レビューメディア「ジグソー」

ブルーレイレコーダーや、J:COM(CATV)コンテンツを通勤中や外出先で楽しむために利用

現在メインで利用しているスマートフォン(Android)でも、どこでもディーガ、MY JCOMというアンドロイドアプリを使うと、Blu-Rayレコーダー DIGA DMR-4S100や、J:COMのセットトップボックスXA401をサーバーとして利用し、録画コンテンツ(各々のHDDに記録済)や、放送受信コンテンツ(BS/CS/地デジ/CATVコンテンツ)を、家の中の他の部屋(屋内Wi-Fi接続)や外出先(G4 LTE通信)で楽しむことができます。

 

しかし、スマートフォンでは画面が小さく、ノートPC(LG 13U70Q-GA77J)では、大き過ぎて通勤電車で見ることはできません。

 

そこで、比較的安価な中華タブレットで、Wi-Fi/4G LTE SIMが使えるものを入手してみました。

パッケージは、白を基調とし中央に、N-ONEというメーカーロゴが入っていておしゃれな個装箱です。
サイズは、‎341mm(W)x202mm(D)x37mm(H)で、重量は830gです。

同梱品は、本体以外には、USB Type-C充電ケーブル、充電用ACアダプター、SIMピン、取扱説明書です。

Type-C充電ケーブルは、長さが1mしかなく、ちょっと短めです。ケーブルの仕様的には、USB 2.0の480Mbpsの転送速度です。
近くのコンセントに充電用ACアダプターを挿して、付属のUSB Type-Cケーブルを使っての充電の場合、ケーブル長が1mでは短いので、別途調達しようと思います。

 

本タブレットは、N-oneというメーカーの、NPad Proというモデルです。
本体サイズは、245mm(W) x 155mm(D) x 7.5mm(H)で、重量も、440gと軽量のため、手に持っての視聴であっても疲れにくいと思います。
額縁は、黒で上下左右共に10mmなので、標準的な額縁サイズだと思います。
液晶パネルと額縁は、面一なのでスマートに見えます。
液晶パネルは、10.36インチで、2,000x1,200 PixcelのIPS液晶パネルを採用しているので、比較的視野角の広いパネルです。
表面の額縁上部中心には、インカメラが付いています。

裏面は、グレイのマット仕上げで、アウトカメラと、照明用LEDが右上コーナーにあります。
初期状態では、SIMのセットアップ方法を説明するシールが貼られています。
下部中央には、N-ONEというメーカーロゴがシルク印刷されていて、その下に、NPad Proという機種名と各種安全基準を満たしているというマークが記されたシールが貼ってあり、更にその下には、型号 TAB004 ID NAT1 SN:**************というシルク印刷があります。

左側面に、上から電源スイッチ、音量ボタン、リセット用穴、USB Type-Cコネクタがあり、右側面には何もありません。
天面及び底面の左右端には、各々スピーカー用のスリットが入っています。
音量は、少し大きめで、最小ステップを一つ上げるだけで、自室では十分な音量です。
ヘッドフォン端子はないので、別途、Bluetoothヘッドフォン/イヤフォン等を用意する必要があります。
また、天面には、左スピーカーの内側に、SIMトレイがあります。

 

タッチパネルは、In-Cell方式で、静電容量検出タイプの10ポイントマルチタッチパネルです。

タッチパネルの領域も確認しましたが、きっちり端っこ迄反応していました。

残念なことに、デフォルト画面では、曜日と月日が表示されているはずなのに、"日"という文字が表示されません。

ロック画面では、ちゃんと表示されています。

CPUは、UNISOC T616という、ARM A75x2+ARM A55x6の合計8コアが、最大2GHzで動作しています。

GPUは、Mali-G57というGPUを搭載しています。
OSは、Android 12を搭載しています。
メモリは、LPDDR4を用いて8GB搭載し、ストレージは、128GBのUFSを搭載しています。
UFSは、NANDフラッシュメモリーをベースにコントローラーを搭載した内蔵ストレージ規格のことで、Universal Flash Storageの略です。

