レビューメディア「ジグソー」

古いクルマでもスマホを急速充電したい

何をするにも必需品になってしまったスマホ。根強くガラケーで粘ってた下小川君も最早見る影もないスマホ依存症。ドライブでもカーナビアプリ(自分はヤフーカーナビを使用)はもちろんハイタッチドライブ…通称ハイドラと呼ばれるGPSログでドライブ記録を残したり他ユーザーとすれ違った時に相手の車種が出たりするアプリが楽しくて(遠出した時に現地の人とタッチした記録が残ったり、大きなイベントだと色んな都道府県の人とのログが出たりと)必需品。

ユーノスコスモには前オーナーが装着した2DINカーナビがあるのだが、それはそれとしてスマホホルダーも使いやすい位置についていた。前オーナーも併用タイプだったのだろう。

自分の場合「家で事前に設定して車に持ち込めるという」アドバンテージが案内の精度の不利を補ってでかく2DINカーナビは専らオーディオ役だ。

さて話を戻すとスマホホルダーは設置されているがUSB充電器の類は残っていない。カーナビやハイドラを常時起動するとスマホの電池はあっという間に無くなるので充電器は必須。

自動車内で充電ポートを増やすとなると定番はシガーソケットタイプだが、今回はそれを含めた電装系アクセサリ一式を配線しなおして付ける予定。どうせ配線弄るなら配線直結タイプの方がコンパクトだし手間も増えないということでそちらへ。

 

最初はお値段も安いし古い機器でも使いやすいUSB Type-Aにしようかと思ったのだが、30年前のコスモにUSB Type-Cがついているの面白いだろうというノリでType-Cタイプをチョイスした。

エーモン品番4838はAmazon限定品とあるが簡易パッケージなだけで商品自体はたぶん【3483】USB電源ポート(Type-C 27W) と同等だろう。

更新: 2024/12/15
導入難度

初歩部分の自動車配線知識が必須

さて配線直結タイプなので挿して終わりのシガー式とは勝手が違う。ただ一番シンプル&実用的な部類でもあるので電装品追加の入門用としてもいいかもしれない。

配線はプラス側はギボシ、マイナス側はアース向けなクワ端子に加工済みなのも親切。

 

自動車の電装品はエンジンを切っても通電しているもの、ACC状態で通電するもの等々。そして元ある系統に追加させるのだから(USB充電程度なら大した容量ではないが)容量も気を使う必要がある。またヒューズなんかも必要。

この商品は本当に充電器本体のみなので、自分で考えて接続先を選んでヒューズをかまして等する必要があるわけだ。その辺書き出すと長くなるし責任とれないので調べよう。

最近はネットの情報も玉石混淆なので自分はDIYラボを良く参考にしている。わかりやすい。

DIYLabo/DIYラボ

 

さて今回のコスモは既に前オーナーがヒューズボックスのサンルーフ用ヒューズからレーダー探知機を分岐させていた。このサンルーフ、そもそもユーノスコスモにサンルーフは無い。ぼくの個体に無いわけじゃなくてそもそも設定がない。

当時の試作車なんかには搭載されているらしいので予定はあったが断念されたといった感じだろう。ばっちり配線はされているし、本来サンルーフ用のモーターを動かすつもりだったのだろうから配線も容量的にも余裕はありそう。追加電装品用の系統としてはこれ以上ない好条件。

写真のヒューズボックス上の黒線が出ているのがサンルーフ系統。

前オーナーはレーダー探知機のみを追加するだけだったので細目の線が使われていたが、今回はこの充電器含め、↑に貼ったシガー3分岐ソケット(そこからドラレコ・レーダー探知機・デジカメ等予備のUSB充電器)を接続、更にこのUSB Type-C充電器、光るリアスピーカー用のLED等を接続する。

追々追加する時もこの系統を使うはずなので太めの線で引き直してヒューズも容量をアップ。

最大27Wの充電が可能なのでその辺も考慮しておきたい。

 

+のギボシはそのまま使えたがアースは都合のいい位置がなかったので元のクワをぶった切って他アクセサリのアース線と合流させた。

設置位置はスマホホルダーの近く。追加メーターの脇にした。TypeーAより一回りコンパクトなのが良い。工作派ならダッシュボード埋め込みのベースにも使えるだろう。

更新: 2024/12/15
実用性

車内急速充電は便利

これまでメインのアテンザでも(装着時はそもそもType-Cが存在しなかったので)Type-Aの従来速度での充電だったのだが、いつの間に手持ちのスマホもType-C対応になっていたので車内で高速充電できるのは助かる。

自分の今のスマホは決して高性能ではないMoto G8 Powerなのだが、それでも従来型の充電器だと結構時間がかかる。これならおでかけ前日に充電し忘れていても移動中にフル充電余裕だ。ワット表示タイプのUSBケーブルを使ったとところ最大15Wで充電している。これは家で使っている充電器と同じ値なのでスマホ側の対応をフルに出している。

またバッテリー残容量に応じてワット数が変化するのもしっかり確認。満充電に近づくにつれ低出力になっていく。PD対応充電器として問題ない動作だ。

 

…まあしいて問題があるとすればリッター6~7kmのロータリーシーケンシャルツインターボでスマホを充電するとかいう脱炭素社会に喧嘩を売ってお釣りをもらえるくらいの所業という事くらいか。

  • 購入金額

    1,780円

  • 購入日

    2024年12月15日

  • 購入場所

    Amazon

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