今年モデルの Dell Pro 13 Plus を購入。
昨年(2024)は Intel 第13世代/14世代デスクトップ用の CPU において、マイクロコードの不具合による電力制御の問題が報告されており、なんとなく買い控えの雰囲気になっていたので、そこからのひさしぶりの購入になります。
DELL は 2024 年から「Latitude」「Vostro」「XPS」「Inspiron」など従来のブランド体系を再編・統合し、よりシンプルな命名体系(「Dell Pro」「Dell Pro Max」など)に移行しています。
この「Dell Pro 13 Plus (PB13250)」はその新体系の一部で、以下のような体型になっています。
- Dell → 一般消費者向け製品ブランド(旧Inspiron)
- Dell Pro → 法人向け製品ブランド(旧Latitude)
- Dell Pro Max → ワークステーション向けブランド(旧Precision・デスクトップ)
さらにこのブランドの中で、Premium、Plus、といったグレードがあります。
なので、この製品の Dell Pro 13 Plus というのは法人用のメインストリーム製品という位置づけになっています。
ちなみに型番らしき「PB13250」にも意味があり、
P = Pro、B = Business(法人)、13 = 13インチ、250 = モデルランク
となっています。
パッケージは、ここ最近の主流の簡易版みたいなの。
ゴミが少なくなって、かなり嬉しい。
10台くらい大量に購入すると、捨てるコストもかなり高いので。
開けると、黒いフィルムに包まれた本体。
細かいゴミも見えて、海外アジア製らしい。
内容物は少なめ。簡単なセットアップガイドとか。
日本語これだけ。
電源アダプターは、XPS とかと比較すると、かなり大きくなった。
USB-C です。
C端子は2つ。どちらでも充電できます。分かりづらいですが、端子の少し離れた右に小さく点灯する充電インジケータがあります。
13インチなのですが、高級機である XPS と比較すると、かなり厚いです。
でも質感は XPS に近づいていると思います。けっこう頑丈そうで、少し重いです。
とはいっても軽量な XPS と比較しての感想なので、普通のノートPCと同じ、1.23 kg で軽い方です。折りたたみ時の剛性と高級感があり、ビジネスユースにふさわしいです。
左側には HDMI 端子、USB-A 端子もあります。
HDMI は最近の13インチには必ず付くようになっていて、会議やプレゼンで便利です。
背部には、通気口らしきものがあります。
右側にはイヤホンジャックと、USBーA端子です。
こちら側に端子があると、マウスの邪魔になるのでこの設計は嬉しい。
ヒンジ部分も今までは割れやすい形状だったのですが、いろいろ工夫されて壊れにくくなっています。
背面。まぁいつもの排気口。排熱設計も静音性に優れ、スリムながらパフォーマンスと冷却の両立を果たしています。静音設計にも注力され、稼働中のファンノイズはほぼ無音に近く、局所的に熱もほとんど感じません。なお、噂だとメモリ増設できないないらしいです。そうなの?
右下に Intel のシール。
事務用途なので、Core Ultra 5 プロセッサ を選択しています。ここ最近、PC自体の価格も高騰していて、無駄に高性能を選べなくなっていますね。
Core Ultra シリーズは Intel の次世代 CPU シリーズですが、AI 処理を補助する NPU (Neural Processing Unit)というチップが内蔵されています。ただ対応したアプリケーションが少ないとも聞いているので、個人的には飛びつかなくて良い製品かなと思っています。現在は主流の AI 関連処理は対応してるっぽいです。Copilot はもちろん、Qwen なども試してみましたが、確かにレスポンスは良い。でもノートPCで処理させなくても、クラウド使えばいいかな、という気も。
AI支援型作業やマルチスレッド処理というのは、今後の業務でもよく使われていくものだと思うので、良い進化だと思いますね。
電源スイッチはここで、指紋認証も兼ねています。
初見は分かりやすいように、ガイドシールが貼られています。
カメラは 8MP IRカメラ搭載で、プライバシーシャッター機能付き。顔認証、背景ぼかし、など AI 処理に適した性能で、会議用途に耐えるための周到な設計になっています。
パームレストと一体化したガラス製タッチパッドは、物理的な区切りをイメージできる配置で、レスポンスも極めて繊細。指先の動きに吸い付くように反応し、クリエイティブ用途でもストレスを感じません。
タッチパッドはハプティックフィードバック対応しているようですが、今のところ全く動作を感じないです。すべすべしていて、かなり手触りが良いです。
アイソレーション型のキーボード。バックライトで光ります。
13インチの配列なので、ゼロラティス構造により、かなりぎっちぎちに詰められている印象。
キーは打ちやすく、とくに問題も無いです。
ストロークは浅めですが、打鍵感は明確。まるで高級万年筆の書き味を追求するような、緻密な設計思想が感じられます。
物理的に Copilot 起動ボタンがあるのが特徴です。
そこまで必要か? と言われたら、まぁあったら便利ですねというレベル。
ちなみに僕は1回も触ったことないです。
画面は IPS で、かなり綺麗。今まで見た DELL のどの PC よりも綺麗。
縦横比が16:10になり、発色も良く見やすいです。
この画面だけでも購入する価値があると思える。
プロダクトデザイナー目線で見ると、Dell Pro 13 Plus は要素設計から利用体験・実用性まで高水準で一貫性のある設計思想が感じられるモデルです。
軽量で堅牢な筐体、高効率な SoC と NPU によるパフォーマンス、静音と冷却のバランス、そして最新インターフェースへの対応。一方で、SSD 規格の選択やメンテナンス性(内部アクセス性)、将来的拡張性には注意が必要です。
新型 Intel Core プロセッサを搭載し、マルチタスクや処理負荷の高い作業でも速度低下は見られず、見た目に反して「パワフル」という言葉が浮かびます。ビジネス用途はもちろん、動画編集や軽い3Dモデリングにも対応できる余力を持っています。
無駄を一切削ぎ落としたミニマルデザイン
タッチパッドの境界線すら見えないこの筐体は、まるで金属彫刻。
テクノロジーと美学の融合とはこのこと。手に取るたびに、工業製品の枠を超えた静かな感動があります。
重量約1.25kgという軽さに加え、厚みも13mm前後に抑えられ、バッグの中でも嵩張りません。バッテリーも1日持ち歩く用途なら十分に信頼できます。
洗練されたアルミユニボディに、境界を感じさせないタッチパッドとフラットなキーボード。
無駄を一切削ぎ落としたミニマルデザインは、機能美と静謐さを同時に体現しています。
ちょっと厚みがあるけど。
拡張性は無い
密閉感のある一体型デザインゆえに内部へのアクセスはやや難しく、パーツ交換や清掃は上級者向け。ただし、筐体の堅牢性と冷却設計の優秀さにより、日常使用でのメンテナンス頻度は少なくて済みます。
値引きがあれば尚良い
プレミアム設計と高性能を両立しつつ、同スペック帯の他社製品と比べても価格は抑えめ。美しさと実用性のバランスを求めるユーザーにとって、十分に納得のいくコストパフォーマンスです。
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購入金額
272,528円
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購入日
2025年08月03日
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購入場所
DELL



















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