発振安定性がピカイチで、まず発振はしないでしょう。

JFet入力なので入力バイアスも小さく、安いのでいろいろなところに使用できる懐に優しいオペアンプになっています。

このTL072は実は以前レビューしたTL082とほぼ同じ性能でありながら、銅貨4.5g2枚分削りとったすごいオペアンプです。

新日本無線/日清紡マイクロデバイセスからも同じ？回路のNJM072Dがありますが、あちらは50yen。

日本製より安いってやばくね...?

電圧利得が120dBあったりスルーレートが16V/usあったり結構高性能に見えますが、データシートを見るとその考えは打ち砕かれます。

THD=0.01%、Vos=3mV@typ.、Vno=15nV/√Hz

だいぶ萎えます。

等価回路図を見る限り、300Ωほど出力抵抗が内蔵されているようです。

出力電流制限だとは思いますが、これのせいで大電流を取り出そうと(イヤホン等の駆動)すると音が思いっきり歪みます。

なるべく出力電流を小さくしたほうがよさそうです。