実は本来購入したのは3月だったのですが、このときに買った個体は丸1日程度の連続稼働で突然再起動がかかってしまうことがあるなど、不安定要素がありました。またストレージが2.5インチSAS HDD仕様のものであったため、SATA電源コネクターが用意されておらず、5インチ電源コネクターに変換ケーブルを噛ませて使っていたというもので、安定性も使い勝手も今一つでしたので、9月にもう1台3.5インチSATA HDD仕様を購入して、それを現在連続稼働用に回していますので、ここで取り上げたいと思います。
PRIMERGYという歴としたPCサーバーなのですが、見た目はフロントに鍵が付いている以外スリムデスクトップという印象です。
現在運用に回している個体は、元々
・CPU Pentium G4560
・RAM 4GB DDR4-2133
・HDD 2TB 3.5インチSATA×2台(オンボードRAID1)
・DVD-ROM
・PSU 250W
・OS 無し(Windows Server 2016 STD COA付き)
という仕様でした。
動作不安定の個体はCPUはXeon E3-1220V6(Kaby Lake 4コア4スレッド)搭載でしたので、CPUは取り敢えずそれを拝借して仮組みしてみました。
SSDは以前のPRIMERGY TX1320 M3でインストールしていたWindows Server 2019 Standardが入ったSSD、Intel SSD D3-S4610をそのまま移植しましたが、特に問題なく動いています。
メモリモジュールも同じく元のTX1320 M3からそのまま移動してきました。
正常な個体であれば安定して使える
最終的にはいろいろと機能を持たせるつもりでいるのですが、まだ環境構築の途中で自宅内のActive Directoryの2台目ドメインコントローラーとして動作しているところです。
購入時点で搭載されていた2台の2TB 3.5インチSATA HDDはSeagate製のエンタープライズ向け製品であるEXOS 7E8 ST2000NM0055なのですが、生憎1台は代替済セクターが3桁に達するという故障品でしたのでRAID1構成は諦め、正常な1台だけで単独運用する予定です。どうせここには重要なデータを置くことはないので壊れてデータが飛んでも大した問題にはならないでしょうし。しかし、個人的にSeagate製エンタープライズHDDはよく壊れる印象が強いです…。
先に書いた通りCPUは取り敢えずXeon E3-1220V6を載せたのですが、Hyper-Vで仮想マシンを動かす予定がありCPUのスレッド数が欲しいところでしたので、後日4コア8スレッドのXeon E3-1270V6を中古で購入して差し替えた上で運用を開始しています。
ある意味意外だったのですが、この製品は標準搭載のCPUがXeon E3-1220V6でもPentium G4560でも、全く同じCPUクーラーが使われていましたので、スレッド数が増えるだけで物理コア数は変わらず、クロックが少し上がるだけのXeon E3-1270V6でも問題ないだろうと判断して、標準搭載のクーラーをそのまま使っています。
現時点では
CPU Xeon E3-1270V6
RAM 32GB DDR4-2400
SSD Intel D3-S4610 960GB
HDD 2TB 3.5インチSATA 7,200rpm(ST2000NM0055)
DVD-ROM
PSU 250W
OS Windows Server 2019 Standard
という構成で安定して動くようになっています。
格安構成ではありますが、この程度の性能のサーバーもまだまだ実際の運用に回されているものが多く残っていて、リモートデスクトップの応答性も従来のCeleron J1900サーバーよりは圧倒的に快適ですから、この構成で数年(Windows Server 2019のサポート終了辺りまで)は使いたいと思っています。
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購入金額
7,800円
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購入日
2023年09月24日
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購入場所
ヤフオク
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