Deezer というフランスの音楽配信サービスのサブスクリプション、Deezer Premiumのレビューです。
月\1280でCDと同じ1411kbps、16bit 44.1kHz ステレオ flacの音楽を楽しむことができます。
使ってわかる、1411kbpsの音の良さ
令和の時代、CDはおろかネットで音楽を買うことすら古いとされるほどサブスク音楽が流行しました。しかしたいていの場合BTイヤホンを使い、音質より重低音や音圧が優先され、圧縮音源が覇権を握っています。しかし私たちオーディオマニアにはこれらは音質が悪いと考え、音質がよい音楽ソースをよだれを垂らしながら這いずり回って探しています。
そんな我々に与えられる選択肢は二つ。CDやハイレゾ音源を出先でも使うか、高音質サブスクに登録するかです。
DeezerはCD音質と同等の、1411kbps flacを再生可能。これだけで高音質であることがうかがえますね。
ちなみに、他のハイレゾではない配信サービスは、Apple製品によく使われるAACコーデックで最大256kpbs、opusなら~192kbps程度と、Deezerはこれらの数倍高い分解能があることがわかりますね。
肝心の音質ですが、高域がだいぶ、低域は微妙に変わります。
いろんな比較サイト様が、「192kbpsと256kbps,320kbpsの違いは判らない!」とおっしゃっていますが、じつは?、~320kbpsまでの圧縮音源と少しちがう圧縮方法をDeezerは採っています。
Deezerで使用されているコーデックはFlac、Free Lossless Audio Codec という名前のコーデックです。これは可逆圧縮と呼ばれる圧縮方法で、要するにデコードしたら原音に戻りますよ!っていうやつです。音質の劣化がないので、比較的高音質です。先にあげたAAC やOpusなどは可聴外の高域を消すことでデータを削減しているので、デコードしても原音には戻りません。音質が劣化するわけですね。
ハイレゾを半分生かしきれてない
スマホなどで音楽を聴くとき、私はドングルDACを使ってイヤホンを接続しますが、普段USB Audio Player Pro というアプリを使用して音楽を聴きますが、このアプリはオーディオドライバが備わっているので、カーネルミキサを通さず直接音声信号を出力できることが魅力です。この機能を利用して、TidalとQobuzというハイレゾ配信サービスをビットパーフェクトで再生できる機能が備わっています。しかしこの二つは日本ではサービス開始されておらず、DeezerはUAPPでは対応していません。つまりビットパーフェクト再生ができません。せっかくのハイレゾでも、カーネルミキサのソフトウェアボリュームとソフトウェアEQで音質が劣化します。悲しいですね。
ハイレゾでダウンロードもできますが、Deezerのソフトでしか再生できないので意味ありません。
-
購入金額
1,280円
-
購入日
2023年05月01日
-
購入場所
Deezer
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。