HDMI出力(映像/音声)を持つ、2台のPCを、1セットのKVM(キーボード,ビデオ(ディスプレイ),マウス)を切り換えて接続することにより、スペースセーブできるHDMI切替器です。
1組のKVMを、PC1/PC2に切り換えて接続できるので、キーボードやマウス、ディスプレイを1組用意すれば、2台のPCを操作できるようになります。

私の場合は、2台のデスクトップPCに、キーボード、マウス、モニター、フラットベッドスキャナー、USBメモリを各々1台切り換えて接続します。

これ迄、私は、USB切替器で、キーボードとマウスを2台のデスクトップPCで切り換えて使い、映像/音声は、モニターのHDMI入力切り換えで使ってきました。

更に、HDMI KVMも試してみたのですが、映像切換に時間を要し、使えませんでした。

パッケージの表面は、晴天の水平線の写真を背景に、HDMI KVMスイッチの表裏の写真が中心に印刷され、HDMIロゴと共に、2 Port HDMI KVM SWITCH(With HUB)という文字が、白抜きで記載されています。
裏面には、接続機器のイメージ図と、機能及び同梱品一覧が記載されています。
パッケージには、KVM本体、HDMIケーブル 2本、USB Type-Aケーブル 2本、USB Type-A>Type-C電源ケーブル、取り扱い説明書が入っていました。

KVMスイッチのサイズは、116mm(W) x 60mm(D) x 16mm(H)で、重量は130.7gでした。

KVMスイッチの天面にはタクトスイッチがあり、押す度に、PC1/PC2を切り換えることが可能で、切り換えるたびに、タクトスイッチの両側に設けられた、(1),(2)のインジケータが、青いLEDで点灯します。

正面には、USBポートが4つあり、左側から、HUB1,HUB2という文字と、キーボード、マウスのイラストが記載されています。

更に、その右側には、電源供給用のUSB Type-Cポートがあります。
付属のUSB Type-A>Type-Cケーブルで電源を供給します。
背面には、HDMI OUT(モニターに接続)、PC2用のHDMI入力とUSB Type-Aポート、PC1用のHDMI入力とUSB Type-Aポートが配されています。

安価なKVMスイッチは、4Kに対応していても、30Hzにしか対応していないものもあります。
実際に、4K@30Hzだと、マウスの操作がスムーズに行えず、私は使いづらかったので、4K@60Hz対応が私の最低条件でした。

HDMIの切り替えは、HDMIのネゴシエーションに掛かる時間を考えれば、比較的早く切り換えが可能で、表示されるまでに数秒程しか掛かりません。

あと、この価格では仕方がないことなのかもしれませんが、USBポートは、USB 2.0(480Mbps)でした。
マウスやキーボード、スキャナー程度であれば全く問題ありませんが、高速なSSDやHDD、高速なUSBメモリ等は、480Mbpsにスピードダウンしてしまいます。