Moondropから発売されている、1DDローコストIEMです。
ロークラス品と侮ることなかれ。値段以上の音質に面喰います。
[ Moondrop HP ] (en)
葉っぱ減った
新しくアルミキャスティングの外装を採用し、先代とくらべ軽くなっています。(先代8.25g、新型7.67g)
ケーブルも今までのものとちがいシールドされています。見た目はよくなりましたが、耳掛け部に赤いリングがなく、どっちが右か左か判別が難しいです。
あと3.5mmプラグのはんだ付け部が半透明で見えるのですが、外装樹脂と金属部で電線をはさみ断線予防をしてあります。いろいろ考えられています。
右耳のフェイスプレートの葉っぱが4枚減りました。一枚しか描かれていません。悲しいです。
エントリークラスの最高峰
ローエンドには採用例がなかったアルミ+マグネシウム合金の複合ダイヤフラムを採用し、低価格で高音質が見込めるようになったそうです。実際、Chu IIの音質はそこらの低価格イヤホンとは比べ物にならないほど音質が良く、また高精度なチューニングのおかげか音色はKatoにも似ています。
CNC加工の真鍮ノズルはネジ部が出っ張り、イヤーピースが滑り落ちるのを防止します。
リケーブルが可能になり、ロークラスながらケーブルの交換での音の変化も楽しめます。
現代風の味付け
ここでいう低域は~200Hz、中域は200~800Hz、中高域は800~5kHz、高域は5kHz~です。
Chu IIは低域が大きくチューニングされていて、EDMやコアミュージックを聴くのに特化されているようです。実際、Ed Sheeran や Alan Walker などの曲を聴きましたが、とてもしっくりくる音色です。対して、クラシックやKIVΛ氏のII //System Offline// などのオーケストラ音楽は低域が中高域にかぶさり、隠れてしまっていました。
低域に負けがち
この音域は低域に負けがちな部分です。EDMなんかは強くチューニングされている音域で、ベースやキック音、男性ボーカルなどがこの音域になります。ここはChu II のチューニングの方向性もありますが、低域が強い曲なんかはほぼこの音域が潰れます。ただ、楽しく聞く分にはありよりのありの音です。
ボーカルが映える
EDMにおすすめと書きましたが、ボーカル帯である400Hz~3kHzあたりの音質は最高峰です。中域に該当する800Hzくらいまでは低域に隠れがちですが、ボーカル主体の曲では真価を発揮します。この音域はそれこそKatoに匹敵するレベルではないでしょうか。先代とも似ていて、かなりMoondropのチューニングの良さが光る部分ではないでしょうか。
普通
とがった特徴もなく、普通の音質です。逆に言えばローエンド特有の曇った高域ではないので、クリアな音質を楽しむことができます。
超コスパIEM
LinsoulやHifiGoなど海外ECサイトでは$18.99USDで販売されています。これ実は先代より$1安く、清泉が付属しなくなったのが大きいのかなと感じます。ただ付属のイヤーピースも特段悪い印象もないため、コスパは最高峰だと感じます。
日本amazonやeイヤホンなどでは\4600で売り出したようですが、海外ECサイトのほうが安いためおすすめです。
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購入金額
2,589円
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購入日
2023年09月02日
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購入場所
Linsoul
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