CPU&マザボを交換した際、4枚ポン付けというAMD非推奨の状況であっさり動いたこともあり、Ryzen独特の制限があることを失念して、レビューしておりました。
改めて旧環境と比較検討し、レビューいたします。
━━━ 旧構成 ━━━
CPUはRyzen5 5600Xに更新したものの、予算の都合でメモリは前PCのものをそのまま使用していました。
DDR4-2133 8GB × 2枚、DDR4-2666 8GB × 2枚 (いずれもシングルランク)の4枚構成でした。
━━━ 新構成 ━━━
大手チップメーカー各社がDDR4生産終了するということで、質のいいモジュールが手に入るうちに交換となりました。
そこまでシビアにスペックを追い求めていないので、手頃でサポート充実(していそう)なCFDにしました。
━━━ BIOSによる制限 ━━━
MSI B550M PRO-VHDの自動設定では、2933MHzの制限が入りました。
クロックを手動設定したところ、定格の3200MHzで安定動作しています(ちょっと誤差出てますが)
サクサク感UP
DDR4初期から末期への乗り換えということで、1.6倍のクロックアップとなりました。
結果は、誰でも効果を体感できるくらい、反応がよくなりました。
◆Chrome・Youtubeの反応
ワンテンポ・ツーテンポ遅れてくる感じが解消。
よく使うアプリやページなだけに、ストレス軽減。
◆エクスプローラー
Windows10になってからやたらと重くなったエクスプローラー。
あと一歩のもたつき感が見事解消し、サクっと起動完了するように。
5600Xに買い替えたきっかけだったので、より軽快になってハッピーです。
◆Luminar4でのRAW現像
微調整のプレビューがよりリニアに。特にAIの反応はかなり改善しました。
AIはあまり使わないのもあり、そこまで感動はなかったですが、仕事で使い倒すような人には恩恵大。
◆Inkscape
起動がやたら重いソフトですが、劇的ではないものの改善が見られました。
起動が遅いと、その後の作業のモチベーションに少なからず影響するので、いいことですね。
安心のPanRam製(と思われる)
金属感のある黒いレジスト、配線の取り回し方、ズッシリした重量といった特徴からすると、PanRamのOEMではと思います。
PanRam製メモリは真面目に作られている印象で、とても好感がもてます。
チップはCFDのマーキングに書き換えられており、外見からはチップメーカーは判断できません。
CPU-Zなどでは表示されます。
基本的に混載はないようです。
Ryzenでは要注意
デュアルランクのメモリをRyzenで使うと、安定動作のためクロックに制限が入る場合がある。
今回、クロックを手動設定しても、1590(3180)MHzに制限が入った。
安定して動いてるのはラッキー。
マザボメーカーが未確認のデュアルランクメモリ4枚となると、かなりリスクになる模様。
確実な動作を望むなら、マザボメーカーが確認済みメモリを使うこと。
━━━ 結論 ━━━
◆知識のある人は、選んでよし。
◆よくわからない人は、高くても動作確認済みのメモリを選ぶべし。
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購入金額
5,836円
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購入日
2025年05月11日
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購入場所
Amazon






まこりんさん
05/11
メモリの容量、枚数には変化無く?
メモリクロックだけで結構変わるとはビックリです。良い情報でありがたいですね。
メモリ2枚(デュアルチャンネル)にもなってるから更に差が出てるのかな?
いぐなっちさん
05/11
ご指摘ありがとうございます!
古いメモリは、ポン付けで安定動作してたので、Ryzenのメモリ制限のこと忘れておりました。
DDR4 2133 8GB x 2、DDR4 2666 8GB x 2 (いずれもシングルランク)の4枚構成で動かしていました。
環境を戻してメモリ動作確認したところ、2133で動作しておりました。
そのとき動作も確認しましたが、たしかにワンテンポ遅れるものの、言われれば確かにという程度でした。
プラシーボの影響下にあったようです。
のちほど、冷静にレビューしなおします。
コメント、誠にありがとうございました!