 

さらに、デュアルSIMスロットを搭載し、デュアルSIM対応なのですが、片方にmicro SDカードを搭載すれば、最大1GBのmicro SDカードを拡張ストレージとして使うことができるそうです。
私は、micro SDカードは、512GBのものしか持っていないので、512GBのmicro SDカードをセットしました。

勿論、LTE SIMを刺せば、LTE通信が可能な他、Wi-Fi(11ac)と、Bluetooth 5.0も搭載しています。
SIMに関しては、docomoと楽天モバイルのnano SIMを挿してみました。
どちらのSIMも同時に認識され、音声通話発信番号としては、どちらのSIMを使うのかの選択画面が表示されました。

通話着信は、何れの番号でも可能ということです。

 

しかし、残念なことに、インターネットにアクセスできるのは、docomo SIMのみで、楽天モバイルのSIMでは、音声通信のみでインターネットに接続できませんでした。

また、micro SDに関しては、本体に挿すと、フォーマットを要求されたので、初期化してみると、ファイルシステムは、汎用階層形式と表示されたのですが、実はFAT32でした。

つまり、4GB以上の大きさのファイルは書き込むことができません。
私が使用している、Android 9のスマートフォンですら、exFATに対応していて、4GBを超える動画ファイルをなんなく再生できるのに、個人的には一番大きなマイナスポイントです。

 

AnTuTuベンチマークでは、総合スコアは、250,773で、Snapdragon 675より高性能で、Snapdragon 845より劣る感じですね。

商品で言うと、Galaxy Note 8を上回り、Galaxy Note 10+より劣ります。
実用レベルでは、充分なパフォーマンスだと思います。
スコアを個々に見ると、ユーザーエクスペリエンススコアは、Galaxy Note 10+より高スコアなので、スクロール等はかなり滑らかに動作すると思います。
GPUは、iPod Touch(第7世代)同等ですが、前述のGalaxy Tabからは、大きく劣っています。
実際に、ネットワーク経由で、Blu-Rayレコーダーに保存している海外ドラマを1時間(広告を含めきっちり1時間再生)再生しましたが、問題無く再生が可能で、バッテリーは、35%程減っていました。
バッテリーに関しては、液晶の輝度設定が大きく影響するのですが、結構画面を明るくして視聴してこの値です。

 

カメラも前後のカメラを搭載し、1,200万画素(バックカメラ)+500万画素(フロントカメラ)の解像度です。
丁度、近所で桜が咲いていたので、撮影してみました。(3,000x4,000ピクセル)
若干黄色が強いような気もしますが、可もなく不可もなく、極々一般的な性能だと思います。

生データを添付してみました。

 

バッテリーは、6,600mAhの大容量バッテリーを搭載していて、USB PD対応で高速充電にも対応しています。
USB PDで18W対応とのことなので、計測してみました。
充電時には、9.11V/1.78A=16.2Wで充電できていました。
これを見ると、USB PD対応と云えると思います。

16Wなので、一般的なUSB充電で、5V/3A=15Wとさして変わらないと思いますが、9Vという高電圧での充電により、充電時間の短縮が望めると思います。

 

GPSをはじめとする様々な測位衛星にも対応しているため全世界での測位が可能で、地図アプリを使っても、結構正確な位置を表示できると思います。
試しに、自宅をGoogleMapで表示させてみましたが、南に3mほどずれるだけで、普段使いの歩行用地図としては、充分な精度を備えていると思います。

下記地図は、このタブレットを持って行った汐入付近で表示されたものです。

屋内での測位でしたが、実際の位置は、円の中心部付近でした。

  • 購入金額

    35,900円

  • 購入日

    2023年03月16日

  • 購入場所

    amazon

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