実家ではいくつか版画やシルクスクリーンを飾っているが、単身赴任先には特にそういったものは飾っていなかった。しかし、すごく気に入った絵を入手したので、部屋を彩ることにした。
その絵というのは、F3号の麻のキャンバスに、色再現性に優れたUV硬化インクを用いて、インクジェット方式で印刷されたキャンバスアート。
布の質感が、もともと透明度の高いデジタルな絵に、ナチュラル感も加えていて、とても気に入ったのだが、キャンバスならではのぶ厚さがあって、画鋲やマグネットなどで固定するような方法で「簡単に飾る」ことができない。
暖色系の色合いが美しく、黒の表現が深くて、森の中のかがり火や落ち葉、暖炉の火など、どちらかと言えば秋~冬の情景が多い眠木める先生の絵としては珍しく?、暖かい季節(春から夏)に合う絵だが、入手したのが昨年の盛夏の時期で、「涼しくなってから飾る絵ではないよなー」と、昨シーズンは抜き身で立てかけて愛でるだけだった。
しかし、今シーズンはきちんと飾りたいし、立てかけているだけだと、絵柄の面を下にしてパタンと倒れてしまって傷ついてしまう危険性もある。
そこで、冬の間に額縁を用意しておいた。
ところで、ポスターや色紙などを入れる額、というのは結構安いものもあるし、デザインも嫌味がないのが多い。しかし、厚みがあるキャンバスを入れる額は
・高価:薄いものを挟んで枠で留めるだけではなく、「キャンバスが入る構造」が必要だから?
・シンプルなのが少ない:キャンバスに描かれるのは油絵が多く、それとのバランスのため?
と、元がデジタル画の転写印刷で造られたキャンバスアートでは、絵に額の方が勝ってしまうものが多い。
多少は「大は小を兼ねる」ポスターフレームと違って、サイズもシビアなので、今回のキャンバスアート(F3サイズ)に合って、絵を引き立てるようシンプルで、価格的にも絵より額が高価にはならないもの...となるとなかなかなく、さらにシンプルであっても、暖色系をベースに金縁で装飾しているようなものは、緑主体の飾りたい絵と合わないので、絵と合うデザインとなるとなかなか見つからなかった。
そんななか、ホワイト一色でシンプル、価格も送料除けば結構安価というF3サイズ対応の額を見つけた。
それが、大額の油彩・油絵用額縁 3450。同じ3450のブラックの方は、絵を固定する枠の部分が金色着色のようで、単体で観るとそこはかとない仏壇臭?があるが、ホワイトの方はマットとグロスの切り返しだけで、すっきりとシンプルなデザイン。サイズもサムホールという変形のF1号から、F3、4、6、8、10と結構サイズも豊か。また表面保護の透明板がガラスかアクリル板かが選べるようになっている。
画面越しで見る限りよさそうだったので、購入することにした。透明板は万一の落下などの時に悲惨な状況にならないようアクリル仕様で。ただアクリル仕様の方が高額なのは痛かった(サイズにもよるが500円から1,000円以上高い)。
到着して開封してみると、デザインは思った通りのシンプルさでかなり印象が良い。絵を入れる部分はしっかりと後ろ側に箱状に飛び出していて造りもよい。ただその分ずっしりと重量もあり、ポスターフレームなどとは別次元の重さ。
窓の向こうの風景みたい!写真ではよく判らないが、内枠がマットで、フレームが光沢あり
例のキャンバスアートをセットしてみると...やっぱり合う!
キャンバスアートなので、キャンバスの「縁(ふち)」が見えると「実在感」があるが、逆にそこを隠すと、「風景を切り取っている」という印象が強くなり、絵への没入感が高まる。
これでこの夏は爽やかに過ごせそうだ...
【仕様】
フレーム材質:木製(MDF製)
表面仕様:アクリル板
額装対象サイズ:F3のキャンバスや板パネル
額縁外寸:約37.8cm×約32.5cm
額縁重量:約1.2kg
付属品:箱、吊り紐、吊り金具(額側)、壁用フック(2本針)
額が絵より目立たないのが大切
このシンプルな額、ポスターなどを入れる薄いタイプには結構見られるが、キャンバスが入る厚いものには少ない。
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購入金額
3,400円
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購入日
2023年02月04日
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購入場所
Amazon
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