ZIGSOWさんでは現在
レビューの視点に「ガチレトロ指数」が使われたレビューを募集しています。
「親の世代のモノだが思い入れが強くて捨てられない」
「子どもの頃から捨てずに保管している」
「子どもの頃に憧れていたグッズを大人になって集め始めた」
「“昭和・平成レトロ”なもの持ってます!!」など、
レビューの視点「ガチレトロ指数」に関連するレビューを応募した上で
ZIGSOWラウンジの1コーナー「今週のコレクション」6枠に採用されると、
1人2,000円分のAmazonギフト券がもらえるチャンスです!
締切は7月21日の日付が替わるまで。
この企画を知って、手持ちのレトロ品もさることながら、
あのお店に行って、良いレトロ品を手に入れて、どうしても皆さんにご紹介したい!
でも、そのお店は、日・月・木曜日と週に3日の定休日があり
営業時間も午前10時から午後3時まで なんです。
距離にすれば3キロほどなんですが、なかなか営業時間にお訪ねするのが難しい。
でも、ギリギリ間に合いました。
9日の朝イチバン 開店と同時に入店しました。
で 買い求めたのが日立の真空管ラジオ エリーザS-560(改)
同時に懐かしい1978年製のFM-AMチューナーコンポーネントも目についたので買い求めました。
同世代のシンセサイザー方式のチューナーより存命率が高いような気がする
朧気な記憶を辿ると 最初に手に入れたコンポーネントFMチューナーは
パイオニアのTX-4400 21,800円
エントリーモデル デザインはスッキリしていましたが、
チューニングダイヤルにフライホイールが備わらないので その操作感に不満を覚えておりました。
それを友人に売却したあとに手に入れたのは
ヤマハのCT-R1
ヤマハらしいスッキリとしたデザイン スケールが透明アクリル板なのも独特
チューニングダイヤルに静電容量感知機能が備わっており、それに触れてチューニングを行い
指を離すと、チューニングメーターがススっと中央に寄り、最適化される半自動感が楽しめました。
同時期にTechnicsを中心にシンセサイザーチューナーが流行しだしたのを横目で見つつ
ヤマハも友人に売却。
型番もメーカーも記憶に無いのですが、2台のデジタルシンセサイザーチューナーを買いました。
機械部分が無いのに、意外にも壊れやすかったデジタルシンセサイザーチューナー。
どちらも5年も持たずに廃棄処分となり
その後 コンポーネントのチューナーから離れておりました。
で、件のショップで買い求めた古い日立のラジオの隣の棚に並んでいたいくつかのコンポーネント。
ヒトツはサンスイのブラックボディ
ヒトツはヤマハのアクリルパワーボタンが懐かしいモデルの他に
昔、所有していたCT-R1もあり、心が揺れたのですが
所有したことが無いTORIOに決めました。
あの頃、チューナーといえばTORIO ラジオといえばSONY という時代でしたし
たしかTRIOにはKT-9900という1978年当時に定価20万円という超弩級モデルもありました。
TRIOというメーカーに対しては憧れと畏怖が綯い交ぜになった感情があったんです。
チューニングダイヤルだけでなくパワーSWの感触も素晴らしい
簡単な動画にまとめてみました。
高校生の頃、店頭で触らせてもらったKT-9900は、もっとスムースだったように覚えていますが
ミドルクラスのKT-7100でも、フライホイールの慣性を生かしたニードルの動きを楽しめます。
各種切り替えスイッチの固めの感触もさることながら、
独特の触感を伴うパワーSWに 改めて昭和の機械の良さを感じております。
1977年当時の39800円って、今の物価なら軽く10万円超えだと思うんです。
ヘッドホン端子も備わらない、コレ単体では、まったく音が出ないチューナーの価格が10万円。
復権しつつあるアナログオーディオ界を見渡せば、フォノカートリッジやイヤホンなら
5万、10万を出そうという一般人もチラホラおられますが
コンパクト高性能ラジオはもとより、ラジコアプリが存在する令和に
FMチューナーに10万円支払おう という御仁はおられないと思われます。
筐体内部の様子
こちらがチューニングダイヤルの向こう側にあるフライホイール 原始的な構造です。
フロントエンド部にはデュアルゲートMOS FET 周波数直線型4連バリコン
チューニングダイヤルとスケールを結ぶ糸が、ピタゴラスイッチを彷彿とさせます。
照明ランプは電球式ですので、やがて切れる日が来ると思われます。
この時代、同軸アンテナケーブル用のF接栓は非採用でした。
今はフィーダー線を利用した簡易アンテナで様子を見ていますが、
そのうち同軸ケーブル経由で、なにか良いモノを探すことにします。
これもお楽しみのヒトツ。
ラジオラバー
古い真空管ラジオを魔改造したり、真空管回路を保守保全して実用に供したり
かつて憧れたコンポーネントチューナーを保守整備して販売なさっているご主人の目的は
ご自分が愛したラジオ放送、とりわけAM放送の良さを後世に伝えるためのようなんです。
京都市内では昨年から、朝日放送、毎日放送を安定して受信できなくなってます。
理由は中継局の廃止。
やがてAM局は廃止の方向に向いているそうなんです。
総務省によると、
AM放送が終了する主な理由は「設備更新や維持にかかるコストによるもの」とされています。
AM放送の設備更新にかかるコストを削減することなどを目的として、
遅くとも2028年(令和10年)再免許時までに
AM放送事業者は、段階的にAM放送からFM放送への転換やあるいは両放送の併用を進めています。
今現在販売されているラジオの多くはワイドFM対応となっているので、それを利用すれば
雑音の少ないステレオ放送が楽しめますし
スマホやPCでラジコアプリを使えば、遅延があるものの、やはり高音質無雑音で楽しめます。
でも それじゃ味気ない。
だからご主人が販売されているラジオもコンポーネントチューナーも、
FM波の受信帯域を上にズラして、ワイドFM局を受信可能となった状態で販売されています。
本来のスケールと実際の周波数がズレてしまうので
スケールの下に手作りの受信局名と周波数が記録されたステッカーが貼られております。
そして どのくらい上にシフトするかを決める時には
76.5MHzの京都ローカルFM局であるFMCOCOLOを納めるために
安定したAM波を受診できるであろう京都ローカルAM局のKBS京都が割り当てられている
ワイドFM周波数94.9MHzを犠牲にするという まさに苦渋の決断をなさったそうなんです。
どうです? ラジオラブにあふれておられるでしょう?
今はパネルのステッカーは剥がして、棚板の上に移設しております。
現状、簡易アンテナでは満足行く感度は得られていないのですが、工夫を重ねて
良い受信を目指します。
ただ ラックに納まってくれているだけで3000円の対価として充分だと思ってます。
そ〜なんです。 税込み3000円なんです。 ありがたいです。
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購入金額
3,000円
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購入日
2024年07月09日
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購入場所
建松洞
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