メインPCのCPU
挿し替えの時に使ったCPU用サーマルグリスの塗布器具類。
普通に?グリスのチューブからしぼり出して、ヘラで塗っても良いのだけれど、Ryzen Threadripperほど面積が広いと、なかなか大変。一様にに力がかかって使いやすい道具と、はみ出し防止のツールが欲しい。
また、新規組み込みの時は良いけれど、組み替えやCPUファン交換の時はそれまで使っていたグリスを拭き取る必要がある。その拭き取りはグリスが固着していると大変。
このあたりのCPUクーラーを交換、もしくはグリスのメンテ(定期清掃⇒再塗布)する際の使いやすい道具を集めたキットを持っていたので使った。
液体窒素おじさんこと、オーバークロッカーの清水貴裕氏プロデュースの、プロ級グリス塗布に必要なツール3点をセットにしたキット「プラチナ塗名人キット for LGA1150X & 1200」。
・プラチナグリスカード (SMZ-CARD-PLT):1枚
・グリスクリーニングシート (SMZ-CLN):4袋
・グリスマスキングシール for LGA115X & 1200 (SMZ-MASK-01):4枚
以上がセットになった商品。
「プラチナグリスカード」はクレジットカード大のプラスチックのカード。CPU用サーマルグリスの塗布は、チューブからしぼり出してそのままCPUとクーラーブロックで挟み込んで伸ばすやり方や、ヘラで伸ばしてからクーラーを留めるやり方など複数あるが、ブロック中央に小豆~大豆大の大木さまかたまりを置いて挟み込むだけだと、CPUクーラーブロックの隅までグリスが行き渡らないことがある。また、ヘラで手塗りする場合は、厚すぎたりムラになったりしやすい。こういった場合、古くなったクレジットカードや使い切ったテレホンカードなどで塗る人がいるが、それらの不満を払拭したこの用途専用のカード。クレジットカードより薄く、テレホンカードより厚いという「ちょうど良い暑さ」で、しなりと塗布力のバランスが良い。
「グリスクリーニングシート」はアルコール成分を配合したグリス拭き取り用のシート。使った後の硬く乾いたグリスも上手く溶かしてくれるし、ベースとなっているシートはグリスの食いつきが良いので、アルコールで溶かしたグリスを良く吸着する。
乾かないように、弁当のお手拭きのように1枚ずつ梱包されているクリーナー
「グリスマスキングシール for LGA115X & 1200」はその名の通り、LGA115Xと1200に対応するグリス塗布用マスキングテープ。LGA115Xと1200ということは11世代以前のIntel Core i用。12世代以降はLGA1700となっているので未対応。
つまり、グリスを一律に塗る道具、抜き取る道具、綺麗に範囲を決めて塗る道具が一体となったセット。
ただ使ってみると、
・オーバークロック競技者のように頻回の塗り替えはしない
・一般人は(逸般人除く)同じ型のCPUを多数は持っていない
ということがあり、マスキングシールが結構使いづらい感じ。
これが自分でカッターナイフなどを使って、自分のCPUにあった形にシールをカットする形の「グリスマスキングシール for ALL」というべきモノがあれば良かったのだが...
それともこれは、Ryzen Threadripperというマイナー系CPUを使うひがみかしら?
塗るためのカードとグリス除去用シートは使いやすい
カードは、クレジットカードより薄く、テレホンカード(←死語?くっ...QUOカードかな)より厚い厚さによる「しなり」が良くて塗りやすい。シートはグリスの吸着が良く、マニキュア除光液(主原料ブタノール)+ティッシュより除去力に優れる
マスキングシールは「フリー」というのがあれば...
さすがにマイナーなスリッパ用を用意しろとは言わないので...
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購入金額
699円
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購入日
2020年07月26日
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購入場所
TSUKUMO
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