レビューメディア「ジグソー」

製品として成熟していないため、使用者のアイディア次第となる難しい製品

ZIGSOW特別企画「ZIGSOWレビューを読もうキャンペーン」にて、プラントミルクメーカー「P-leche(ピーレチェ)」を頂きました。

サンプル品として乾燥生大豆(炒っていない)も頂いております。

大豆だけでなく、色々と試行錯誤でトライしていこうと思います。

 

基本、お一人様向けと思われる量が作成可能です。

最大で1.5人前くらいの量になるでしょうか。

飲料以外を作る場合、2人でシェアするにしても少し物足りないくらいな量になります。

 

付属レシピは下記の通り。

  1. 豆乳
  2. プラントミルク
  3. 豆乳ポタージュ
  4. フルーツ入りプラントミルク(2の応用)
  5. フルーツジュース
  6. おもゆ・大豆入りおもゆ(ライスミルク)

動作モードは下記の通り。

  1. 加熱・刃回転(強):プラントミルクやスープなどに(約25分)
  2. 加熱・刃回転:ポタージュスープ・おもゆなどに(約25分)
  3. 加熱無・刃回転:ジュースやスムージーに(約5分)
  4. 加熱(湯沸かし):湯沸かし・温めに
  5. 粉砕:乾燥食材の粉砕に(例:炒った大豆 → きなこ、米 → 米粉、かつお節 → かつお粉、乾燥唐辛子 → 一味唐辛子)

 

付属レシピ以外では投入する水分量が一切わからないので試行錯誤になります。

付属レシピの5以外は加熱モードになるので、完成品は必ず暖かいモノになります。

 

公開されているレシピが少なすぎて、製品として成熟していないと考えられます。

現段階では使用者のアイディア次第となるため、難しい製品であると言えます。

 

この製品の強みは加熱しつつ粉砕することです。

そして素材が大きい場合は1cm角程度の大きさに加工する必要があります。

スープなど作る場合は手間になるので、これがデメリットとして作用します。

デメリット解消のためには、1cm角程度の大きさに加工したものを冷蔵庫などで大量にストックすれば時短にはなるかと思います。

その日の気分で1cm角の素材を個別にチョイスすれば良い感じにはなります。

元々そのような生活スタイルであれば適合しますが、強制的に変更させられるのも何とも言えない感じです。

 

日本市場としては、玄米を使用したライスミルクの方向性も推した方が手間が少なくてよいのではと個人的に思います。

更新: 2023/01/17
注意点

大豆イソフラボンの過剰摂取について

情報サイトで見ただけなので信憑性がわかりません。

調査しただけの結果だけ記載します。

 

昨今、大豆イソフラボンの過剰摂取により健康を害するニュースが出ております。

大豆素材や加工品の大豆含有量が違うので厳密に計算すると大変です。

簡単に説明すると1日の摂取量めやすは70mg〜75mg程度ですが、個人差はあると思います。

厚生労働省のページに大豆イソフラボンの含有量の記載があります。350gの豆腐であれば1日1丁、45gの納豆で2パックあたりを目安とすべきでしょう。

 

厚生労働省のページから拝借。

大豆100gに対して大豆イソフラボンは個体差はありますが平均140.4mgとのこと。

ピレーチェにおいては大豆20g、水280mlとした場合、1gあたり1.404mg✕20g=28.08mgの大豆イソフラボンです。

検体の最大値の207.7mgだった場合1gあたり2.077mg。

大豆20g、水280mlとした場合、1gあたり2.077mg✕20g=41.54mgの大豆イソフラボンです。

上限値の70mg〜75mgは超えませんが、300mlの豆乳を1日かけて飲むのが良いと思います。

毎食300mlの豆乳を飲んでいたら間違いなく過剰摂取になり、体内バランスが崩れて体調が悪くなると推測します。

 

まあ大豆に関わらず、偏食や過食ではなく色々なものを満遍なく標準的に食べる食生活なら、特に問題にならないと思います。

 

調査時の個人的なホンネ。

エビデンスとか情報があるにしても1998年の調査結果は古くないですかね。20年で化学調味料とかも進化してますし、製造方法の変更もあるのかと思います。

過去にヒジキの鉄分減少問題もありましたし、最低でも10年以内の情報を取り扱ってほしいものです。

更新: 2023/01/17
外観

マットホワイトでよい感じ

届いた製品

 

