レビューメディア「ジグソー」

ハードウェアはシンプルだが機能は豊富

特に必要というわけでも無かったのですが、ちょっと作りがしっかりした小さいネットワークスイッチを買っておこうと思い、ポート数が少ないモデルであれば意外と普及価格帯製品との価格差が少ないということで、YAMAHA製のL2スイッチを入手してみました。オーディオ用のネットワークを独立させる時に使えそうかもということで…。

 

今回購入したのはYAMAHA製のネットワークスイッチの中でも最もシンプルかつ安価な製品である、SWX2110-5Gです。何の変哲も無いGigabit Ethernetの5ポートモデルです。

 

これがPC向けに購入するつもりであれば、今からなら少なくとも2.5G対応モデルを買うでしょう。しかしオーディオ用はまだまだ100Mbpsでも十分と言われている分野ですから、速度はそれ程重視しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱のデザインはYAMAHA製ネットワーク機器でお馴染みのものですが、本体が小さいだけに外箱もコンパクトにまとまっています。

 

 

 

 

 

 

 

箱を開けると説明書(保証書含む)が入った袋、ネットワークスイッチ本体、ACアダプターが見えます。

 

 

 

 

 

 

 

箱の底にマグネットシートが貼り付けられていましたが、まあオフィスのスチールデスクなどでなければ使う場所もないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本体の外観は至ってシンプルで、フロント側は電源ランプのみ、背面側はネットワーク5ポートの他はボタン1つとDC入力端子が用意されているだけです。

 

但し電源ランプは異常時に色が変わったり点滅したりするなど一応機能が隠されていますし、ネットワークポート部のLEDランプは通常の格安スイッチではLINKランプとACTランプとなっているはずですが、この製品ではLINK/ACTランプとループ警告ランプとなっている辺りがちょっと違っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

底面の型番ラベル部分は、スチール家具等に磁力でくっつけて設置する際に先ほどのマグネットシートを貼ることで対応する部分となります。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

ACアダプターは入力側の定格が12V/0.22Aですが、アダプター自体の出力は12V/1.0Aとなっていてかなり余裕があります。

 

 

 

 

 

 

DC入力端子は5.5mm径のセンター+という一般的な規格ではあるのですが、センターピンがアダプター側に存在しているタイプであり、互換品は案外入手しにくいかも知れません。壊さないよう注意した方が良いでしょう。

更新: 2024/09/16
総評

シンプルスイッチだが、YAMAHAならではの多機能なソフトウェア

シンプルスイッチですから、使い方は全く難しくありません。単にネットワークスイッチとして機能させるだけであれば、電源とLANケーブルを挿すだけです。

 

ただ、業務用ルーターの定番RTXシリーズで定評あるYAMAHAのネットワーク機器だけあり、本機のようなシンプルな製品にも豊富なソフトウェアが利用可能となっています。

 

元々はRTXシリーズでネットワークの可視化機能を用意して話題になったことがありましたが、本機でもその機能は提供されます。

 

具体的にはYAMAHAが提供する「Yamaha LAN Monitor」というツールをPCに導入することで利用可能となります。

 

購入したSWX2110-5Gはまだきちんと組み込んでいるわけではありませんが、自宅の基幹スイッチとなっているAllied Telesis製スイッチGS924XLにぶら下がっているBUFFALO WXR-6000AX12Pの空いている有線ポートにSWX2110-5Gをぶら下げてみました。その上でYamaha LAN Monitorを起動します。

 

 

 

 

 

 

 

 

このネットワークマップの表示する機器の範囲が理解できませんが、SWX2110-5G本体とこの情報を閲覧しているPCの情報は表示されました。同じGS924XLに繋がっている他のPCや、WXR-6000AX12Pの情報は表示されません。

 

 

このYamaha LAN Monitorは単に情報を閲覧するだけではなく、ネットワークスイッチ本体の設定ツールとしても利用可能です。Yamaha LAN MonitorからSWX2110-5Gの情報を表示すると、ポートごとの動作設定や全体の機能設定、ファームウェア更新やすっちほんたいの再起動などの機能が用意されていることが判ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えばVLANを設定する場合などもここから操作します。

 

SWX2110-5Gは前述の通りシンプルなネットワークスイッチでしかないのですが、設定機能や情報表示などは下手なインテリジェントスイッチよりも充実しているかも知れないと思うほどで、この辺りはさすがに豊富な実績を持つYAMAHAらしい仕上がりと思います。

 

 

まだ具体的な環境構築をしているわけではありませんが、今後計画しているオーディオ機器を切り離したVLANを組む時などに活躍してくれそうと期待が持てます。

 

 

ポート数が増えると一般的な格安スイッチとの価格差は大きくなりますが、5ポートモデルであれば大きな価格差ではなくYAMAHA製スイッチを取り敢えず使ってみたいという方にも手頃で良い選択肢と思います。

 

スイッチとしての動作にはまだ言及できませんが、5ポートの割に重くしっかりとした筐体に収められていて、信頼性の方も期待できるのではないかと思います。

  • 購入金額

    3,980円

  • 購入日

    2024年08月22日

  • 購入場所

    eTREND楽天市場店

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