以前にレビューをした漫画家の小雨大豆さんの作品です。
随分前に一巻から欠かさずに購読しているのですが、レビューをするタイミングを見失っている内に、遂に21巻が発売された為、本当に今さらですが、感想など。
独特のテンポと解釈、そしてシリアスとギャグの切替えの妙
日ノ本一の桃太郎、鬼を退治した後の冒険譚。
一話目をTwitter(現X)上で見た時に、刺さりました。
強すぎる主人公なのに、抜けている部分で窮地に陥り、そして、仲間の為に体を張れる。
見事にツボです。
普段はイケメンだけれども、急に三枚目になるところも良いですね。
そして、武器は杖。
仕込み杖ではありませんし、刃もついていません。
主人公の特殊能力で、斬る。
全てを斬る代償に、自分自身を消耗する。
鬼が島を壊滅させる事が使命と信じていた時には、無制限に使えていたけれども、「鬼」が悪ではないと思い至ってからは、命の使い道に悩んでいるという縛りの妙がありますね。
物語の緩急も好きなリズムです。
アクションシーンのスピード感などは、気が付いたら読み終えている、という感じで楽しいですね。
今回購読した21巻は、正しく水を吸う地面の如く、一気に読了しました。
何度も書きますが、美形の美しさがツボです。
切れ長の目。
長く美しい睫毛。
すらりとした顔の輪郭。
そこに美しさを底上げするように、繊細に混じる異形のシンボル。
全て刺さります、ありがとうございます。
購入自体も、「あ、出てた。入手しなきゃ」ポチり。
と、実は金額確認していなかったですね。
そのくらい、最新刊が楽しみな作品です。
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購入金額
0円
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購入日
2020年08月15日
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購入場所
楽天ブックス
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