内容物(使い方、取扱説明書兼レシピ集、電源コード、計量カップ、洗浄用ブラシ)

 

サンプル品の乾燥生大豆

 

製品本体(表)

スイッチボタンはタッチ式です。

 

製品本体(背面)

電源プラグの差込口はハート型。3ピンのミッキー型ケーブルを差し込みます。

 

 

製品(裏)

洗浄時、こちらの穴を塞ぐのが少々面倒。洗浄時のことは後述しています。

 

フタを開けるには中央の●がズレるように、上部を左回りに回転させます。

 

実際に回転させるのは少しでよくて、その後は上方向に引っ張ると抜けます。

 

毎回思うのですが、中華製品にありがちな意味のない合格証が中に入っていました。

個人的な感覚ですが、合格しているものだけが市場へ出荷されている認識なので意味を成していないのと、シリアルナンバーやロット番号も何も無いので一層意味が無い紙だと感じます。第三者機関が検品しているのなら、まだ信用度があるとは思います。これはメーカーによる自画自賛の紙です。

さらにどうでもよい内容を深掘りすると、検査日の日付の大きさが少しずつ違います。

最初の2桁の 20 は固定、次の2桁は動的で 22、次の4桁も動的で 0915 と3回に分けて印刷?押印?されているのかと推測します。

 

内部の刃はギザギザ、微妙にギザギザの大きさが異なります。製造メーカーのノウハウがこのギザギザの刃に反映されているのかと思われます。

 

内部の水位線は300mlまでです。

 

粉砕モードを使用する場合、かたい材料、やわらかい材料の線が描かれています。

更新: 2023/01/25
やってみた

試しにやってみた(機能紹介含む)

作成順に記載していきます。

 

◆加熱豆乳(付属大豆+レシピ通り分量)

最初はP-leche(ピーレチェ)に記載しているレシピ通りに作ってみます。

 

【記載レシピ】

・プラントミルク(付属大豆を使用)

 

【材料】

・付属1カップの付属大豆(18g)

・水 300ml推移線まで(約270ml)

 

付属のカップの重さは 5g でした。

 

カップの重さを含めて、メモリを0にしてから大豆を擦切り1カップ注ぎます。

使用する豆によって重さが変わるかと思いますが、付属の大豆では 18g でした。

 

ちなみにフタを取り外した本体の重さは 1004g くらいです。水滴がついていたりすると微妙に重さが変わります。

 

1カップ分の大豆を投入。(何回か豆乳と投入が誤字る)

 

水を 300ml 推移線までいれる。

 

だいたいこんな感じ。

 

 

フタをこの位置くらいでセットする。

 

フタを手で押し込む。

 

フタを●の位置に合わせる。

 

電源コネクタを接続、電源プラグを差し込むと「ぴっ」という音がしてLEDが5つ光る。

 

「選択/キャンセル」のボタンをワンタッチする。①加熱+強粉砕モードでLEDが光る。そのまま数秒経つと「ぴっ」という音がして決定される。その後、約25分放置。

 

約25分間の出来事は下記の日記にて記載しているので省きます。

なお、動作音は一般的なミキサー・フードプロセッサーを約25分間断続的に使用するイメージです。使用する時間帯や場所を選びましょう。

 

出来上がったあと、フタを外すとこのような仕上がり。

 

愛用のリラックマグラスに注ぐとコリラックマ?に変貌した。

 

味は可もなく不可もなく豆乳。

しいて言うなら舌ざわりでしょうか。

本来おからとなる部分が混在しているので、少し気になる感じ。

市販の飲む大豆系飲料はパウダー状のおからを使用しているので特に気になりませんが、こちらの製品で生成したものは少し気になるレベル。若干粒度が荒い感じでしょうか。

でも素のおからの大きさではないので、喉に引っ掛かる感じはなくスルスルと飲めます。

 

 

◆応用レシピ①-1 おもゆ・ライスミルク(記載レシピに沿わず実施)

