レビューメディア「ジグソー」

着実な進歩を感じたPC

DELLの16インチノートPC、Inspiron 16 (5625)です。

2022年6月現在、公式販売ページには「New Inspiron 16 AMD」と表示されています。

購入したモデルはAMD Ryzen 5 5625U、メモリ8GB、指紋認証付きです。

 

公式ページ

https://www.dell.com/ja-jp/shop/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%A82-in-1-pc/inspiron-16-5625-laptop/spd/inspiron-16-5625-laptop

公式サポートページ

https://www.dell.com/support/home/ja-jp/product-support/product/inspiron-16-5625-laptop/overview

 

選定のポイントは、価格対性能比(コストパフォーマンス)が良いこと、据え置きで使うため画面が大きいこと、広視野角ディスプレイであること、生体認証があることです。

DVDやBDといった光学ドライブは使うことがほぼなかったのでなくても良しとしました。

以前使っていたPCはタッチパネル対応でしたが、今回は諦めました。

更新: 2022/06/27
仕様と特徴

縦に少し長い16:10の液晶ディスプレイ

本製品最大の特徴は液晶ディスプレイの縦横比が16:10であることです。

縦に長いことにより、ウェブサイトの閲覧でもスクロール量が少なくて済みます。

一方、動画を流しっぱなしにする用途には向きません。一般的な動画は16:9なので上下に黒帯が出て、表示範囲が狭くなります。

 

解像度はFHD+ (1920x1200) です。昔はWUXGAとも表記されていました。

一般的なフルHD(1920x1080)から縦に1割ほど増えています。

 

「広視野角 ディスプレイ」(WVA)とあるように、横から見ても色変化は少ないです。

また、表面はつや消し(ノングレア)になっており、外光や照明の反射に強いです。

目視での確認ですが、最大輝度(明るさ)はそこまで明るくなく、色域もそこまで広くはないようです。

 

「ComfortView」と書かれたディスプレイのその他のスペックは、リフレッシュレート60Hz、輝度250nit、色域 45% NTSC、コントラスト比1000:1、レスポンスタイム30msです。

手元の個体はデバイスマネージャで「AUO291C」と表示されていました。

 

ディスプレイ上部のカメラ部分には、物理的なプライバシーシャッターが付いています。

更新: 2022/06/24

テンキーの無いキーボード、生まれたスペースにスピーカー

キーボードはテンキーがありません。

そのぶんディスプレイの真ん中でタイプできるという利点があります。

近ごろのノートPCらしく、ストローク(押し込み幅)は小さく、小さな力で入力できます。

CapsLockには小さいLEDが装着されています。

Fn+Escを押すと、ファンクションキーとワンタッチキーの切り替えをすることができます。

キーボードにはバックライトが点いており、ちょっとオシャレです。

 

キーボードの右上は電源ボタン兼、指紋認証です。

指を置くだけでログインしてくれるので、パスワードを打つ手間が無くなりとても楽です。

指は滑らすよりも置くだけのほうが認識率が高い感じがします。

手元の個体はデバイスマネージャで「Goodix MOC Fingerprint」と表示されていました。

 

テンキーを無くしたスペースにスピーカーが付いています。

音が良いというほどではないですが、人の話し声などは十分に良く聞こえます。

また、プリインストールされている「WavesのMaxxAudio Pro-スピーカーとマイクのオーディオコントロールとNx 3Dサウンド」という音質補正ソフトで、少し音質を変えることができます。

電源の状態やドライブの状態を示すアクセスランプは無いようです。

更新: 2022/06/27

4KモニタはできればUSB Type-Cで接続したい

USB Type-CはDP(DisplayPort)Alternative Modeと、USB PD(Power Delivery)に対応しています。

Philips 279E1EW/11に接続したところ、3840x2160 60Hz(4K60p)10bitで出力することができていました。

一方、HDMIは、3840x2160 30Hz(4K30p)8bitの出力となりました。(仕様書通りVer 1.4のようです)

4K出力したい場合はできればUSB Type-Cを使うほうが良いでしょう。

USB PDは、279E1EW/11付属の両端USB Type-Cケーブルを使用して確認しました。

279E1EW/11(15W)に接続したところ電源が供給されている様子でした。

その際、PC本体からシュルシュルとしてコイル鳴きのような音が聞こえました。

Anker PowerPort I PDのUSB Type-Cに接続したところ、全く電源が供給されませんでした。

付属のACアダプタは比較的小型で、寸法は10.8x2.8x4.7cmです。

AC側のケーブルは少し太く短めの80cmでした。

ACアダプタで接続したときはコイルなきのような音はありませんでした。

 

その他のコネクタはUSB 3.2 Gen 1のUSB Standard-Aが左右に1つずつあります。

 

フルサイズのSDカードスロットも右側に1つあります。速度はあまり速くありません。

およそ40MB/sで速度が頭打ちになりました。カードリーダーとして、USB2.0で接続されているようです。

無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応です。デバイスマネージャでの表示名は「MediaTek MT7921」で、Bluetooth 5.2にも対応しています。

更新: 2022/06/27
使用感

6年前のCeleronとは比較にすらならない早さ。メモリは16GBのほうが良かったかも

AMD Ryzen 5 5625Uは2022年6月現在のラインナップでは中間に位置するモデルです。

それでも、PCの立ち上げやWindows Updateにかかる時間が段違いに早いことが体感できました。

6年前のCeleronとは比較になりません。

 

メモリは8GBです。

Windows 11は立ち上げ時から60%ほど使用するようです。

Google Mapsなどを使うとすぐに80%ほどの使用率になるので、たくさんアプリを立ち上げる用途で使う場合は、16GBモデルを選ぶ方が良いでしょう。

 

SSDは256GBです。インストールし、アップデートが一通り終わった段階で空き容量は約155GBありました。手元の個体のデバイスマネージャでの表示名は、「BC711 NVMe SK hynix 256GB」でした。

 

バッテリーの充電制御はDELLのソフトから変更できます。充電を80%で止めるという設定も可能です。

 

ファンは普段止まっており、負荷が少し高まると回る感触です。

バッテリーで動かしていると回る頻度が減る感じです。

音はシャーという感じの音です。止まっている時と回っている時がはっきり分かるので、気になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そのほかにプリインストールされていたのはマカフィーぐらいでした。

 

PCに指紋認証があると楽であることがよく分かりましたし、アプリケーションの立ち上げで待つ感覚がほとんどなくなりました。

6年分の変化が実感できるPCです。 

  • 購入金額

    56,195円

  • 購入日

    2022年06月18日

  • 購入場所

    DELL

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