レビューメディア「ジグソー」

お手軽ながら意外と高性能なメディアプレイヤー

最近、リタイアしてから一日中TVを見ているだけだった父親が、急にリビングのPCを占領してYouTubeで動画ばかり見るようになってしまいました。ただでさえ片目はほぼ失明状態なのに、PCの画面にかじりつくように見ていて非常によろしくない状況でした。

 

 

 

 

 

 

TVで見れば多少は距離を取るようになると思うのですが、生憎父親の部屋のTVはネットワーク対応ではあるものの再生アプリ等が用意されていないという微妙な世代のもので、REGZA LINK以外で動画を見る方法がありません。

 

 

 

 

 

 

そこでこのTVにYouTube再生機能を付加するために何が一番良いか考えていたのですが、予備知識無しで使える程度の簡単さを加味すると、Amazon FireTV Stickが良いのではないかと思いつきました。丁度Amazonでは新生活応援セールが開催中で、今回から昨年モデルチェンジされたFire TV Stick 4Kシリーズもセール対象となっています。私が見た時点では、

 

 

・FireTV Stick 3rd gen 3,980円 (通常4,980円)

・FireTV Stick 4K 2nd gen 4,980円 (通常7,480円)

・FireTV Stick 4K Max 2nd gen 6,980円 (通常9,980円)

 

 

という販売価格でした。接続するTVはフルHDすら出ない程度なのでどれでも実用上問題はないのですが、念のためにコンピューターとしての性能を調べてみると、

 

・FireTV Stick 3rd gen MediaTek MT8695D 1.7GHz(4コア)/RAM 1GB/Wi-Fi 5

・FireTV Stick 4K 2nd gen MediaTek MT8696D 1.7GHz(4コア)/RAM 2GB/Wi-Fi 6

・FireTV Stick 4K Max 2nd gen MediaTek MT8696T 2.0GHz(4コア)/RAM 2GB/Wi-Fi 6E

 

という違いであることが判りました。FireTV Stick 3rd genは2021年からモデルチェンジされておらず、ちょっと仕様が古いということ、そしてRAMが1GBしかないという辺りが少しだけ引っかかったわけです。その点4Kシリーズはいずれも昨年モデルチェンジされていて、ネットワークがWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応している辺りに新しさが感じられます。というわけでRAMが2GB搭載されていて下位との価格差が小さいFireTV Stick 4K 2nd genを購入したわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

NETFLIX、ABEMA、YouTube、Amazon Prime Video、TVer、Disney+、U-NEXTと対応する動画配信のロゴが並んでいますが、まあYouTube以外は使われないと思います…。

 

 

 

 

 

 

内容物一式です。FireTV Stick 4K 2nd gen本体の他、リモコン(本体より大きい)、ACアダプター+USBケーブル、HDMI延長ケーブル、リモコン用電池(単4×2本)、簡易ガイドが入っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FireTV Stick 4K 2nd genの本体は、かつて流行ったスティックPCより少しだけ薄く小さいという印象でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リモコンはFireTV用の第3世代というタイプらしいです。まあシンプルなリモコンですし、決まった操作以外はしないはずですのでこれで問題ありません。

 

更新: 2024/03/06
総評

初期モデルと比べるとかなり快適になった

実は随分昔ですが、FireTV Stickが発売された直後、第1世代のモデルは一度使ったことがあります。その時には動作ももっさりという感じでしたし、ワイヤレスネットワークの安定度も今一つでした。最新モデルでどの程度進化したのか使ってみたかったというのもあったわけです。

 

 

 

 

 

 

TVのHDMI端子に接続するわけですが、端子への負荷などを考えると添付のHDMI延長ケーブルは使った方が良いでしょう。ARC(Audio Return Channel)対応の端子に接続することを指定されていますので、ARC表記があるHDMI1入力に接続しています。

 

 

 

 

 

 

 

FireTV Stick 4K 2nd genに電源を接続してTVの入力をHDMI1にセットすると、Wi-Fi接続設定を行うのですが、終わった途端にソフトウェアの更新チェックが行われ、おもむろにダウンロードが始まります。書き換えも含めると意外と時間がかかるのですが、ここは待つしかありません。

 

 

 

 

 

 

ソフトウェアの更新が終了すると、ガイドが表示されますので、基本的には表示に従って必要な操作を行っていきます。

 

 

 

 

 

 

YouTubeアプリはダウンロードが必要でした。

 

 

 

 

 

 

ホーム画面は当然ではありますが、Amazon Prime Videoをみせようとしますが、YouTubeを見たければYouTubeを選択するだけです。

 

 

 

 

 

 

Prime Videoで画質を確認してみましたが、TV内蔵(我が家の場合はPanasonic VIERA TH-43FX500)の動画アプリと似たような画質と操作感です。特筆するようなことは特にありませんし、使う上で不都合も感じられず、ごく普通に使えるという印象です。少なくとも初期モデルと比べれば画質も応答性もかなり向上しているのではないでしょうか。HDMI ARCに対応しているため、電源ON/OFFや音量操作はFireTVのリモコンでTV本体を直接操作できるのもまずまず便利です。

 

約5千円で実用度が高いガジェットを入手できるのであれば、悪くはないかなという感想です。

 

  • 購入金額

    4,980円

  • 購入日

    2024年03月05日

  • 購入場所

    Amazon

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