酒器。
酒類には販促品として「オマケ」がつくことがある。歯磨き粉やタレや油のような食材、文房具などには、「もう一個余分に」とか「同種の新製品紹介として試供サイズ添付」と言った感じで、同一もしくは後継品・同等品などがパッケージに追加される場合も多いが、酒税の問題か、酒類は本数追加や容量アップなどの販促品はあまり見かけず、「モノ」の追加がほとんど(一部スタンプのように「集めて交換系」や抽選券もあるが)。
追加される「モノ」は、おつまみや食用油のような食品系、ラップやパック袋のような家庭消耗品、栓抜きやソムリエナイフのような関連グッズ、トートバッグや保冷袋のようなお役立ちグッズ系、キーホルダーやチャームのようなノベルティ類などもあるが、圧倒的に多いのは、グラス・タンブラーなど酒器系ではないだろうか。
その酒類の名称やブランド名が記された、グラス・タンブラー・ぐい飲み・升などがよく添付されている。
一部はデザインに凝りすぎていて、ちょっと洗いづらいモノもあったりするが、
お酒を飲むのは、単に「アルコールという成分を摂取する行為」ではなく、雰囲気も含めて「酔う」行為でもあるので、酒器が酒や雰囲気とマッチしていると、より美味しく感じる(個人の感想です)。
そのためなのか、各酒メーカーや輸入元は自分のところの「酒を飲む行為」を盛り上げる「装置」として酒器を提供しているのだろう。
ちょうど、夜突然ウイスキーを手に入れたくなって、酒を売っている深夜営業の店に行ったとき、よく買う銘柄の一つに、良い感じのテイストのタンブラーがついていたので、それを入手してきた。
それは、バーボンウイスキーMaker's Markについていた金属製タンブラー。
Maker's Markは、それまでスコッチに比べて下に見られていたバーボンのうち良質なものを、「プレミアムバーボン」としてスコッチウイスキー同等以上に引き上げるのに重要な役割を果たした銘柄の一つ。かつて明治屋が輸入代理店だったとき、温度管理をしっかりとして輸入したのが功を奏したのか、それまで「とうもろこし臭い、上品ではないウイスキー」というバーボンに対する世間の目を変えさせた。
現在取り扱いはサントリー系に移っているが、一本ずつ手作業で赤い蝋を使ってボトルのキャップを封印する伝統の「レッドトップ」は相変わらず、手頃なプレミアムバーボンとして人気が高い。
自分も結構好きなので、スコッチを含めていくつかあった候補の一つだったが、オマケがついていたのも決め手となって、これを購入した。
そのオマケがExclusive Craft Tumbler。
「レッドトップ」を隠すように被せられていたこのタンブラーが登録品
銅色だが実はアルミ製。くぼみや取っ手などはないプレーンな形状。
表面にハンマー痕のような模様があり、黒一色でブランド名を印刷しただけのシンプルなデザイン
銅色のタンブラーで、表面は槌打ちしたようなくぼみがあり、アウトドアで使うと趣味が良い...という感じのタンブラー。容量460mLで結構大きめのサイズ。サイズは大きいものの暖色系でシンプルなデザイン的には、ちょっと寒くなり始めた時期に、焚き火を囲んでホットウイスキーを飲むのに適した感じだが....実はそれには使えない。
本品クール(コールド)専用。
金属製タンブラーによくある、実は二重になっていて間の空間が真空の魔法瓶構造になっているタイプに見えるが....実はこれ一枚のアルミ押し出し成形のタンブラーで、非常に薄いため、湯を注ぐとすぐに熱くて持てなくなる。
薄いと言っても強度的にはしっかりあるが、熱いモノを入れるとす~ぐに持てなくなる
そのくせ容量は結構あるので、ストレートはもちろん、ロックでも使いづらく、ハイボールやビール・サワー、水・冷茶あたりにしか使えない。
雰囲気は暖かみがあって、非常に良いのに、暖かい飲みものに使えないという部分がちょっとテイストと合っていない感じ。そこが若干イマイチ。
ただ、非常に軽いのに丈夫で割れる心配はなく、さらに使い捨てでなくエコなので、出掛けるときの持ち出しマイグラス?には最適かもしれません。
【仕様】
素材:アルミニウム
表面加工:アルマイト加工[アクリル樹脂(PMMA)]
容量:460mL
生産国:中国
※クール専用
※自動食器洗い機使用禁止
雰囲気的にはホットウイスキーも行けるタンブラーだが、クール(コールド)専用
熱湯入れると、薄い上にアルミの熱伝導性の高さもあって、秒で持てなくなるほど熱くなる。
温かみのある銅色で(材質はアルミだが)、雰囲気的にはホットウイスキーにも合いそうなのに....
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購入金額
0円
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購入日
2023年08月14日
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購入場所
MEGAドン・キホーテ
まこりんさん
2023/09/11
けど、ほんと使わないアイテムになってます。
理由よくわかります。
cybercatさん
2023/09/11
造作は秋冬系に似合いそうな色合いですが、ダイレクトに熱が伝わるので、あったかいもの以上は厳しい。
また大きさが大きいので、「ゴクゴク飲む」系飲料に最適ですが、冷たいもの飲むなら、中身が見える方が涼やかですし。
せめて取っ手がついていれば、もう少し使い道があったのですが...
ただ、あれだけ容量が入って、激軽でいながら風で飛ぶほどは軽くはなく、使い捨てではないコップって多くはないので、ピクニックなどに持っていくマイエコカップが最適なのかと。
狭い用途ですが。