一般的な「10倍かゆ」のレシピとして米10gに対して水100mlという1:10の割合です。

P-leche(ピーレチェ)に記載しているレシピに沿って作ると、米20g、水は約280mlで14倍かゆが出来上がります。

「10倍かゆ」より薄い仕上がりになるので、水を減らして濃度を増すように調整してみることにしました。

とりあえず、水を減らして作れるかチャレンジです。

 

【レシピ】

・7.5倍かゆ

 

【材料】

・付属1カップの無洗米(20g)

・水 150ml

・塩昆布、梅、鮭などおかゆに適するものトッピング(今回は鮭フレークを使用)

 

②加熱+粉砕モードにて約20分。

開けるとこんな感じだった。

米粒が弾き飛ばされて上部に付着している。

 

器に入れてみた。

 

粉砕粒度はこのくらい。

 

見た目はさらっとしていそうだけどドロドロ。

味見したら・・・食べたことないけどデンプン糊・・・かな。

 

このままだと病院食なので味変する。

鮭フレークがあったので入れてみた。

少なくとも100均の鮭粥よりはおいしいと思う。主に鮭が。

 

次回への方針検討。

水を減らすと濃度が増すが、たぶん飲みにくくなる。

逆に増やすと10倍粥に近くなる。

恐らく下手に調整しない方がいいと思えた。

ライスミルクとして本来は玄米で行うべきなので、米を変えてみようと思う。決定。

玄米を買ってこよう。

 

 

◆応用レシピ①-2 おもゆ・ライスミルク(玄米を使用)

米を変えてリベンジ。

【レシピ】

・7.5倍かゆ(玄米ライスミルク)

 

【材料】

・玄米 20g

・水 150ml

・塩昆布、梅、鮭などおかゆに適するものトッピング(今回も鮭フレークを使用)

 

米が飛び散って残るのはわかっていたので、今回は刃が回っていないときに少し振ってみた。

 

無洗米でやったときより粘度があるみたい。粒度は同じくらい。

 

鮭フレークの塩味と米の甘味も相まって、とても美味しかった。

 

 

◆応用レシピ①-3 玄米ナッツおかゆ (★2023-01-25追記)

 

【レシピ】

・玄米ナッツおかゆ

 

【材料】

・玄米 30g

・水 190ml

・KALDI 燻製ベーコン風味 いぶしの3種のナッツ ランダム12粒くらい

 (アーモンド、クルミ、ピーナッツ)

・マキシマム ナチュラル スパイス 1振り

・味の素 丸鶏がらスープ 6振り

 

 

3種のナッツがブラックペッパーと程よい塩味が含まれているので、入れすぎるとしょっぱくなる。マキシマムは各種スパイスですが減塩のものです。全体の味を調和させる鶏ガラスープは若干控えめにして、仕上がり後の塩味を想像しながら調整する。

なんとなくこのくらいだろうという、自炊スキルが要求されます。

 

全材料を投入してスイッチオン。

ポイントとしては製品の完成音がする前に電源を意図的に抜く。

25分くらいかかるなら18~20分くらいでミキサーが動作してないときに抜く。

すると若干米の粒が残る状態になるので、おかゆに近くなる。

 

味は申し分ない。

人に振る舞っても問題ないレベルの味だと思うし、完全に食事としても成立する。

仕上げにゴマ油を加えても良いかと思った。

 

玄米による食物繊維やビタミン・ミネラル、ナッツにオメガ3系脂肪酸を摂取出来るので健康に良さそうだ。

これに大豆を入れるとタンパク質が加わるのですが、風味が変わるので少し悩みます。

 

玄米(1膳「160g」)のカロリーは264kcalとのこと。

茶碗1杯(中盛り)のごはんは、お米(精米)だと約65gになるとのこと。

今回使用した玄米は30gで白米の場合の半分とすると1膳分の半分のカロリー、約130kcalとしてみよう。

ナッツはアーモンド1粒のカロリーは6.08kcal、クルミに1粒(4g程度)で約27kcal、ピーナッツ一粒当たり約6Kcalとの情報がある。

平均化して約13kcalとしてそれを12粒くらいで156kcalとなる。

調味料のカロリーは一旦除外しますが、玄米分130kcal+ナッツ分156kcalで計286kcalでしょうか。

玄米(1膳「160g」)のカロリーより若干多いくらいなので、現状の玄米分量30gは妥当かもしれない。

 

