現在オーディオデータ録音用に使っているPCは、CPUとしてXeon E5-2670を搭載して、マザーボードにASUS P9X79を使っているPCです。組み立てた時点で結構古いプラットフォームでしたが、Core i7-3930Kを搭載して組み立ててから約9年、現在のXeon E5-2670に載せ替えてからも約7年使い続けてきました。
現在の使い方であれば、実は今でもそれほど性能面での不足は感じられません。プラットフォームが古いのでどうしても性能面での限界はありますが、オーディオ処理が中心である限りそれが実用上の問題になることがありませんでした。
しかし今まで愛用してきたオーディオ処理アプリ、Adobe Auditionがバージョン2024になると、Xeon E5では命令セットの不足で実行できないというのです。仕方なく現時点でも2023を使い続けています。
それで困るというほどのことでは無いのですが、長年愛用してきたX79環境もさすがにそろそろ限界かと思い、PCの入れ替えを検討していました。
実はもう結構前からそこそこの性能のPCを組み立てられるだけのパーツは揃っていました。しかしPCを新しくするということはソフト環境も一から構築しなければいけませんし、最悪の場合に仕事用の予備PCとして使う環境であることを考えるとそこそこ構築にも時間がかかります。必然的に長期休みの時に作業をすることになるため、この年末年始に入れ替えようと計画していました。
ただ、必要なパーツは揃っていたものの、一つだけ足りていないものがありました。それがOSのライセンスです。
厳密にはWindows 10 Homeであればストックしているライセンスは残っています。しかしここには出来ればWindows 10 / 11のProを使いたいと思っていたのです。現在一般的に売られているWindows 11 Pro DSPは安い販売店で2万円弱、一般的には2万円を大きく超えてきます。予算も厳しいからWindows 10 Homeで妥協するかと考えていた時に、たまたま最終処分となっていたWindows 10 Proに出くわしたのです。勿論即購入してきました。
なお、WindowsのDSP版はPCパーツ類とのセット販売ですので、今回はメモリーモジュールとセットで購入しています。
異様に古いが使えれば問題ない
それでは買ってきたWindows 10 Pro 64bit DSPを確認してみましょう。
何の変哲も無い、ごく普通のDSP版Windows 10ではあるのですが…。
バージョンが1703、つまり2017年上半期版、通称「Creators Update」という異様に古いものでした。
まあ、このWindows上で使うことになるオーディオインターフェース、MOTU PCIe-424+HD192(既にドライバーやソフトウェアの更新が止まっている)の都合上、出来れば初期導入には古めのWindowsが望ましいと思っていましたので、ある意味丁度良いのかも知れませんが。
プロダクトキーはコイン等で削って見るタイプのものです。あまり気合いを入れて削ると下の文字ごと削れてしまうと不評な方式ですが、こちらが選べる要素でもないので諦めるしかありません。
インストールメディアはDVDとなっています。今ではUSBメモリー型が主流ですが、当時は光学ドライブ内蔵のPCが殆どでDVDで提供されるものが多かったのです。
現実問題としては今時のPCでは光学ドライブ非搭載が主流ですし、USBメモリーでインストールメディアを作成して導入することになると思います。
それにしても2023年も終わりという時期に、新品でWindows 10 Creators Updateを買うことになるとは…。
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購入金額
13,178円
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購入日
2023年12月15日
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購入場所
ケーズデンキ
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