レビューメディア「ジグソー」

『ワイヤレスだからこそ、ワイヤード以上の音質が欲しいよね』と考えている皆様、テクニクスのノイズキャンセリング+LDACコーデック対応の完全ワイヤレスイヤホンは良いぞ!!

こんにちわ・こんばんわ。

 

今回のレビューは完全ワイヤレスイヤホン

 

『テクニクス EAH-AZ80』

 

となります。

 

2023年11月末時点で、テクニクス(=パナソニック)が展開する完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルとなります。

 

では、今回も宜しくお願いします。

 


 

 

今回購入したEAH-AZ80と、これまで使用していたWF-1000XM4の簡単な比較表を作ってみましたので参考にしていただければ幸いです。

 

””非公開””の部分に関しては「メーカー公式資料の探し方が足りない」事もあります。ご了承ください。

更新: 2024/01/08
仕様と特徴

パナソニック(*テクニクス)の最上位モデルなので『価格指定商品』です

 

メーカー

パナソニック(*テクニクス)

 

商品名

EAH-AZ80(*価格指定商品)

 

本体色

シルバー(他にブラックもあります

 

付属品

・充電ケース(色:シルバー)

・USB充電ケーブル:約 0.2 m (USB Type-C → USB Type-C)
・イヤピース:XS2、S2、XS1、S1、M、L、XL各2個(Mはイヤホンに装着済)

 

イヤホン等重量

・イヤホン本体:約7 g(*片側重量・LR共に同じ)
・充電ケース:約 50 g

 

ドライバーユニット

・直径10mm(アルミ振動板)

 

Bluetoothバージョン

・V5.3

 

再生時間(イヤホン本体・ノイズキャンセリングON)

・約7.0 時間 AAC

・約6.5 時間 SBC

・約4.5 時間 LDAC

 

充電時間

・イヤホン:約2.0 時間
・充電ケース:約2.5 時間*3
・イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0 時間


防水レベル

・IPX4

充電

・Type-C、ワイヤレス充電Qi

 

その他特筆すべき点

価格指定商品(*家電量販店等で購入すると10パーセントのポイントが付くor5パーセントの現金値引がされますが、当製品購入時にポイントはつきませんし現金値引もされませんのでご注意ください

 

Hi-Res AUDIO WIRELESS 対応

 

 


 

 

ここで何度も出てくる価格指定商品とは???

 

””パナソニック””、(今後は””日立製作所””も加わります)が行っている『販売価格縛り』を言います。 

 

なお、この販売価格縛りについて公正取引委員会は以下のような返答をしていますのでご覧下さい。

 

メーカーによる小売業者への販売価格の指示

(公正取引委員会がパナソニックに出した回答)

『X社が,商品売れ残りのリスク等を自ら負うことを前提として,小売業者に対して家電製品Aの販売価格を指示することは,独占禁止法上問題となるものではない』

 


 

 

パナソニックで行われる販売価格縛りは

「自社で開発した最上位モデルまたはモデル全般(*2023年11月末時点で、テクニクスブランドで展開される完全ワイヤレスイヤホン、パナソニックブランドで展開されるヒートポンプ式斜めドラム洗濯乾燥機は全て価格縛り)

で行われています。 OEM製品、例えば”充電池(エネループ)”については価格縛りは行っていません

 

例えば”斜めドラム洗濯乾燥機”は『日本製(製造:静岡県袋井市)だから品質に関しては絶対に負けない!』という自信があるのかもしれません。

 

ただ、イヤホンに関しては洗濯機のように簡単にはいきません。

 

人によって音質重視”か”イヤホンの色”か”バッテリーの持ち時間”か”ノイズキャンセリングの効き”のように重視するものが変わるので難しいからです。

ただ、充電ケースからイヤホン本体を取り出して、耳に付ける。この作業だけはどのモデルでもついてまわります。

例えば””音質は良くても耳に付けにくい””というのも実際にあるので選ぶのが本当に難しいと俺は思っています。

更新: 2024/01/08

ライバル機種(WF-1000XM4)との本体形状等を比較してみた

AZ80の同梱物

 

WF-1000XM4の同梱物

 


 

 

充電ケースのサイズ感

 


 

 

本体のサイズ感と本体形状①

 

 

 

 

 

本体のサイズ感と本体形状②

 

個人的に、充電ケースからイヤホン本体を取り出しやすい+イヤホン本体を掴みやすいのは間違いなく『AZ80』だと思います。 何故かと言うと”本体形状”です。

AZ80は”適度に角張っている”のに対して、1000XM4は”全体的に丸みをおびている(しかも正面処理のせいなのか、充電ケースから取り出すときにイヤホンが滑るのです。

普段使いを考えるとAZ80に軍配が上がるかな~と思うんです。

更新: 2024/01/08

付属品などで困ったこと、嬉しかったこと

本体の初期不良や付属品の欠品などはありませんでした。

 

裏面は”Made forのロゴ”を始めとする認証マークの数々。

 

イヤホン本体以外の付属品は以下の4点となります。

 

①「充電ケース」

 

②「USB充電ケーブル:約 0.2 m (USB Type-C → USB Type-C)」

 

③「イヤピース:XS2、S2、XS1、S1、M、L、XL各2個(Mはイヤホンに装着済)」

 

④「説明書」

 

 

 


 

 

この製品で困ったこと

①、『充電ケーブルの短さ(20cm)』

 

②、『USB Type-C → USB Type-C型ケーブルである』

 

まず、①についてはケーブルが短すぎます。「大は小を兼ねる」って言いますし、最低でも1mは欲しかったです。

 

②については、出先で充電するにはUSB Type-A → USB Type-Cでないと充電が出来ません(*身近な分かりやすい例:高速バス)。

 

