この製品を含め格安販売されている抗原検査キットは、医療用として認可されたものでは無く、研究用と称して売られる、言い方はよくありませんが粗悪品です。

実際、他の製品ではありますが、同じく研究用と称して売られている抗原検査キットでは、集団感染した会社で試しに皆で使ってみたところ、なんとほぼ全員が陰性という表示になってしまったという笑えない話もあります。

従ってこのキットで陰性と表示されたとしても確実ではありません。不安がある場合にはきちんとした医療用の検査キットを使って調べるべきでしょう。今回はあくまでほぼ間違いなく感染していないだろうという状況で、それに対する裏付けの一要素としてだけ活用しています。

こちらが検査キット本体です。使う直前にアルミ包装から出してくるのが確実です。

「S」と印刷された横に窪みがありますので、先に作成した検体を1分ほどおいてからここに2～3滴程度垂らします。

写真は検体の滴下から約18分経過した状態です。

「C」と印刷された横に赤いラインが1本だけ出ていますが、これは陰性として正しく測定された状態を表しています。

これが陽性だった場合には「C」だけではなく「T」の横にも赤いラインが表示され、ラインが2本となります。なお、20分待ってもこのようなラインが表示されなかったり、ラインが「T」の横またはそれよりも下である場合には、測定失敗ということだそうです。

ということで、少なくともこのキットで判断する限りは私は陰性判定で、やはりというべきか親も同様でした。決して精度の高い検査法ではありませんが、「ひょっとしたら」程度の不安があるときにこの類のキットで陰性判定することで、気休め程度の安心は得られるでしょう。

なお、前述の通りここ最近は急速に価格が下がってきていますので、ネタとして買ったりお守り代わりに買うのであれば悪くはないでしょう。ただ、本当に不安があるときには薬局等で扱っている医療用に認証を受けたもので検査するようにしてください。