レビューメディア「ジグソー」

NAS用にサーバー/ワークステーション用マザーボードを選定

下記のNASのマザーボードが故障した模様。

メモリ外したり、CMOSクリアしてみたり、電源ユニットを変えてもディスプレイが映らない。

しかし電源入ってCPUファンは回り続けるける。

CPUが壊れた可能性もあるが、交換部品がないから試せない。

交換部品買っても無駄に時間を費やすことになるので、マザーボードから変えてしまおうと決断。

 

前に間違えてDDR4のRDIMM ECCな16GBメモリ2つを購入してしまったため、使用可能なマザーボードを探しました。

Supermicroなどのメーカ候補としてありましたが、やはり値段が・・・。

NASのマザーボードもASRockだったので、同じメーカーにすることにしました。

24時間稼働となると、やはりサーバー用だったりワークステーション用のマザーボードが安心です。

本当は同じ値段くらいの D1622D4I の方にしたかったが、国内在庫がない。海外も無さそう。

早急にNASを復旧させなければならないので、仕方なく在庫がある D1521 の方にしました。

 

Intel® Xeon® D1521 という CPU が搭載済みのものです。

Broadwell(第5世代)コアベースですが、Atom Cシリーズの後継製品とのこと。

以前のマザーボードではHaswell(第4世代)だったので1世代上がったことになる。

2.40 GHzベースで、ターボブースト時で2.70 GHz。

4コア8スレッド。NASとしては十分。

VT-dやVT-xも可能なので仮想化運用も万全。

 

BMCが搭載されているため、遠隔操作が可能なようです。

これでNASには下記が不要になりました。

ASRockのBMCは初めてなので、ちょっと楽しみ。 

 

M.2を使えるようになったため、新しく購入してキャッシュ用として使ってみたいと思う。

更新: 2022/06/16
外観

必要最低限は入っている

<パッケージ>

 

<同梱物>

 マザーボード本体

 I/Oパネル

 説明書、保証書、ドライバー等CD

 SAS-SATA変換ケーブル x1

 SATAケーブル x2

 ネジ(M.2用?) x2

 

 

SAS-SATA変換ケーブルが同梱されているため、別途購入は不要。

SAS-SAS接続の場合は用意が必要です。

更新: 2022/06/16
しばらく使ってどうか

CPUの熱が・・・

◆システム移行

とりあえず、旧NASで使用していた SSD を Linux の dd にてクローンする。

新しいSSDにて旧データを引き継いで再スタートさせる。

 

想定通り HDD は問題なく認識された。

ソフトウェアRAIDの構成情報は問題なく認識されエラーは一切無し。

その後のLVM構成も問題無し。

 

ソフトウェアRAIDのいいところって、ハードウェア変更があっても関係無いところだよね。

ストレージがOSレベルで従来通りに認識していれば、問題が出ることがない。(BIOSでストレージの認識順番は合わせる必要はあるが・・・)

OSバージョンアップによりソフトウェアRAIDもバージョンアップすることもあるが、テストバージョンでなければ基本的に動作する。

ハードウェアRAIDだとOSの対応カーネルバージョンが固定されてしまう(最新OSにドライバが対応していない、依存関係が強いなど)から、気軽にOSバージョンアップ出来ないのです。

 

ネットワークのインターフェース名が変わったため、その対応だけ変更を行った。

 

結果的には特に大きな問題無く、システムの移行作業が完了した。

 

マザーボード変更したことで、SATA2.0とSATA3.0の混合でRAIDストレージのアクセスをしていたが、感覚的にアクセスが早くなったような気がする。

Teratermによる接続時の応答も若干早くなった気がする。

 

数日連続稼働させていて気が付いたが、CPUの温度が高いようだ。

自室にて55~65℃くらいの推移を保っている。

CPUヒートシンクが大したことないのとファンが小さいため少しうるさい。

本当はCPUクーラーを変更出来ればよいのだが、ソケットFCBGA1667対応のものがなさそう。

仕方ないので、PCケース背面にファンを追加して外部から内部への方向に風を送ってPC内部の熱を強制的に落とすことにした。

PC内部の熱をひたすらCPUに対して吹き付けるより外気の低い温度を取り入れて冷やす方針です。

内部の熱はエアフローも含め上昇して自然に抜けるのを待たせることにする。

 

しばらく自室で運用させて様子を見ていたが、安定したようなので浴室上スペースのメンテナンスエリアへ移動させることにする。

メンテナンスエリアは無風空間ではあるが、風呂の換気扇を回すと風の流れが出来るようになる。

必要であればメンテナンスエリアの室温に応じて換気扇を自動で回すことも可能である。

換気扇はリモコン操作が可能なので、メンテナンスエリアの温度を読み取って赤外線リモコン操作にてON/OFFをすればよい。

ビバ、スマートホーム化。

 

なお、メンテナンスエリアにはLAN接続可能な設備は無かったが、5年かけてコツコツと壁中配線したりコンセント周りの拡張したりして家設備の拡張を行いました。

持ち家だから可能なことですね。

 

 

◆BMCについて 

マザーボードが少し古いせいか、搭載されているBMCが古いように感じる。

まず、こちらはJavaアプレットによるコンソール操作となります。

Javaアプレットというのは Java 8 までのものです。現在 Javaバージョン は 18 です。

Javaアプレットのプログラムをブラウザからダウンロードしてそれを実行することになります。

んで、Windowsの対応ブラウザはIEのみという。

IEは2022年6月16日にサポート終了します。以降はEdgeのIEモードにて動作させる必要があります。

 

つまり要約すると下記問題があります。

・Java 8 という古いものを使う必要があり、BMCを使用するPCにインストールしなければならない。

・IEという古いブラウザを利用せねばならない。代替としてEdgeで利用可能だがIEモードの切り替えが面倒。

 

有償ライセンス によってアップデートサポートはあるかもしれないが、無償ライセンスでのアップデート提供はなさそうです。

 

EdgeのIEモードでアクセスしたトップ画面です。

初期状態だと admin / admin でログイン出来る模様。

 

ダッシュボードは簡素な感じはします。

下部左のLaunchボタンを押すとJavaアプレットのダウンロードが行われます。

 

ポップアップでこのように表示されます。このままファイルを開くでよいと思います。

 

このようにディスプレイに繋いだかのような画面でそのまま操作が可能です。

 

BMC用のIPアドレスとNASのIPアドレスは別物です。

なのでNASのネットワークが切れていてもBMC側のネットワークが繋がっていれば遠隔操作が可能になります。

OS起動時にエラーが発生し、シングルユーザーモードでの起動となってしまっても、BMCによる遠隔操作で問題解決を行うことが可能となります。

また、電源操作が可能なので電源入れたりリセットも可能です。

BIOS画面の操作も可能です。

  • 購入金額

    64,625円

  • 購入日

    2022年06月09日

  • 購入場所

    イートレンドオンラインショップ

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