昨日長らく使ってきたフィーチャーフォンを機種変更して、乗り換え特典を利用する形でGoogle Pixel 9aを入手してきました。
Pixel 9aについては別の機会に取り上げるつもりですが、その説明の前提となるべきPixel 9 Proを半年以上も前に導入していながらまだ紹介していなかったことに気付きましたので、ここで取り上げておきたいと思います。とはいえ、その半年の間に後継モデルPixel 10シリーズがリリースされ、既に型落ちとなってしまったわけですが…。
元々私はスマートフォンはiPhoneを前提としているのですが、一応Androidの製品も常時最低1台は使えるようにしていて、ここしばらくはGoogle Pixel 6aを使い続けていました。
私は普段スマホでゲームをプレイするわけでも無く、Pixel 6aは案外操作感が良いので特にこれで不満はありませんでした。ただ、昨年のCP+(写真機材関連の展示イベント)にGoogleが出展していて、Pixel 9 Proシリーズのカメラ性能を派手にアピールしていたことは記憶していました。Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XLをかなりの台数用意していて、実際に自由に撮影してみて欲しい、更に言えば今お使いのスマホでも同じように撮影して出来映えの差を比較してみて欲しい、とのことでしたので、iPhone 14 ProやPixel 6aと実際に撮り比べしてみて、確かにカメラ性能は大したものだなと感心したのです。記録用カメラとしてはiPhoneよりも良いと感じました。
その後暫くして日記でも書いたことがありますが、Pixel 9 ProシリーズのiPhoneユーザー向け限定オファーを見つけ、Pixel 9 Proシリーズが40%引きとなるということで、考えた既にPixel 6aの更新を兼ねてPixel 9 Pro 128GBを購入したわけです。
実は購入を迷っていた時期に、Pixel 9 Proシリーズ購入者向けにiPhoneの下取り価格が増額されるキャンペーンが実施されていて、iPhone 12または13を下取りに出す前提でいました。しかし決済エラー等が発生して購入が遅れた結果キャンペーンが終了してしまい、Appleストアの下取りの方がマシな程度の価格となってしまいましたので、結果的には単体購入となりました。
このPixel 9 ProはGoogleストアで購入したのですが、それ以外の用品もAmazon等で注文して、本体が届く頃には手帳型ケースとガラスフィルムは到着していました。初期設定の開始前に装着してしまいます。
今回はPixel 6aの入れ替えという形でセットアップします。iPhoneでは以前から新旧端末を並べておくと自動的に引き継ぎが可能となる機能が実装されていましたが、Pixelでもいつの間にか同様の機能が実装されていました。
iPhone 14以降で実装され話題となった事故検出も、やはり用意されていました。ここまで露骨な後追いをされてしまうと何とコメントのしようがありません。
設定が完了すると、Pixel 6aで使っていた環境がほぼそのまま再現されています。
便利なことは確かだが、過信してはいけない
40% OFFオファーと同時に実施されていたキャンペーンとして、Pixelシリーズ(Pixel xa除く)購入者に半年間Gemini Advanced等を半年無料で利用できる特典が付いていました。そこでGoogleのAI、Geminiを少し試していたのですが、個人的にはChatGPT等と比較してGeminiはまだ学習が浅いのかなと感じました。
Pixel 9シリーズに搭載されているSoC、Tensor G4は、Samsung製ミドルクラスSoC、Exynos 2400をベースにAI処理性能を向上させたというもので、はっきり言ってしまえば単純な性能で言えばミドルハイクラスという程度で、Pixel 9 Proシリーズが価格帯で競合していたSnapdragon 8シリーズと比べられる性能ではありませんでした。
使い始めに測定していたGeekbench 5の結果が残っていたので掲載しておきます。
当時のSnapdragon 8系とは勝負できる水準では無く、型落ちと比較しても明確に劣るという有様でした。
そこで得意のAIを活用するべく、購入当時提供されていた無償のGemini 2.5でPixel 9 Proのレビューを書いて貰おうとしたのですが、何と「Pixel 9 Proという製品はまだ存在していない」と返されてしまいました。そこで有償のGemini Advancedに切り替えたところ、無事文章の生成が始まったのですが…。
生成過程を見ていると、英語圏で有名と思われるスマホレビューサイトを数カ所参照して、そこから文章のキーポイントを抽出し文章として出力するという流れのようでした。生成しているというよりは検索結果の表示を自然文としたサーチエンジンでしか無いように思えたのです。ちなみにその時生成された文章はかなり膨大な量となってしまったので、ここでは詳細に触れることは出来ませんが、参照しているデータが少なすぎてどうしても不安感の方が先に立ってしまいました。
なお、その後Geminiが更新されたことで無料版のGeminiでもある程度使える文を書いてくれるようになった気がします。
こちらは最新のGeminiで生成したものですが、メーカーの公式発表っぽい文章ではありますが、無事出力されるようになっています。
対象物を明瞭に描くことに特化
Pixel 9 Proのカメラは、ハードウェア的には特に優れたものではないのですが、AI処理により対象物をとにかく鮮明に描くことに注力されています。
一見するとごく普通の写真なのですが、実はこの写真を撮影した時点で既に周囲は薄暗くなっていて、肉眼ではとてもここまで鮮明に見える状態ではありませんでした。露出をうまく動かしているという話では無く、撮影時にAIで補正した結果なのでしょう。
これもかなり暗い店内で出されたランチ寿司ですが、恐らく説明されなければごく普通に明るい場所で出されたものと思ってしまうでしょう。
これは1月2日、つまり東京に雪が降った日の20:40頃に御茶ノ水駅で撮影した写真です。確かに工事現場の照明があるため時刻の割には明るい場所ではあるのですが、肉眼ではとてもこんなに明るくは見えません。
つまり上の3枚の写真はいずれも「肉眼より鮮明」という写り方をしていることになるわけで、この辺りが「AIスマホ」の面目躍如といったところでしょう。
クラスの割に低性能だがAI性能は優秀で今時に向いた製品
まず単純なスマートフォンとして判断すると、ミドルハイクラスの性能とハイエンドに迫る価格という、はっきり言ってしまえばお買い得とは言い難い製品ですが、AIをフル活用する人にとっては十分高性能といえるでしょう。
ただ、Geminiを少し使ってみて、個人的にAIは人から思考力を奪ってしまう危険性を感じました。今時Pixelシリーズのような高性能AIスマホを使っている人は、仕事でも趣味でも何でもAIに尋ねて動いているということが少なからず見られます。しかしAIが出す結論は正確性が担保されているわけでは無く、現状ではWebで検索した結果をかいつまんで人間が作るような文章で返しているに過ぎないのです。Webで誤りを含んだ記事が多いテーマでは、AIもそれに比例して不正確な生成物を返してきますし、本当の意味で思考している訳ではないことを理解して使うべきといえます。
とはいえ、Pixel 9 ProはまさにGeminiの為に作られたようなスマホであり、この製品はそれに見合った価値を提供していることは間違いありません。
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購入金額
95,800円
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購入日
2025年06月10日
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購入場所
Google Store

















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