価格を縛るならUSB変換アダプタを付属して欲しかった。 すごい細かい事なんですが少し調査が甘かったんではないかと思います。

 

 


 

 

逆に、この製品で嬉しかったこと

イヤピースのサイズの多さ「S1、S2、XS1、XS2、M、XL、L 各2個(Mはイヤホンに装着済)」です。

 

『なんかイヤピースがイマイチシックリ来ないなぁ~(音質・ノイズキャンセリングの効き等)』と感じることがある人にはこのサイズ展開が多いこのモデルは嬉しいかもしれません。 

しかも、専用アプリTechnics Audio Connectを使って計測する(設定→最適なイヤピースを選ぶ)ことで

「イヤピースは左耳はMサイズ、右耳はXS2サイズを使ってください」

といった内容のコメントが出ます。

 

 

専用アプリTechnics Audio Connectを使う際にちょっと注意すべき事があります。

 

『専用アプリTechnics Audio ConnectはAndroid ver8.0以降対応』のため、中国メーカーの古い音楽プレイヤーではGoogle Playを使ってのインストールが出来ません。

(*ただし、『APKPure』という中国の非常に怪しげなGoogle Playモドキのアプリを使用すればTechnics Audio Connectのインストールは出来ますが警告文などがちょくちょく出ます)

 

例えば、今時点(2023年12月末日)でGoogle Playを使ってのTechnics Audio Connectのインストールが出来ない音楽プレイヤーはSHANLINGのM6 ver21です。Android ver7.1なので仕方ない。。。

他にTechnics Audio Connectのインストールが出来ないと思われるのが、SHANLINGだとM6/M6PRO/M6PRO ver21/M3X/M3X LimitedEditionです。

 

今後、EAH-AZ80の購入及び音楽プレイヤーの購入を検討されている方は「Androidのバージョンを確認の上でご購入をお願いします。

 

なお、EAH-AZ80の他にEAH-AZ60 M2/EAH-AZ60/EAH-AZ40 M2/EAH-AZ40もTechnics Audio Connectが使えないと想定されるため同じくご確認をお願いします。

更新: 2024/01/08
使用感

ライバル(WF-1000XM4)との比較のため、JR東日本 255系特急電車及びエアロエースで比較します

基本的には、EAH-AZ80はライバルと基本的な仕様は変わりません。

 

””ハイレゾ ワイヤレスのロゴ””、Apple社の認証を取ったものだけに許される””Made forのロゴ””。iPhone・iPod・iPadを使っている方はしっかり使えますよ~というアピールも忘れてません。

WF-1000XM4では「Made for iPhone | iPod」で留まっているため、、例えばiPadを仕事で使っているというならAZ80という選択肢はアリかと思います。

 

””Made forのロゴ””が始まったときは、某PCパーツ代理店(=今はすごく元気の無いSeasonicの国内代理店)に在籍していて『今後も安心して使えるので~(ry』と売り込んだのも良い思い出・・・。

 


 

 

では、WF-1000XM4と同じ区間で確認をすることにしました。

 

車両①:JR東日本 255系電車

車両②:JRバス関東/ジェイアールバステック/京成バス等 エアロエース

 

千葉県内・茨城県の一部で見る機会のある車両や高速バスで試してみました。

 


 

 

①、JR東日本 255系特急列車

JR東日本の『グリーン車を連結している特急車両の中でポンコツ度No.1』の255系車両です。 銚子から東京まで乗ってきました。

 

倉橋駅~飯岡駅の間にあるトンネルを走行中は揺れが凄まじく脱線するのではないか?とヒヤヒヤしますし、その猛烈な揺れと共に出てくる独特の音が(WF-1000XM4と同様に)キャンセリングが出来ていません。

大きな振動から来るノイズへの対応は難しいんでしょうか? 

と行っても倉橋駅~飯岡駅の間にあるトンネル区間は1分もかからずに通過するのでその時だけ我慢すれば良いかな?という感じです。 

それ以外では、銚子から佐倉までは「レールの継ぎ目、ポイント部分を通過した時の『ガタン』」が1000XM4よりは気にならないレベルになっています。 AZ80の方が割と優秀に感じます。

 

  

 

②、JRバス関東/京成バス等 エアロエース

 

やたらと本数の多い「鹿島神宮駅(乗車/降車バス停:鹿島セントラルホテル)↔東京駅」で試してみました。

前回も試した 

①、橋の継ぎ目を通った瞬間の『ガタン』

 

②、高速道路の継ぎ目を通った瞬間の『ガタン』(水郷潮来~佐原香取)

 

高速バスに乗ったことがある人なら伝わると思うのですが、道路や橋の継ぎ目を通った瞬間の『ガタン』という音だけはキャンセリングできていません、1000XM4よりは気にならない・・・かな? 細かい事なんですが、大きな振動と共に発生する音のキャンセリングだけはどの会社でも難しいようです。 それ以外の、バスを追い抜く車両やバスの風切り音などはほとんど聞こえないので本当に感動できます。

今の電車や高速バスは長く乗っても片道4時間~5時間。しかも毎日乗るモノでもないので我慢すべきかなと思います。

 

 


 

 

 

 

***参考***

テクニクス:EAH-AZ80

 

ソニー:WF1000XM4製品HP

 

ヨドバシカメラ:ヨドバシカメラ フルワイヤレスイヤホン アワード2023

(*EAH-AZ80販売ページ含む)

 

価格.comプロダクトアワード2023:イヤホン・ヘッドホン部門

  • 購入金額

    36,630円

  • 購入日

    2023年07月30日

  • 購入場所

    ヤマダ電機

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