 

 

◆応用レシピ②(付属レシピ記載外):おぼろ豆腐

 

おぼろ豆腐は豆乳ににがりを加え、完全に固まらないうちにすくい上げたものです。

完全に固める豆腐は温度調節がとても難しいものです。初心者が大雑把に作業すると「おぼろ豆腐」になるため初心者向けともいえます。

とはいえ、大豆とニガリの味がダイレクトに伝わるので濃厚なのはもちろん、余計な雑味が入るので癖が出やすいモノともいえます。

 

【材料】

・大豆 20g

・水 150ml

・にがり 2ml + にがりを希薄させる水 10ml

 

★2022-01-23追記

結論を書こう!「ゲロ不味だった!」

敗因は、やはり温度管理の難しさと、おからの部分。

食物繊維として不純物があると、固まる部分が不均一になる。

素材はなんでもよいから濾して「おから」を取り除かないといけないのだと思う。

 

素材を投入して①モードで豆乳を作る。

完成時の温度は85.1℃だった。

 

場所によって温度が変わるため、鍋に移す。

そして火をかけて75℃付近になるように調整。

 

ニガリを入れて数回かき混ぜる。

少し固まってきたなと感じたら火を止めて鍋にフタをして保温させる。

丁度よいフタが無かったのでアルミホイルで代用した。

 

放置して15分くらい。

器に入れた状態。

 

この段階で出ている汁が豆乳と余分なニガリとなる。

この汁が苦いとニガリが過剰だったことがわかるらしい。

どうも苦いので過剰だったっぽい?というより「にがり 2ml」という微調整が難しい。

 

醤油を入れて食したが、冒頭で述べた通りゲロ不味でした。

涙目になりながら一応全部食べた。

昔の人は試行錯誤を繰り返して完成させたのだなぁ。凄いなぁと改めて思いました。

 

★次回も失敗したときが恐ろしいため、後日リベンジするか不明(やるならおからは取り除きます)

 

 

◆応用レシピ③(付属レシピ記載外):自家製豆腐花

寒天を用意すれば自家製豆腐花(スイーツ)が作れる。甘味材料はお好みで。

他力本願ですが、クックパッドを見ると応用レシピとしてそのまま使えるかと考えました。

参考サイト(レシピ):スゴイダイズの豆腐花 by ゆうびしん

 

★後日実施予定(やるならおからは取り除きます)

 

 

◆粉砕モード コーヒー豆

 「かたい」ラインまでコーヒー豆を入れて粉砕。コーヒー豆(粉)を精製します。

 

★後日実施予定

更新: 2023/01/25
使用感

使用後のお手入れなど

大豆を加熱モードで処理すると、以下のように成分が内部に付着します。(大豆だとタンパク質か炭水化物でしょうか)

ハート型の電源プラグ(ミッキー型プラグ)を必ず抜いて、なるべく本体外側表面に水をつけないように、内部に水を入れます。軽く濯いでから再度水を入れます。

中性洗剤を数滴垂らして付属のブラシでゴシゴシして、汚れを落とします。

目視で内部表面の汚れが落ちたと確認出来たら、予備洗浄として熱湯洗浄します。

本体外側に付着した水滴などは事前に除去し、300 ml の水位まで水を入れる。この時に中性洗剤は入れてはいけないとのこと(更にこの状態で5~10分程置いたままにすると効果的とのこと)

フタをして●に合わせます。ハート型の電源プラグを差し込み、「選択/キャンセル」ボタンを3秒長押しすると洗浄モードが選択され2つのLEDが点灯します。

10分くらいかかりますが、完了後には入れた水が70~80℃くらいのお湯になっています。

ハート型の電源プラグを抜いて、フタを外して、お湯を適切に捨てて、自然乾燥させます。

ここまでが一連のお手入れの流れ。

最後の予備洗浄はやらなくてもよいかもしれないが、やらないことで前回使用時のニオイが残る恐れがある。

 

★2023-01-23追記

ハート型の電源プラグについて他社品と互換性あるかどうか試してみた。

 

家に転がっていたミッキー型ケーブル。

 

問題なく挿しこめて、電源が入ることが確認できました。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2023年01月11日

  • 購入場所

    ZIGSOWレビューを読もうキャンペーン

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