを使って鞄に付けるのはしないかも。ハンドルとしてはちょうどよい長さになるので、このまま使っても問題ないですが。

ストラップホール用の細い紐がついているので、スマホ用に付けてしまってもいいかな。でも金具で本体に傷が付きそうか。

Xperia 1 VII を収納してみました。

シンデレラフィットですね。

きつすぎず、隙間もあって出しやすく、ちょうどよいです。

 純正カバーのフィット感と、帆布ポーチの耐久性。この2つを組み合わせることで、デザイン性と保護性能を両立できました。
「ケースで守る＋ポーチで運ぶ」という二段構えは少し大げさかもしれませんが、長く大切に使いたい人にはおすすめの組み合わせです。