ダイソーの24in1精密ドライバーセット(税込330円)です。
以前モチモノ登録した『25in1精密ドライバーセット(以降25in1とします)』とかなり似ています。しかも330円ということで、特に必要だった訳ではありませんが、単なる興味本位から購入してしまいました。
パッケージデザインはダイソー製品らしいゴチャゴチャした感じで、やや胡散臭い感じはしますが、昭和のパチモン感が漂っていた25in1とはまた違った感じで興味深いです。
隙間なく画像や文字など埋められたパッケージ
右が本製品、どちらもオレンジ色なのは偶然??
樹脂ケースについてはオーバル断面のスライド式となっていて25in1と全く同じ印象ですが、並べてみると本製品の方がやや厚みがあります。
樹脂ケースの色はブラック、25in1より粗めのシボが入っておりやや雑な印象の仕上がりになっています。開梱時は表面に油が付着してシミのようになっていました。
スライド式のカバーを開けると、ペン型のハンドルと小さなビットが並んでいます。パッと見で違いが分かるのはビットの表面処理です。25in1の方は、半艶でグレイッシュな落ち着きのある質感なのに対して、本製品は磨きが入ったクロム調の質感となっています。
この違いはビットの材質の違いによるものと思われます。25in1はS2合金鋼ですが、本製品は炭素鋼となっていますので、錆びにくくするために鏡面仕上げになっているようです。よく見るとビットの加工痕が目立ちますね。粗削りのままポリッシュした感じです。この切削傷が破損等の直接的な原因になるのか分かりませんが、大きめのビットはたぶん大丈夫そうなのでとりあえず今は良しとします。
六角からくびれる部分のアップ
ビットの種類は普通のプラス、マイナスに加えて、星型やトルクス、Y型、六角など合わせて24種類入っていました。25in1とは扱っているビットの種類が若干異なるので、少なくとも25in1の真似をした訳ではないようですね。というか、そもそも25in1の方も何かをパクった可能性がありますね、、、
ハンドル部分はアルミ合金製で、これは25in1と同じだろうと思っていましたが、こちらは鉛筆のような六角形状になっています。ハンドルについては本製品の方が使いやすいように感じました。回転部分の動きやビットの収まりなどの精度はほぼ変わらない印象です。
ハンドル部の比較
本製品は六角断面なので持ちやすくなっています
ハンドル内部には25in1と同様に中にマグネットが仕込まれているようで、ビットを差し込むと磁力で吸着する仕組みになっています。
装着感はほぼ同じでした
25in1と比較して、もう一点大きな違いがあります。それはケース側のビットを収納する機構の違いです。25in1は磁力でビットを留めていましたが、本製品は物理的な機構によってビットを固定しています。しっかり固定されているので、フタを開けた瞬間にうっかり落としてもビットがバラけてしまうことはなさそうですが、しっかり留まっているため取り外すのも一苦労です。
取り出し易さは25in1に軍配が上がりますが、ビットの判別し易さは、本製品の方が親切かも知れません。※どちらにしても表示が小さすぎて老眼鏡無しでは判別できませんがw
壊れたら買い替えるという使い方はアリ
私の勝手なジャッジとしては、25in1の方が工具として格上だと判断しましたが、精密ドライバーは高いものも破損することがあるので、安いものを買って壊れたら買い替えるような使い方も、この価格ならアリかなと思います。
何はともあれ、ダイソーでこのようなマニアックな工具が購入できるという事実が驚きであり素晴らしいことだと感じました。
ということで、似たような工具が家に2つあっても持て余すだけなので、こちらは職場に持って行って使おう思います。
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購入金額
330円
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購入日
2024年08月頃
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購入場所
ダイソー
Aileさん
10/03
izappyさん
10/04
コメントありがとうございます。
パッと見はそうでもないのですが、確かに先端を拡大して見てみると精密さが微妙なのでネジ溝がなめてしまったり、簡単に先端が折れてしまいそうな危うい感じがします。
精度が微妙なので、機械式の時計などのような精密機器には適していないような気がします。どのドライバーでもネジ溝を潰してしまう危険性はありますが、この手の製品は特に毎回ガタつきを確認しながらサイズ違いのビットなどを試しつつ慎重に使うしかないと思います。