PC関連では相変わらずUSB Type-A形状の端子が多く、スマートフォンやタブレット等ではUSB Type-C端子が付いています。
あのiphoneですら、次期モデルからは、USB Type-C形状の端子になると思われます。
(欧州の圧力ですが、これまで通り認証チップを内蔵しないケーブルは、たとえ低速でも、動作するのかどうかも現状では不明です)
USBメモリも、USB Type-Aが主流で、なかなかType-Cに移行していきません。
しかし、転送速度や充電環境を考慮すると、USB Type-C形状(サンダーボルト含む)に移行することは確実だと思います。
USB Type-Aケーブルは、どなたでも複数所有されていると思いますが、USB Type-Cケーブルは、転送速度や充電対応や充電容量で複数の種類が存在し、用途に応じて使い分けが必要です。
必然的に、対応ケーブルが不足することが予測されるので、このような変換アダプターがあると、とっさの時に使えると思います。
パッケージは、薄いビニールパッケージに封印されているだけです。
本体の端子自体に、金メッキ等は施されていませんし、端子カバーも付いていませんでした。
先ず、転送速度に関してですが、USB Type-Aでは、USB Gen1仕様の5Gbps及びUSB Gen2対応の10Gbpsの仕様が存在します。
この変換アダプターは、5Gbps対応と謳ってありますが、私が所有する、両端がUSB Type-A形状のUSBケーブルの片方に、このアダプターを挿して、PCのUSB Gen1端子(5Gbps)に、USB Type-C Gen2x2仕様のUSB SSDを接続して、DiskMarkを走らせてみました。
すると、USB 3.0 Gen1の仕様通りの速度でUSB SSDを使うことができました。
次に、両端がUSB Type-A形状のUSBケーブルの両端に、このアダプターを挿して、USB Type-Cケーブルとして、PCのUSB Type-C Gen2 x2の端子にUSB Type-C Gen2x2仕様のUSB SSDを接続して、DiskMarkを走らせてみました。
すると、USB 3.1 Gen2相当の速度でUSB SSDを使うことができました。
USB 3.1 Gen2x2の仕様に対応するには、USB Type-Aケーブルは配線が足りないので、10Gbpsの速度が上限になります。
USB 3.1 Gen2x2のケーブルは、リバーシブルのUSB Type-C端子の全てのコネクターを独立して反対側のType-C端子に配線しているので、リバーシブルを独立して使い2倍の転送速度を得ています。
USB Type-Aの端子は、リバーシブルではないので、配線の数自体が、半分以下しかないため、Gen2の10Gbpsが限界なのです。
今後、Gen3等仕様が進めば倍増する可能性はありますが、現状では、このアダプターは、ケーブルの限界性能を引き出せるアダプターと云えると思います。
充電に関しては、USB PD対応は、USB Type-Cの端子内に含まれるチップの情報をもとに高圧での高速充電を行うため、USB Type-Aケーブルでは、高圧充電はできません。
USB Type-Aを用いた充電の場合、ケーブルの抵抗値に基づいて、5V 3Aまでの充電が可能ですが、一般的には、micro USB端子や、USB Type-Cで行われるため、このアダプターでの高速充電は懐疑的です。
試しに、USB PD対応(9V 2A)のタブレットに、このアダプターと前述の両端がUSB Type-Aのケーブルを使って、USB PD対応のACアダプターを使って充電してみましたが、5.04V / 0.48Aの充電しかできませんでした。
これは、USB 2.0の5V 500mAと同等の充電なので、決して高速充電はできていません。充電対応レベルですね。
ちなみに、同じ環境で、USB PD対応ケーブルを使うと、9.1V / 1.81Aで充電できました。
これは、アダプターの問題ではなく、USB PDの仕様なので、アダプターは問題ありません。
高速データ転送用にこのアダプターがあると便利です。
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購入金額
594円
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購入日
2023年04月02日
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購入場所
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