Zone Vibe シリーズはロジクールから出ている非常に軽量なヘッドセット・ヘッドフォンです。
ローエンドモデルに G435 というものがあり、Zone の名前はないですが基本構造は一緒です。
この製品、Amazon でも扱っている Zone Vibe 100 というヘッドセットと似ていますが、実はちょっと違います。
名称が「Zone Vibe Wireless」 で、ぶっちゃけZoneシリーズ全部ワイヤレスなのでめちゃくちゃ紛らわしいことこの上ないんですが……
1. そもそも Zone Vibe Wireless って何? Zone Vibe 100 と何が違うの?
最大の違いはUSB-Cレシーバーが付属するという点です。
(あとは色と企業向け管理機能があるくらい?)
レシーバー分、数千円ほど高いのですが購入時点(2023-06-30)で10%オフクーポンが使えるのでそこまでデメリットではありません。
むしろこれがあるとないとではWindows、PS4/5での接続性や遅延問題は全然変わってきます!
Bluetooth ヘッドセットって、OSによらず AptX LL か AptX Adaptive というコーデックに対応していないとYoutubeで動画を見るにも映像と音声が遅延するので、口パクみたいな感じになってしまいます。
特にWindowsはBluetooth単体だと特にマイクの品質がひどいので事実上USBレシーバー必須です。
そのためなぜ Vibe 100と Vibe Wireless で分けてしまったのかよくわかりませんが、
個人的には USBレシーバーが付属する本製品 (Vibe Wireless) だけのラインナップでよかったと思います。
ちなみにこちらの Zone Vibe Wireless は Amazon はじめ量販店等での取り扱いがなく、公式ストアのみとなります。ただし無条件返品が30日間できるので、Amazon よりもそのあたりは緩いので安心です。
(ちゃんと配送もヤマトでしたし)
2. 音質
好みはあるでしょうが、めちゃくちゃいいです。
極めてフラットで、どちらかというとモニター機に近いです。
ソニー MDR-1A 初代を持っていますが、あれよりもフラットに近いです。
また B&O H9 3rd よりも高音が落ち着いています。
つまり市場でわりとフラット寄りなヘッドフォンよりもフラットということです。
ちなみに Logi Tune というイコライザソフトが公式であるので
低音強調などはお好みでできます。
3. 装着感
めっちゃいいです!
まず軽い。たった185gです。
参考までに MDR-1Aは 225g らしいのですが、
重さというのは単純な質量だけではなく、
重心設計や色などの視覚的情報にも左右されるのでスペックはあくまで飾りです。
また、イヤーマフも厚みがあり、かつ適度にやわらかく非常に快適です。
天面のバンドにクッションはないものの、そもそも非常に軽いのでなくてもOKです。
側圧もきつすぎず緩すぎず快適です。
4. 操作性
まず電源スイッチがスライド式という点が素晴らしい。
最近だとどこのワイヤレスヘッドフォン系も長押しでON/OFF切り替え系多いですが
3秒も5秒も押してらんないですよ。
スライド式なら1発で電源ONできるので絶対こっちでしょ。
※Bluetoothペアリングも同じ電源ボタンを2秒スライドしつづけるだけでいけます。
マイクもブーミングマイクを下ろすだけでONになるので非常に簡潔です。
ボタンを手探りする必要もないです。
(マイク自体にミュートボタンがついているので一時的にミュートにすることもできます)
音量ボタンなどもさわってわかるように突起がついていますし、
なによりあの「タッチコントロール」とかいう
くっっっっそうざい代物がないのが最高です。
ちなみに再生停止ボタンは右側にあります。
機能を落とさずユーザーエクスペリエンスを向上させています。素晴らしいです。
(というか、これが本来あるべき姿ですよね??)
5. 接続性、安定性
ディスプレイ裏のモニター本体ハブにつないでいますが特にプツプツ切れるようなことはありません。ちなみにマウスもK/Bもコントローラも全部ワイヤレスでその隣のUSB端子からハブで繋いでいますので、相当機器同士のノイズは凄かろうと思います。
そのような状況でも今のところは大丈夫です。
※珍しく Windows 10 以降のクイックペアリングに対応しているようです。
6. 惜しい点
・有線(ステレオミニプラグ)でも使えると、PCにレシーバーを差したままPS5等に切り替える場合でも使いやすかったかも。
・個人的にはあともう少しだけ重低音が出てもよかった (これは好みですが)
・これで AptX LL や Adaptive に最初から対応していたら無敵だった
7. まとめ
総じて、以下のような人におすすめです。
・ケーブルが煩わしいと思っている
・でも遅延や音質低下は許せない
・長時間つけるので軽いほうがいい、側圧きついのは嫌
ちなみに、どんな感じか量販店で試したい方は Vibe 100 もそうですが同じロジクールの G435 というものが6000円くらいで操作感・外観以外がほぼ同じです。(こちらは Type A ですが USB レシーバーが付属します。)
スライドスイッチの採用や外観など、諸々をグレードアップしたのが Zone Vibe Wireless だと思ってもらってOKです。
(こっちのほうがグレーをベースにマットな質感なので個人的には好きです。)
※私見ですが、音質は G435 とほぼ一緒な気がします。
G435 の上位互換的立ち位置なので、外観を気にしなければ G435 でも十分かと思います。あちらのほうがおよそ1万円ほど安いので。
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購入金額
17,000円
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購入日
2023年07月08日
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購入場所
Logicool 公式
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