最近あまり128GB以下のmicroSDXC/microSDHCメモリーカードは使わなくなってきたのですが、今まで使ったことが無い製品で、価格もかなり安かったのでつい買ってきてしまったのが、このKINGMAX KM128GMCSDUHSPM1Aという128GBのmicroSDXCメモリーカードです。
KINGMAXそのものは店頭でごく普通に見かけるメーカーですし、それほど悪印象があるわけでも無いのですが、今まで使う機会があまりなく、かなり昔にSSDのレビューを書いた程度でしょうか。
KM128GMCSDUHSPM1Aはパッケージにスペックの記載がきちんとあり、それによると
・最大Read:90MB/s
・最大Write:30MB
・スピードクラス:UHS-I(U3)
・ビデオスピードクラス:V30
・アプリケーションパフォーマンスクラス:A1(Class1)
となっています。
まずは現物を確認してみましょう。
裏面には「AP1303HA05G128MT」という型番らしきものが印刷されています。恐らくOEM元でつけている型番なのだと思いますが、この型番で検索しても意味のある情報を見つけることは出来ませんでした。
速度はまずまずだが、価格を考えれば文句なし
それではいつも通り、Ryzen 9 3900+ASUS PRIME X370-AでWindows 10 Pro v22H2を動かしている環境に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3で速度を計測してみましょう。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(MB/s表示)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(IOPS表示)
さすがに高性能モデルという位置付けの製品と比べれば少々落ちますが、128GBで3桁価格というメモリーカードでこれだけの性能を発揮してくれれば不満はまず出ないでしょう。
シーケンシャルリードであればカードリーダーの限界に近い値が出ていますし、若干弱いといえる書込でも公称速度は大幅(2倍以上)に上回っていますす。ランダムも思いの外良好な水準を保っていて、細かいファイルの連続読み書きでもそれほど遅さは感じない程度でしょう。
さすがに以前取り上げたSAMSUNG EVO Plus 512GBと比べると若干分が悪い数字ではあるのですが、EVO Plusは他メーカーのスタンダードクラスと比べれば明確に高性能な製品でしたから、KM128GMCSDUHSPM1Aも水準以上の速度は十分出ているといえます。
今回は128GBで千円を割り込むというかなりお買い得感が強いものでしたが、それでいながら水準レベルの性能は十分に発揮できていることを考えれば、世間並みの耐久性が確保できているという前提であればコストパフォーマンスは文句なしでしょう。
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購入金額
980円
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購入日
2023年03月11日
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購入場所
パソコン工房
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