羽無しと謳われているハンズフリーネックファンです。
以前愛用していたネックファンが動かなくなったので買い替えたのですが、以前のようなプロペラが見えたタイプはすっかり見かけなくなったので、ヘッドホン的な形状でファンの羽が見えにくいモノをチョイスしました。
最近はペルチェ素子を採用した冷却プレート付きが主流のようですが、私の好みとしては冷たさよりも風を受けるという方が重要(好み)なので、冷却プレート的なモノは除外して、シンプルに風だけが出るモノの中から本製品を選定しました。
本製品は韓国発のライフスタイルブランド『DANSOON』の製品で、本製品が発売されたのは2020年頃らしいので、この手の商品としては割とロングセラーな方だと思います。(日本公式代理店:株式会社ロア・インターナショナル)
【製品仕様】
商品名:FLEX 羽根なし首かけ扇風機
カラー:クリームホワイト、クラシックブルー
ベビーピンク、ベーシックブラック
最大使用時間:4時間30分(弱)
充電時間:2時間半
モーター:BLDCモーター
バッテリー:リチウムポリマー(1,200mAh×2)
重量:263g(実測値)
シンプルなデザインが魅力です
デザインは以前のモノよりシンプルで洒落ていて、軟性のあるアームの両端に大きいマカロンが付いているような感じです。プロペラのようなファンの羽がないので、ぱっと見ヘッドホンのようにも見えます。製品のクオリティは高く精度的なところで気になる部分はありませんでした。
確かに羽がありません(見えません?)
以前のプロペラ式よりも小ぶりながら肉厚ではあります
内側になる部分は吸気口になっています
肌に触れる部分は凹凸があって滑りにくく、
ムレにくくもなっています
カラーはブラックとクラシックブルー、ホワイト、ピンクの4種類あるらしいのですが、私が購入したショップでは、ブラックとクラシックブルーの2種類しか扱っていない上、ブラックは品切れだったのでクラシックブルー一択でした。ちょっと心配していましたが、実物は落ち着いたブルーで、私好みのカラーでした。
どれも地味目な色使いで良い感じです
音は大きいが機能的には文句なしです
首に掛けるアーム部分は、予想以上に柔軟性があり、真っ直ぐの棒にもなりますし、グルッと360度曲げることもできます。更に多少なら捻ることも可能なので、首に掛けやすく、角度調節も可能な優れものです。
アームを曲げた状態
アームをまっすぐに伸ばした状態
ファン本体の外側にある丸いボタンが電源スイッチで、吹き出し口を上向きにして首に掛けると電源スイッチは左側になります。
丸い小さなボタンが電源スイッチ
電源スイッチを押すと『弱』で始まり、ボタンを押すごとに『中』→『強』→『切』の順に風量を切り替えることが出来ます。ファン使用時はパイロットランプがグリーンで光ります。
ブラシレスDCモーターとタービンを組み合わせたようなブレードレス方式で、強力な風を生み出すのだそうです。
本製品は吹き出し口が狭いせいか、スポット的な風が出るので弱風でも風が出ていると実感できます。
吹き出し口は狭めです
風が出る角度は吹き出し口から真っ直ぐ出るのではなく、かなり斜めに吹き出します。適当に首に掛けてスイッチをオンにすると、私の場合は風が丁度耳に当たる感じになります。
矢印の向きでスポット的に風が出ます
この状態からアームを曲げたり捻ったりして好みの部分に風が当たるようにします。私の場合、色々な角度を試した結果、一番安定していて風を感じやすいのは、少し内側に向けるように捻って、頬の辺りに風が向かう感じで、耳に直接風が当たらないようするのがベストでした。
この角度だと耳に直接風が当たります
それでも耳に風が当たるので、ボバババ〜っという風切り音がうるさく感じるのが難点で、すぐ近くの人との会話もままなりませんが、一人仕事の場合は関係ないので良しとしています。ちなみに私の場合は、基本的に炎天下の中で洗濯物を干したり取り入れたりする時用として限定的に使用しているので、音はあまり気にしません。
このくらいの捻りか私にはちょうど良い感じです
作動音はモーターが高回転なこととタービンの風切り音で結構大きめだと思います。『弱』はまぁ静かな範囲に入ると思いますが、『中』と『強』はそれなりに大きな音がしますので、電車内や人混みの中では要注意だと思います。
『弱』は涼しい部屋でなお涼しさが欲しい時くらいしか風を感じられませんが、屋外だとほとんど役に立たない風量です。『中』はある程度まとまった量の風が出るので屋外の日陰ならこれで十分かも知れません。炎天下の昼間なら『強』がオススメです。スポット的ではありますが、風量はかなり多いと思います。
バッテリーの容量は2,400mAhで、1.200mAhのバッテリーを左右それぞれに搭載しているということで、思っていたよりも大容量でした。バッテリーの充電は付属のUSB-Cケーブルとスマホなどの充電器(急速充電対応)を利用して行います。ケーブルを接続すると、パイロットランプが赤く光って充電中を示します。空っぽの状態から約2時間半程で充電が完了します。
充電中はパイロットランプが光ります
風量が少ないほどバッテリーは長く持ちます。私の場合、『強』の風量で一回約10分程度の使用ですが、満タン状態で4日(洗濯干しと取込みで20分×4日=80分)ほど使ったら自動的にオンオフの断続運転に切り替わりました。
この断続運転がバッテリーが少なくなった合図のようで、風量を落とせばこの後もしばらくは使えるようですが、キリの良いところで充電した方が良いでしょう。私の場合だと少し早めですが、3日使ったら充電する感じで丁度良いようです。
風量は十分だけどスポット的すぎるかも?
デザインや使い勝手はとても気に入っていますが、やはりこのタイプはアームと首の接するところが多少なりともムレてくるのが欠点だと思います。
やはり肌との接触部分はあついです
その点、冷却パネルの付いたモノは、そういった問題点をある程度はクリアしていると思われますが、冷却パネル付きの実機を弄った感じでは重さがネックになりそうだったので、どちらが良いかは単純に結論付けられないと思いました。
風量については想像以上だったので、これで十分だと思いますが、風の出方がスポット的すぎるので、もう少し拡散した柔らかい風でも良かったのかなぁと思います。
本製品を使うことで熱中症対策としての効果があるかどうかは不明ですが、何もないよりは過ごしやすいというか、気休めになっていると思うので、このようなアイテムがあると多少なりとも頑張れる気がします。ただし、30℃以上の炎天下で熱風が顔に当たると「これはちょっとヤバいのでは?」と危険を感じたので、そういう時は使用しない方が良いかも知れませんね。。。
屋外で使用した後、そのまま冷房が効いている部屋に入ると、冷たい風が一気にドバーッと吹き抜けてサイコーに気持ち良いです。
重量については以前のプロペラ式ネックファンよりも約60gほど重いのが気になるところで、確かに首にかけるとそれなりに重く感じますが、苦になるほどではないので良しとしました。
ということで、今夏の暑い屋外での家事はこれで凌ぎ切ろうと思っています。
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購入金額
1,980円
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購入日
2024年07月頃
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購入場所
Amazon
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