Amazonアウトレットを見ていて「こんなの出てたんだ」と思ってついポチってしまったレコードです。アニメ映画「たまこラブストーリー」主題歌「プリンシプル」の7インチレコードです。
正直言って処理に困る、Amazon限定のメガジャケ付属版でした。
どうやら、この映画の前日譚となるTVアニメ「たまこまーけっと」の放映10周年を記念した限定盤らしいです。
「たまこまーけっと」は大ヒットした「けいおん!」シリーズのスタッフによる新作ということで注目され、しかもキーアイテムがレコードということで、私も一応録画ではありますが視ていました。ただ、以前自分のブログでも書いたのですが、「けいおん!」であれほど楽器を緻密に描写したスタッフにしてはレコードの描写が甘かったのが残念でした…。
▲アニメのワンシーン。このプレイヤーはどこから音を出している?
実機を使っていればすぐに判ると思うのですが、Technics SL-1200系をモデルにしたと思われるプレイヤーでありながら、アナログ信号を出力するケーブルや端子が何処にもないのです。当然この構造ですからスピーカー内蔵な訳もなく、実機を見ていないんだなと思ってしまったのです。
話を戻しますが、「たまこまーけっと」は人情味豊かな商店街の餅屋に、人語を話す鳥がやってくることから巻き起こる騒動を描いたストーリーでした。学園ものなのかファンタジーなのか、青春ものなのかコメディなのかよくわからない話で、あまりヒットしなかったと思います。しかし特に成功したわけでもない作品でありながら、続編となる劇場版が用意されていました。それが「たまこラブストーリー」です。
「たまこラブストーリー」はTVシリーズで最も重要だった「人語を話す鳥」を敢えて本編から外し、主人公たまこと向かいに住む同業ライバル店の息子もち蔵の幼馴染みによる青春ラブストーリーとなっていて、TVシリーズとは違いそこそこ評判は良かったようです。その「たまこラブストーリー」の主題歌を収録したのが、この「プリンシプル/こいのうた」というシングルです。
本人として歌っているか、キャラクターとして歌っているか
上にジャケット裏面の写真を掲載していますが、「プリンシプル」の方は『歌:洲崎 綾』と表記されていて、「こいのうた」は『歌:北白川たまこ(cv.洲崎 綾)』と表記されています。名義は違っていても歌っているのは同じ声優の洲崎綾です。「プリンシプル」は京都アニメーション公式で試聴動画が公開されていますので貼っておきましょう。
「こいのうた」の方はオーディオのみYouTubeにありましたので、それを貼っておきます。
両方を聴けばすぐに理解できると思うのですが、「プリンシプル」の方はキャラクターの声ではなく洲崎綾本人の声で歌っていて、「こいのうた」はあくまで作中の北白川たまこの声というわけです。厳密には「こいのうた」の方は、ヴォーカルにVSTプラグインか何かで処理を加えているようにも聞こえますが…。
あまり詳しく書くとネタバレが露骨になってしまうので若干ぼかしますが、「こいのうた」は元々TVシリーズ中で主人公たまこが口ずさんでいた変な曲の正体で、父親の豆大が学生時代に作った曲という設定ですから、意識して素人っぽい曲としています。これは完全にストーリーありきで聴く必要がある楽曲でしょう。
一方の「プリンシプル」はごく普通にポップス系の曲として聴けます。まあ洲崎綾の歌に関してはZIGSOWには第一人者のcybercatさんがいらっしゃいますので、私が深く語るのは避けようと思います。
恐らく収録内容はCDと同じマスターから起こしているものと思いますが、声の質感はアナログらしさがある程度出ますので、レコードで買っておいて間違いはなかったかなと思います。
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購入金額
1,080円
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購入日
2023年11月22日
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購入場所
Amazon
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