DAW入力や作曲に使うキーボードとして、KORGのミニ鍵盤49鍵キーボードmicroKEY2 Air-49
を入手したが、専用ケースがないので、持ち運びと保護・保管のため、キーボードが入る大きさのEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)製の釣り竿用ケース(ロッドケース)を手配した。
この釣り竿ケース、転用品にしては縦横厚さの比率が絶妙で、外寸709×139×54 mmのmicroKEY2 Air-49に対して、80cm×20cm×13cmとちょっと厚めだが、左右上下の「余り具合」ふくめ、大まかな比率は合っている。
ただ、「80cm×20cm×13cm」はケース外寸であり、内寸はそれより小さいとは言うものの、厚くないEVA製で、内張もクッションがあるわけではないので、保管くらいならともかく、さすがにこのまま持ち歩くと中でキーボードが遊んでしまう。
一応ケース内側にロッドを固定するためのマジックテープ(ベルクロ)はついているのだが、それでキーボードが動かない程強く締めて固定すると鍵盤部分に負荷がかかってしまうことになる。
そこで、クッションを詰めることにした。用意したのはYAHATA(八幡ねじ)のウレタン製緩衝材、「ダンパー」、サイズは30mm×400mm×500mm。
ダンパーという名前の通り、1cmのウレタンベースに3cmピッチで2cmの「突起」が並んでいる構造(もちろん一体成型であり、明確にベース素材と突起が分かれているわけではない)。一部の洗い物用スポンジにも見られるような構造だが、複数の「点」で対象物を支え、揺れに強い構造の緩衝材。
これを2枚入手し、1枚を20cm幅にカットして(メッシュポケットを撤去した)ケースの下側に敷き詰めた(20cm×50cmの方向に切ったので、余った20cm×20cmは除去)。
カットはよく切れるカッターナイフで行ったのだが、切り口は結構凸凹していて、なかなかきれいに切るのは難しい。
敷き詰めた後、それでもこのケース「厚み」方向には余裕があるので、キーボードを固定できるベルクロを殺すのはもったいなくて、それを使えるように「受け」側の位置を少しザクり。
きちんと留められるようになったが、鍵盤にテンションがかかるのは変わらないので...
ただ、このまま締めてしまうとやはりベルクロの位置の鍵盤に負荷がかかってしまうのは同じ。そこで、もう一枚のダンパーを今度は15cm幅に切って、15cm×40cmを2枚作り、鍵盤の上にかぶせてベルクロを締めることにした。
ダンパーを15cm×40cmに切り出してそれを1枚ずつ噛ませることで圧力を分散
これにより、ケースの13cmの厚さの半分以上を使うことになったが、真ん中の仕切り版は布でケースに固定されているので、ケースは特に問題なく閉まるし、中央のポケットにUSBケーブルなど小物を入れることも可能。そしてベルクロ固定とダンパーの点保持、弱いだろうけど仕切り版による摩擦でキーボードはがっちり固定されていて、ケースを持ち上げて揺らしても、中で動く気配なし。
仕切り板の固定が布なので、下側パンパンでもちゃんと口は閉じられる
ここでふと思いついたのが、蓋側の方にMWiC
が入らないかということ。
まだ残してあるロッド固定用のベルクロによって固定すると、ちゃんと固定できる。また、ケースの蓋もきちんと閉まる。
本運用にはMWiCをフェルトで包んでおいた方がさらに安心だが、釣り具ケース1つでキーボードとMWiC両方が運搬できるのは便利。
釣り用品のロッドケース⇒楽器用ケースへの魔改造は無事終了。
あとは、この手のウレタンで問題となる長期保管時のヘタりや「溶け」具合。
商品の売り文句としては、弾性の他に、対候性や耐水性、耐摩耗性は良いが、耐油性は若干落ちるような表記。脂っぽい場所で保管する気はないが、今の住まいは狭くて、台所スペースとは密閉性がほとんどないガラス引き戸1枚で隔てられているだけ。その影響がどうなのか、そこは長期に見てみようと思っています。
【仕様】
材質: ウレタンゴム(U)
サイズ:30mm×400mm×500mm
ダンパー最大厚:30mm
突起部単体:20mm
突起ピッチ:30mm
使用温度:-20~60℃
特性:弾性○ 耐候性○ 耐水性○ 耐油性△ 耐摩耗性○
生産国:日本
さすが「ダンパー」、相当に良い
クッション性はものすごく良いので、あとは劣化具合がどうかというところ。
カッターやハサミで簡単に切り離し/切り取りが出来るが...
弾力があり、正確な印もつけづらいので、「まっすぐに」「なめらかに」切れ目を入れるのは意外に難しい。
-
購入金額
1,280円
-
購入日
2024年07月17日
-
購入場所
パワー
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。