最近512GBのmicroSDXCメモリーカードが随分安くなり、3千円台の品を頻繁に見かけるようになりました。おかげで台数が妙に増えてしまったDAPに対して、主要な製品に512GBが行き渡る程度に枚数を揃えることが出来ています。
しかし512GBの上となる、1TBクラスとなると512GBの単純な2倍では収まらない程度に価格差があります。Amazonマーケットプレイスで売られている、リマーク品や容量偽装品を除けば、1万円前後が最安クラスというところでしょう。
私が大容量のmicroSDメモリーカードを購入する理由はほぼDAP専用であり、ハイレゾデータをどんどん放り込んでいくとあっという間に容量が消費されていきます。新しいファイルを無選別で放り込んでいくと512GBすら不足気味になってしまいますから。
そこでDAPの中でもメイン機であるCayin N6ii/R01やiBasso DX300辺りには出来れば1TBのカードを使いたいとは思っていたのですが、価格差の大きさが気になり512GBで統一していたわけです。
先日OCNオンラインショップ(旧NTT-Xストア)で、期間限定で1万円以上の買い物で使える2千円クーポンが用意されました。これは発行手続きから24時間以内に使わなければいけないものの、購入金額が1万円に到達したら無条件で2千円の値引きが受けられるというものでした。
発行の締め切り前に手続きはしたものの、何に使おうかと考えていて、ふと目にとまったのが、このPNY製microSDXCメモリーカード1TB、P-SDU1TBV32100PRO-GEでした。これが9,480円と、安いのですが、微妙にクーポン適用価格に足りません。
そこで考えたのが、598円で1つ買うともう1つ無料で付いてくるというMicrosoft製有線マウス、Basic Optical Mouse for Business Mac/Win USB Port White 4YH-00004を買って合計金額を10,078円とすることで、そこから2千円引きを受けて8,078円でmicroSDXCメモリーカードを買うという方法でした。従って購入金額は厳密に言えばマウス2個を含む価格となります。
安価でもそれなりの速度は出る
それではいつも通りASUS PRIME X370-Aに接続したiBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットで速度を計測してみます。今回からX370-Aに搭載したCPUがAMD Ryzen 9 3900 → Ryzen 9 5900Xに交換されていますが、この速度への影響はほぼ無いと思われます。
それではCrystal Disk Mark 2バージョンの結果です。なお、この製品のメーカー公称速度はRead 100MB/s、Write 90MB/sとなっています。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(IOPS表示)
まずシーケンシャルについてはRead 98MB/s、Write 90MB/sを超えていて、Readの方はUHS-Iのカードリーダーの限界速度とみて良さそうですし、Writeもコンスタントに公称値の90MB/sは叩き出していますので表記通りの性能は発揮されていると判断して良いでしょう。
ランダム4Kについては、Readはかなり優秀な部類である反面、Write側は平凡な値に止まっています。それでも一昔前の高性能モデルと同等以上の値は出ていますので、使っていて遅さを感じることはまず無いはずです。
1TBの容量があって人並み以下の速度しか出なかったらどうしようかと思っていたのですが、大容量のファイルをストレスなく読み書きできる程度の速度は確保されていてほっとしました。週が変わってからは会員クーポン対象の商品となったようで、8,980円で普通に買えるそうですので大容量microSDXCメモリーカードがほしい方に安心しておすすめできる製品となっています。
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購入金額
8,078円
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購入日
2023年08月19日
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購入場所
OCNオンラインショップ
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