こんにちわ、こんばんわ。今回はSSDとなります。
今回の””Solidigm(読み:ソリダイム)””って初めて聞いたよ!?という人もまだいると思います。
2021年末に設立された非常に新しいSSDベンダーなので知名度は”サムスン、ウェスタンデジタル、キオクシア(旧社名:東芝メモリ)、クルーシャル(Micron)”あたりと比較するとちょっとだけ低いかも。
その代わり、中身については非常に安心出来るものです。
ソリダイムは『Intel(インテル)』NAND部門を『SK hynix(エスケー ハイニクス)』に売り払っただけ。なのでザックリ言うとNANDは『Intel + SK hynix』、コントローラとキャッシュメモリは『SK hynix』。
個人的に「自作初心者、久しぶりすぎて自作PCに関する知識が役に立たない」方に薦められるSSDとなっていると思っています。
では宜しくお願いします。
SSDの仕様
SSDの仕様は以下のようになっています。
・型番:SSDPFKKW010X7X1(P44 Pro)
・メーカー:ソリダイム
・記憶容量:1TB
・NAND:TLC(176層 3D NAND)
・保証期間:5年間(書き込み上限:750TBW)
・性能
・シーケンシャルリード:7,000MB/S
・シーケンシャルライト:6,500MB/S
・ 平均故障間隔(MTBF):160万時間
・フォームファクタ:M.2(80mm)
・インターフェイス:PCIe4.0 x4(NVMe1.4)
・購入価格:12,980円(税込み・2023年4月頃購入)
NANDを自前で製造できる”サムスン、ウェスタンデジタル、キオクシア、マイクロン(*クルーシャル)”のSSDと比較しても、『頑張っている』と思っています。
では、各社上位モデル(*1TBかつPCIe4.0x4のモデルに限る)と比較してみます。
・ソリダイム:P44Pro
シーケンシャルリード:7,000MB/S、シーケンシャルライト:6,500MB/S
NAND:TLC
保証期間:5年間(書き込み上限:750TBW)
・サムスン:990PRO
シーケンシャルリード:7,450MB/S、シーケンシャルライト:6,900MB/S
NAND:TLC
保証期間:5年間(書き込み上限:600TBW)
・ウェスタンデジタル:SN850X
シーケンシャルリード:7,300MB/S、シーケンシャルライト:6,300MB/S
NAND:TLC
保証期間:5年間(書き込み上限:600TBW)
・キオクシア:EXCERIA PRO
1TBモデルのシーケンシャルリード・ライトについては非公開
NAND:TLC
保証期間:5年間(書き込み上限:400TBW)
・マイクロン(Crucial):T500
シーケンシャルリード:7,300MB/S、シーケンシャルライト:6,800MB/S
NAND:TLC
保証期間:5年間(書き込み上限:600TBW)
各社上位モデルのシーケンシャルリード/ライトの速度は似たような感じとなっています。 個人的には””サムスン 990PROは半歩~1歩上””と思えます(シーケンシャルライトが6900MB/Sと高いため)。
ソリダイムP44 Proが他社製SSDを寄せ付けないのが
『書き込み上限値が圧倒的に高い(ソリダイム:750TBW/サムスン・ウェスタンデジタル・マイクロン:600TBW/キオクシア:400TBW)』ことです。
サムスン・ウェスタンデジタル・マイクロンSSDと比較すると書き込み上限値「25パーセント増し」
キオクシアSSDとの比較では「87.5パーセント増し」という圧倒的な数字を叩き出します。
人によって用途、使い方が違うため一概には言えませんが
「この書き込み上限値は魅力(*その代わりRead/Write速度はそれなり・・・)」
だと俺は思っています。
ついでに書き込み上限値以上に
「価格も魅力的」
です。 特にサムスン 990PROとの価格差は6,000円前後と大きめです(2023年12月末時点)。
例えば!!ですけど
「サムスン990PROの2TBは無理だけど、ソリダイム(Intel)P44Proの2TBならどうにか手が届きそう」
って思えるのかなぁ~と個人的に思っています。
今回使ったPCの仕様
今回使ったPCの仕様は以下の通りです。
☆☆☆メインPCの構成☆☆☆
【CPU】AMD Ryzen7 3700X
【Cooler】Scythe 無限5 Rev.B + A-DATA VENTO PRO 120 PWM
【Memory】センチュリーマイクロ CE32GX2-D4U3200(DDR4-3200/32GBx2・2セット)
【M/B】ASRock X570 TAICHI(UEFI ver3.60)
【NIC】OnBoard
【Wi-Fi+BT】OnBoard
【VGA】ASUSTeK DUAL-RTX2060S-O8G-EVO(GeForce RTX2060Super)
【SSD(OS用)】ソリダイム P44 Pro(NVMe・1TB)
【SSD(データ用)】WD SN570(NVMe・2TB)、WD SN750(NVMe・2TB)
【HDD】東芝 MD03ACA300V(3TB)、WesternDigital HUH721212ALE604(12TB)、WesternDigital WUH721816ALE6L4(16TB)
【Optical Drive】パイオニア BDR-S12J-X
【Case】FractalDesign Define R6 USB-C(TITANIUM)
【CaseFAN】Noctua NF-A14PWM x2、NF-P14s redux-1500PWM、
【PowerSupply】Seasonic SSR-650TR(80+TITANIUM)
【OS】Windows10 PRO_64bit
今回の検証で””SSDの性能に響いてくる””であろう部分は「CPU(Ryzen7 3700X)」「マザボ(X570チップセット)」だと思われます。
発熱という部分で「VGA(GeForce RTX2060Super)」も影響するかもしれません。
SSDをぶん回してみました
ソリダイム P44ProのCDIはこんな感じとなっています。
なんか・・・可も無く不可もなく、The普通!!な感じです。 キオクシア EXCERIA PROだと健康状態がじわじわ減っていましたが、今のところそのような症状も見ることはないです。
↑(*健康状態がじわじわ減っていく 参考画像)
そしてCDMをAMD環境(Ryzen 3700X)でぶん回した結果が以下となります。
↑(購入後すぐ・・・・・・だった気がする)
そして、Intel製CPU環境のキオクシアEXCERIA PROの環境は以下の通りです。
ランダム4KがRead・Write共にショボ・・・物足りません、、、。
Intel環境かAMD環境かの違いだけでなく「NAND+コントローラ+DRAM開発を自社で一括しているか否か」も関係しているんでしょうか?
この性能なら、キオクシアよりソリダイムの方が良いのかな?と思ってしまいます。
この性能、試す価値アリなので是非お試ししてください!!
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購入金額
12,980円
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購入日
2023年04月頃
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購入場所
パソコン工房
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