その昔、誰もが通ったであろう男の子のおもちゃのひとつ、タミヤのラジコン。
RCカーグランプリがテレビで放映され、優勝者は新しいラジコンがもらえました。
8時間充電してわずか15分ほどしか走れず、
ESCはアナログなサーボ制御で、バッテリーが切れると暴走。
金持ちはホットショット、カネがないうちはグラスホッパー。
プロポはダッシュかアタック。どこを走らせても文句は言われませんでした。
(うちは学校の校庭でした)
そんな時代に自分が選んだのは、当時最もかっこいいと信じて疑わなかったブーメラン。
今見てもそのローフォルムはやはりかっこいいです。
ブーメランは過去に2度ほど復刻していますが、2008年の復刻の際には、
お金も気持ちも余裕がなくて買えずじまい。
そうでなくても全然在庫がなくて、アホみたいなプレミア価格で
ヤフオクやAmazonに居座っていました。
それだけに今回は絶対に後悔したくないと、
発売と同時に定価で購入。高いです。それでもいいんです。
絶対に手に入れたかった。
30年ぶりに手にした人生最初のラジコンを、
これからじっくり楽しみたいと思います。
ノスタルジックだがやはりクラシック
満を持してブーメランに手を付けます!
なかなか作れなかった理由は、走らせるよりも作る体験のほうが大事だったから。当時を思い出しながら作る作業自体を楽しみたかったんです。
実際、作るのにはすごく時間をかけてます。忘れてることもほんとにたくさんある。
そして、懐かしさはありますが、やっぱり旧車は旧車、最近のラジコンと比べると設計などで劣る面もありそうです。
まずは説明書。低くブーメラン状に湾曲した姿が美しい… その究極はトップフォースでしょうが(再販決定したらしい!)、クルマとしての造形はブーメランがベストだと思ってます。
今回の復刻は2008年モデルの再販。すでに復刻自体はしていたんですね。
説明書には、現代のパーツでのチューニング方法も載ってました。ベアリングはホットショットと共通。DF-2というオフロードカーのユニバーサルシャフトが流用できます。ダンパーもレース用のアルミタイプが装着可能。この時代のタイヤはプラスチックの3点支持のホイールハブをつけるタイプでしたが、六角ハブを使えば、現代のホイール、タイヤもつけられます。
箱を開けるとこんな感じ。夢が詰まってますねー。
パーツ類は黒基本に、グレーや青の少し柔らかいプラがあり、完成デザインと使う部位によって変えています。
復刻と言うと気になるのがパーツの精度など。プラパーツは基本的に、型を作ってそこに流し込んで成形するのですが、使い続けているとトゲトゲが出たり、端が汚くなったりもします。
この復刻ブーメランもさすがに多少は劣化しているようで、プラの平坦な部分にザラつきやケバケバが出たりも。気にする人は気にするかも。
ボディはザ・バギーという感じ。フロントウィンドウだけ空いていて、サイドはステッカーで網を貼ります。ブロックヘッドモータースのホットショットとか、リアルなギミックにしても良いかなぁ。
今回の悩みどころはボディで、できたら白以外も作りたいんですよね。スペアが売ってればいいんだけどなかなかなくて…
説明書をざっと見た感じでは、アナログのスピードコントローラーがESC(エレクトリックスピードコントローラー)になってたりはしますが、そんなに変わってもいないので難易度は高くないでしょう。
作ってみると、やはりギヤボックスやデフが原始的で、今どきのデフユニットだけ交換できるタイプよりはかなり面倒でプラも多いです。
足回りのアーム類も丈夫そうなプラパーツですが、いまや高剛性で軽量な強化プラとアジャスタブルアームで、トーやキャンバー調整も簡単。何もできないのが当時のラジコンでした(いろいろ本気でやればできますが)。
製作手順は、
・前後ギヤボックス、サスアーム類
・ステアリングサーボ周り
・バスタブボディ周り
・サスペンション
・ボディ
という流れです。
ちなみに、今回は付属のプラスネジは原則使わず、ほぼすべてヘックスビスに置き換えています。これだけでもシャキッとする気がする。
思ったより大変…
タミヤの旧車といえばこの黄色いCVAダンパー。これが今作っても本当にうまく動かすのが難しいんですよね。
