いま使っているデスクチェアーはErgohuman Pro ottoman。
腰のホールドが良く、深く腰掛けると腰痛持ちの自分も快適。
メッシュの座面の椅子は、以前生家で使っていたものの経年変化が大きく、耐久性なども心配だったが、全く問題なく、実家と違って猫もいない環境なので、外観上もボロくなることもなく、今も快適に使えている。
一点を除き。
それはキャスター。
元々、すごく滑りが良い、と言うほどではなかったが、長年の使用でさらに痛んできた。
借家のため、床を傷めないようにクッションフロアシートを敷いているのもあって、キャスターが食い込んで負荷がかかるのがよくないのか、ついにキャスター1個の再外周が割れて外れてしまった。
割れてしまった純正キャスター(いわゆる「タイヤ」部分が外れて「ホイール」むき出し)
Ergohumanの純正キャスターは、消耗品として別売されているが、ばら売りはされておらず、5個セットで6,000円以上するので、結構お高い。
元々デスクチェアー自体中古で手に入れたので、多少はヘタりもあったのかもしれないが、同封されていた購入証明の日付からは、入手日までさほど経っておらず、それを考えると純正の滑りは最初から「最高」とは言いがたいものだった(これは当時のレビューにも書いている)。
そこで今回別のものを試してみることにした。
キャスターは5個ひと組(純正とは「高さ」が違うので、全交換が必要)
Amazonで「滑りが良い(むしろ滑りすぎ)」の評価があるCOSYLANDのキャスター。別売キャスターでよくあるタイプは、純正同様、やや小さめの径で、「タイヤ」に相当する部分が二重になっているものだが、このCOSYLANDのは、大径のタイヤが1つついているタイプ。また、タイヤ断面もやや尖っていて、転がり抵抗が少なそう。
良品中古を見つけたので、純正のキャスター1つ相当の価格で5個入りセットが入手できたこともあり、試してみることにした(どのみちキャスターの「高さ」が違うので、一つだけ換えることはできないが)。
交換は、古いのを力づくで抜き取り、代わりにパチンと言うまで差し込むだけ。
使ってみると
・タイヤの滑り(回転)は素晴らしい
・タイヤが尖っているので、クッションフロアへの食い込みはむしろ強い
・チェアーを方向転換させるのは、「引っかかる」場合が多く、取り回しはかなり悪い
という感じ。
オフィスチェアーのキャスターは、「どちらの方向にも行けるように」タイヤのついている構造自体が回転する仕組みがあるが、そちらの反応性が極めて悪い。一旦「動かす方向が決まって転がり始めると」Ergohuman純正を大きく上回る転がりのスムーズさでよく動く。しかし、しっかり座るためにチェアーを一度後ろに下げ、デスクの下に足を入れるべく前に行こうというケースなどで、方向転換しようとすると、上手く動かないことが多い。
これは、構造的には納得がいく。元々のErgohuman純正に比べて、COSYLANDのはタイヤの接地面が小さく、尖った形状で、大径なので、転がすのに力が要らず、転がり始めても抵抗が少ない。一方、Ergohumanのに比べると「イスに取り付ける心棒とタイヤの軸のズレが少なく、タイヤ部分がくるりと回りづらい(テコの原理が働きづらい)」構造。また、タイヤの形状も尖っているので、クッションフロアに「埋まって」しまい、それもタイヤ取り付け部分の回転を妨げる。このため、「方向転換」が上手くいかず、「引っかかる」感じになることが多いわけ。
この取り付け軸とタイヤの軸のズレが少ないと、方向を換えるときに大きな力が要る(はず)
純正は二重タイヤで接地面が平らなので、均等に圧力がかかるが...
もう少し、取り付ける心棒とタイヤの軸のズレを大きく設計してくれると、タイヤの方向が簡単に変わって、チェアーの動きがスムーズになるはずなのだが。
ただ、方向転換時に直接180°ターンをするのではなく、少しひねるような動きを入れるとキチンと回頭するので、その気遣いをすれば良い感じかな。
あと、タイヤが食い込まない硬い床なら、もっと上手く動くかも。
ちょっと快適に使うには、クセがあるキャスターです。
転がりは優秀、方向転換は苦手
タイヤの回転方向の回頭性を高めるには、イスに差し込む心棒と、車輪部分の心棒の位置の「ズレ」をもう少し大きくした方が良い感じ。
せっかく車輪部分の滑り(転がり)が良いのに、それを実感できる時間が短い。
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購入金額
1,400円
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購入日
2022年06月15日
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購入場所
メルカリ
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