2014年8月から 2022年4月まで、8年の歳月を要して完結に至った
名作漫画 ゴールデンカムイ
アニメ化に続いて、実写映画化されました。
私は未読だったのですが、次男は、数年前に京都市文化博物館で行われたゴールデンカムイ展にも
足を運んでます。
その次男だけでなく、知り合いも「良いよ」「スゴイよ」との声かけをしてくれるので
行ってまいりました MOVIX京都
原作漫画にとても忠実
映画を見終わってから、デジタル書籍でコミックスの第一巻を楽しんだのですが
原作漫画にとても忠実に作られていることがよくわかりました。
冒頭、二〇三高地での戦いで、塹壕の前を通った蟻を口に入れ、「酸っぱい」。
映画では、特に蟻にフォーカスしていないので、何を持って「酸っぱい」と言っているのか?
原作漫画(小説)を読んでいる、アニメ化作品を楽しんだことがある人じゃなければ
判らないシーンがありました。
かと言って、それが映画鑑賞の足かせになることはありません。
原作漫画のファンのため ファンが失望しないように の心尽くしだと思います。
128分の映画が消化したコミックスは、全31巻のうち わずかに3巻分のみ。
この先 完結まで進むとしたら 映画のシリーズは何作まで進むのだろう?
短くても5作 ひょっとしたら10作近くを要するかもしれません。
でも 観たくなったよ、不死身の杉元の行く末を アシリィパの運命を
物語だけでなく こんなところも忠実だった
劇中 不死身の杉元がヒグマと格闘。
銃を使う間もなく、もはや絶体絶命。
倒れ込んだ杉元を容赦なく襲おうとするクマですが、
既のところで杉元が突き立てていた銃剣が、クマの急所を貫きます。
数百キロのヒグマにのしかかられた杉元ですが、幸い地面には雪がありましたので
圧死することもなく、傍らにいたアシリィパの助けを得て 這い出す
そんなシーンが有ったんです。
もちろん格闘中のヒグマはCGですし、死体となったヒグマも作り物。
その死んだヒグマが、あまりにもグニャグニャとしていて 作り物感が強いなと
少し不満に思っておりました。
しかし、後日 その話を知り合いの猟師にしたところ
「死んだクマはグニャグニャになる。
鹿や猪は硬いけど、クマはホントにグニャグニャで、吊るすのも運搬するのも大変だ。」
と聞きました。
ちゃんと取材してるのね。 ちゃんと再現してるのね ごめんちゃい。
普段の風貌からは 不死身の杉元を演じるにはひ弱なんじゃないか?
と疑っていた主演の山崎賢人君ですが
入浴シーンで見せる、彼の体は、程よく筋肉が付いており、昭和の軍人らしいものでした。
同時進行しているキングダムにも出演なさってますが
「るろうに剣心」が代表作となった佐藤健さんのように、きっと、このゴールデンカムイが
山崎賢人さんの代表作となるような気がしてます。
玉木宏さんも、舘ひろしさんも、そのエキセントリックな役柄を楽しんでおられる感じ。
原作より年齢設定を上げた上でキャスティングされた山田杏奈さんは、
おそらく数年先の大団円までの間に、身長が伸びたり、体型が変化してしまう心配せずに
撮影に臨めるでしょうし、観ている方が違和感を感じることもないと思われます。
個人的にも まだ行ったことが無い北海道に対する思いが高まりました。
いつか自分のクルマで走りたい北海道。
カワウソの頭は欲しくないけど、アイヌのジビエ料理に興味が湧きますし
なにより物語の行く末が楽しみでなりません。
本編のエピローグでは、未出演の俳優さんの顔が多く見ることが出来ましたので
おそらくは撮影を同時進行しているであろう第二作、第三作、そしてさらにが楽しみでなりません。
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購入金額
1,300円
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購入日
2024年01月28日
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購入場所
MOVIX京都
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