パーツを見た感じ、別に新しく改良されたわけでもなさそう。特に困るのが、オイル漏れを防ぐ意味の黒いOリング。あまりにも硬すぎたのでヨコモの透明なやつに変えましたが、それでもあまりにも動きがシブい。見た目はいいんですけどね…
エアもしっかり抜きましたよ。
タイヤもとりあえず付けて、形にはなりました。
塗装だけ完了!ステッカーは検討中
やっとボディ塗装です。いろいろ悩みましたが、結局色付きにする勇気はなく、ホワイトに。
まずは油脂汚れを取るための洗浄。食器用でよいです。窓のマスキングはしてありますが、水は通さないので大丈夫。
塗装はタミヤのPSシリーズで。PSがポリカーボネート用で、TSがプラスチック用です。よく間違えるので気を付けて。
薄く何度かに分けて塗ります。プロは塗膜の重量も気にするそうですよ。
2回目、
3回目、
で、一応完成です。よく見ると表側はかなり汚れてますがよいのです。なぜなら、薄いフィルムが貼ってあるので、このあとはがすから。
カラーは普通でしたが、できたらステッカーの方で工夫したいと思ってます。スキャンしてただいまオリジナルカラーを検討中です。うまくいくかなぁ。
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購入金額
22,000円
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購入日
2023年06月14日
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購入場所
洛西モデル
mangoさん
2023/07/15
高校生の時、友人がラジコン飛行機の操縦達人で一度、校庭に持ち込み、
背面飛行で尾翼と地上が、30cm程の高さで飛ばしたのを見た。
大会では何度か優勝カップを手にしたようで卒業後、模型飛行機会社で働き
会社の業務で、北米デモ飛行も実施したと、言っていた。
私も飛ばしたかったが叶わず!
仕事でUSAに出張していた時、模型店を訪れると…憧れの飛行機、ヘリが…
フルセットでも意外と安い!
安全を見越してEngine Boatのフルセットを購入して、帰国した。
空港のCheck In時「これは何ですか?」「梱包外箱の通りで、My Hobby…」
破損してもクレームしない、誓約書にサインして…無事に日本到着!
Engine Boatの難点は始動と水上走行中のエンストです。
購入したBoatの始動は、船体に搭載した電池(単三6本?)Motorで始動可で
エンストしたら始動Motorで手元に戻せる。 優れモノでした。
近場の一級河川取水関で走行させると、Engine Boatの迫力ある走行が楽しめたが
燃費が(200ccの燃料)…燃料切れで…始動Motorで戻れた!
2〜3度走行させたら河川監視員が…Battery BoatはOKだが、Engine Boatは
禁止です!…残念!…静岡の知り合いに譲りました。
楽しんで下さい!
mangoさん
2023/07/15
USAの模型店でEngine Boat購入時に店員から「貴方は日本人ですか?」「日本人です。」
「貴方が選んだBoatはTaiwanだが、多くのModelは日本製です。 何故、日本に持って
帰るのか?」価格が全く違う!日本で買うより可なり安い!
こんなことが有りました。
HTTKさん
2023/07/17
うちの地元には飛行場もあったので、よく大会なども開いていましたね。
最近だと、特定の場所以外では飛行機、ドローンともに飛ばせませんし、
遊ぶ場所はかなり減ってしまったようですね……。
よく埼玉の荒川で飛ばしているようです。
子ども時代のラジコンというと、手ごろに入手できるタミヤ製がやはり一般的で、
京商や東京マルイなどは本気のお兄ちゃんやお父さんが買うというイメージでした。
ただ、子供心にタミヤのパッケージに書かれたイラストと、
典型的な外国人のバギー乗りのイメージが憧れにありました。
大人になってお金に余裕がある今でもタミヤが好きなのも、
そんなノスタルジーもあるのかもしれません。