4年少々前にデモ機上がりで購入して以来、iPhone XS Maxをメインのスマートフォンとして使い続けてきました。
当時約5万円で買って「たかがスマホに5万は高いなぁ」と思っていましたが、結果的に4年以上不都合なく使えたと考えればむしろ安上がりだったのかも知れません。
ただ、さすがにiPhone XS Maxも性能的に実用ギリギリというレベルまで来てしまいましたし、ここ数ヶ月ほどバッテリーの持続時間が目に見えて短くなってしまっています。次のiOSのメジャーバージョンアップまでには買い替えるべきかなとは思っていました。
しかし最近のiPhoneはとにかく実売価格が高くなりました。iPhone XS Maxの5万円というは高いどころか、現行世代の新品ではiPhone SE3を入手するのがやっとでしょう。SE3は既に1台持っていますが、サブ機であれば不満はないもののメイン機としてはちょっと弱い感があります。
かといって、SIMフリーの新品では既に2世代型落ちとなるiPhone 13ですら95,800円~と、10万円クラスに入ってきてしまいます。
iPhoneはSoCの世代でサポート期限が大体決まっていますので、iPhone 13ではiPhone SE3と同じSoC A15 Bionicであり、上乗せは期待できません。そしてiPhone 14世代もPro系でなければA15 Bionicで据え置きです。
そう考えるとA17 Bionicを搭載する現行のiPhone 15 Pro系が当然ベストではあるものの、さすがに高価すぎます。そうなると次点はA16 Bionicを搭載するiPhone 15系またはiPhone 14 Pro系です。
現在iPhone 15の直販価格は124,800円からですが、私の場合税別で10万円を超える機器は出来れば買いたくないわけです。スマートフォンを資産計上するのはさすがに抵抗があります。
そうなると選択肢としてはiPhone 14 Pro系の処分品か状態の良い中古が最適解ということになります。
先日少し空き時間が出来たので、以前iPhone SE3のデモ機上がりを割合安く買ったケーズデンキの店舗を覗きに行きました。すると1台だけiPhoneのデモ機処分が出ていました。それが今回購入したiPhone 14 Proです。待っていても近い将来iPhoneの価格が大幅に下がることはないと思われましたので、何とか税別10万円ラインを超えないということで妥結しています。
デモ機処分のお約束として、新品としての保証はメーカー・販売店のいずれからもありません。現状渡しであるため、状態確認はしっかりする必要があります。またAppleCareにも加入できません。それさえ納得すれば、通常の新品よりはそこそこ安く買えます。
保証無しは大きな不安要素ではあるのですが、私が過去に買ったiPhoneのうちXS MaxとSE3はこの条件で購入したデモ機で、いずれもトラブルなく使えています。今回のiPhone 14 Proも画面上の細かい傷以外は特に問題は無く、バッテリー最大容量も大抵の中古品よりは残されていましたので、許容範囲と納得しました。
写真では判別できませんが、前面右上辺りに小さい傷が数カ所あります。まあ、これは後でガラスフィルムを貼ったら殆ど見えなくなりましたので問題ありません。背面はカメラ回りも含めて十分綺麗な状態です。
デモ機でも外箱や添付品は通常の新品と同様に付いてきます。まあ純正Lightningケーブルはまず常用に回すことはありませんが…。
性能や機能には納得できるが、やはり高い
今回はこれまでのメイン機であったiPhone XS Maxの移行ですから、このiPhone 14 ProはXS Maxの内容をそのまま引き継ぐようにセットアップします。
まずはセットアップ開始前に、保護フィルムとケースを装着します。後で掃除してフィルムを貼るよりは、最初から貼っておいて操作する方が総合的に手間は少なくなりますので、フィルムとケースの到着後に作業を開始しました。
ケースやフィルムについては後日詳しく触れるかも知れませんが、現時点では「ケースとフィルムは装着した」ということだけ記してセットアップを開始します。
電源投入後に引き継ぎを選択してXS Maxの近くに置いて指示に従うだけで、既存環境を引き継いで、アプリ等もそのまま転送してくれます。さすがに4年以上使った環境ですのでそこそこ時間はかかりますが、特に何も考えずにXS Maxとほぼ同じ環境が構築されます。
アイコンの並びもXS Maxと基本的に同じという所に芸の細かさを感じます。
XS Maxと並べてみましたが、6.7インチのXS Maxに対して、14 Proは6.1インチですから、せいぜい「一回り小さくなった」という程度です。実際に持ってみるとそこまで大きさが違うようには感じられませんでした。グレード的には同等のiPhone 11 Proは結構小さかったので、意外とギャップを感じます。
私は基本的に型落ちのiPhoneばかり買っているわけですが、少なくともSE3のA15 Bionicから、XS MaxのA12 Bionicまで、SoCが3世代違う割には体感出来る快適性に大きな違いはありませんでした。
しかし今回14 Proを使い始めて、これまでのiPhoneとは快適性にかなり大きな違いがあることが判ります。120Hz駆動(Pro Motion)対応ディスプレイということも勿論あると思いますが、14 Proは他の自分が持っているiPhone(常用中はXS Max,11 Pro,12,SE3)とは表示のスムーズさが全く違います。機種変更で性能差を明確に実感するというのは、久しくなかった経験です。
購入時点でiOS 17.3適用済みでした。環境構築完了後、XS Maxから物理SIM(povo 2.0)を移設して早速使用開始しています。
バッテリー最大容量は99%で、完全に新品同様とはいきませんが、バッテリーの劣化が早いといわれるiPhone 14 Proとしてはこれでも良好な方でしょう。
XS Maxの方が大画面で高解像度ではあったのですが、実際にWebブラウザーやメールアプリで確かめてみたところそれほど大きな違いには感じられませんでした。出来れば14 Pro Maxが欲しいところではありましたが、現実問題として私が払える金額の上限は14 Proまででした。
カメラはメイン側が4800万Pixel(XS Maxは1200万Pixel)と圧倒的に高画素化が進んでいますが、XS Maxで撮影したものと比べて解像度ほどにはファイルサイズの差が付かないことに驚きました。せいぜいXS Max比で1.5~2倍程度でしょう。
まだ実際に使い始めて一週間も経過していませんので、現時点ではファーストインプレッションということでまとめておきます。
ただ、今までの買い換えと比べて圧倒的に進歩を実感できるものとなりましたので、高価とは思いつつ何とか納得は出来ました。14 Proはどれくらいの期間実用的に使えるのかは、今後実感することがあれば追記しようと思います。
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購入金額
100,100円
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購入日
2024年01月24日
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購入場所
ケーズデンキ
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