酸化した油は体によくないとされています。
しかし、常に新鮮な油を使い続けるということはコストが嵩みます。
今まで揚げ物をするときは頻度も少なかったため新鮮なものを使っていましたが、子供が大きくなるにつれて揚げ物の量や回数も増えるので油の再利用を考えたいと思いました。
ただ、再利用した油でも色・匂い・粘度・加熱時の煙発生率に問題が出ている場合は、破棄しようと思います。
なお、酸化した油よりコゲの摂取の方が非常に重い問題だと個人的には感じます。
コゲについてはGoogleやYoutubeなどで「AGEs(最終糖化産物)」と調べると情報が色々出ます。
レビューから脱線しますので、気になる方は各自でお調べください。
Amazonで外装の一部破損品を購入。
活性炭カートリッジ フィルターが1個付属している。
しかし、このフィルターが1個300円くらいするのでコスパがよくない。
なお、活性炭は別名チャコールとも言われる。
これは上記の糖化により発生したAGEsを吸着する作用があるそうです。
なので、意味のあるフィルターと一応理解しておく必要がある。
鉄製のフッ素樹脂塗膜加工の本体
ステンレス(SUS304)製品をよく見かけますが、こちらは鉄製。
フッ素が剥げたら取り替えですね。
外箱表
外箱裏
内容物
網をどけてみる。
活性炭カートリッジ フィルターの表
活性炭カートリッジ フィルターの裏
フィルター装着してみる。というか置くだけという仕様。
少量の油なら真ん中を通るが、量がある油だと活性炭を通過せずフィルターの隙間を抜けそうな気もする。
酸化?酸価?
フィルターは活性炭と酸価値抑制剤(ケイ酸マグネシウム)のW効果。
Amazonの製品説明において酸化抑制と酸価値抑制と2種類の言葉が混在している。
酸化・・・
油が空気中の酸素分子と反応して起こる現象で、油の劣化により起こる現象。
参考:https://foodservice.nisshin-oillio.com/library/2023-004/
酸価・・・
油脂が高温で水と反応するために加水分解が起こり、酸価が上昇する。酸価が上がることで煙が出やすくなる。加水分解によって油の劣化が発生する。
参考1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E4%BE%A1
参考2:https://foodservice.nisshin-oillio.com/library/2023-004/
下記の「劣化食用油用再生剤」や「食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法」の例を見ると、「酸化抑制」、「酸価値抑制」どっちも正解だと思われる。
参考1:https://patents.google.com/patent/WO2012056749A1/ja
参考2:https://patents.google.com/patent/JP2001335793A/ja
フィルターは2L程度使用可能とのこと。使用後は燃えるゴミへ。
下記アイテムを使用し、揚げ物のコゲやゴミを除去します。
油が紙フィルターを通過し終わったら、フィルターを廃棄して網をどけてみる。
180℃で使用した油をそのまま投入したが、すぐには濾過されない。
この状態では少し汚い茶色な油。
数時間後の濾過された油。
茶色が若干薄くなったような気がするが、パッケージ画像の濾過イメージは詐欺ってことですかね。
明度的にそこまで明るくならんよ。
影響するとしたら「油を投入したときの温度」、「濾過時間」、「揚げ物の具材の種類」などで変動するような気がします。
メーカーが明確な条件提示していないので、濾過して油がきれいになる・ならないの2択なら「ならない」です。
細かい汚れは多少除去できているので、フィルター無しよりマシなのかな。
匂い的には油臭いから少し油臭いという感じ。
使用後に気になったこと。モヤッとポイント。
- 下に溜まった油を使用する際、油の注ぎ口のキレがよくなくて最後の油は必ず垂れる。ティッシュなどで拭く作業が発生する。
- 活性炭フィルターを通過したあと油が滴り落ちる場所に油が溜まり続ける。時間が経ったあと濾す部分を持ち上げると溜まった油が滴り落ちるので、油を使いたいときに垂れるので手間。
- 濾す部分の上部に取っ手がないので分離に不便。
Amazonなどで色んな製品を見ていると、濾したあとの油を垂らす箇所に工夫があったりなどの製品があったり、濾す部分に取っ手がある製品などがあるので、次回買う機会があれば参考にしてみようと思う。
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購入金額
1,870円
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購入日
2024年04月29日
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購入場所
Amazon.co.jp
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